寄藤文平さんのイラストも素敵な建築の本を今回は紹介しておきたいと思います。『 住まいの解剖図鑑 』(増田奏著 エクスナレッジ刊)がその本で、著者によると住宅設計を学ぶ建築系の学生に向けて学生たちが必ず誤りを犯す初歩の初歩に注意を呼びかけるために作り始めたのが、住宅の設計実務者からこれから自宅を建てようとしている一般の人までおせっかいにも対象を広げているうちに「解剖図鑑」になってしまったとのこと。 私は独り者で今のところ家を建てる予定もなければそういう趣味もないのですが、見ているだけでも楽しい本です。住宅を形作るものたちにはそうであるためのわけがあるということで、そこの定石を振り返ることで新しい発想や自分で家を建てたりする際の判断基準の参考にもなる本です。私のほうでは階段の項目で階段は「降りること」から発想したほうがよいとか、キッチンは料理の手順を意識して設計すべし、とか和室は隣の部屋との関
ボールペンは進化している。はやりもあるのだろうが、メーカー各社が滑らかな書き味のボールペンを競って発売している。ボールペンの部品の製造方法やペン先の構造などについて特許(机上付属具)が取得されていて、つまり、ボールペンは各社の技術の結晶でありその凌ぎ合いで進化しているのである。 今回ご紹介するのはゼブラの「スラリ」である。 ボールペンは技術の結晶であるから、三菱鉛筆、パイロット、ゼブラ、ぺんてるなど製造できるメーカーは限られている。メーカーによって、その成り立ちが違うからボールペンの書き味が目指すところも違うと思っている。 三菱鉛筆は鉛筆の書き味を理想とし、パイロットは万年筆、ではゼブラはつけペンのペン先を作っていたメーカーであるからそれを目指しているのではないかと勝手に思っている。「つきささるようなカリカリ感」。ゼブラのボールペンの第一印象である。 メーカーとしては三菱鉛筆、パイロットに
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