蚊減らしの尖兵 。 英Oxitec(オキシテック)社が開発した遺伝子組み換え蚊(GMO蚊)「OX5034」 が米環境庁(EPA)の認可を取得し、いよいよフロリダ州と並んでカリフォルニア州の一部地域でも野に放たれることになりました。 噛まない蚊だけになるメカニズムこの蚊はネッタイシマカ(Aedes aegypti、写真)のオスに操作を加えたもの。このオスと天然のメスが交配して生まれたメスの幼虫は、成虫になれず死んでしまうよう、遺伝子に細工がしてあります。人間の生き血を吸うのは産卵前の栄養補給が必要なメスだけなので、このオスが広まれば、もう蚊に噛まれて病気をうつされることもなくなるってなわけです。 認可の内容昨年、EPAと自治体の許可を得て行なったフロリダの実証実験では、フロリダキーズ諸島蚊駆除区と協業し、州内一部地域で数百万匹の遺伝子操作蚊を放ちました。今回はフロリダの実験を継続しながらカリ