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"平坂 寛"の検索結果201 - 240 件 / 240件

  • 巨大ミミズ!『ヤンバルフトミミズ』を探せ!

    日本最大の甲虫!ヤンバルテナガコガネ 日本最大のシダ植物!ヒカゲヘゴ 日本最大の淡水エビ!コンジンテナガエビ 日本最大のムカデ!リュウジンオオムカデ……といった具合だ。 いずれもその迫力から自然好きからは人気が高く、メディアで取り上げられることも多い。 コンジンテナガエビ リュウジンオオムカデ だがもうひとつ、やんばるには人目につきにくくSNSでも映えにくいタイプの巨大生物がいる。ミミズだ!! その名も『ヤンバルフトミミズ』! というわけで今回は巨大ミミズを探す旅に出るぞー。 わずかな記憶を頼りに… とはいえ、実をいうと今回のターゲットであるヤンバルフトミミズを、僕はすでに何度か見たことがあるのだ。 何か別の生物を探している折に「やんばるでぶっといミミズを見かけた」記憶は複数ある。 ただ、そんなものを目撃しておきながら「『どこかで見かけた』と流すのはおかしい、SNSで報告してバズりの洗礼を

      巨大ミミズ!『ヤンバルフトミミズ』を探せ!
    • テングビワハゴロモという虫はライチ味あらためピーナッツ味

      東南アジアにテングビワハゴロモという虫がいる。その名の通りテングの鼻のように長く伸びた頭部が特徴的で、その奇抜な容姿から古今に渡って虫好きの間ではたいへん名の知れた昆虫である。 数年前、僕は昆虫マニアの友人を通じてこのテングビワハゴロモについて奇妙な噂を耳にした。なんとこの虫、ライチの味がするというのだ。嘘だろ。食べて確認してくるわ。

        テングビワハゴロモという虫はライチ味あらためピーナッツ味
      • 高温・有毒のオナラを浴びてきた

        「ヘッピリムシ」と呼ばれる虫がいる。漢字で書くと屁っぴり虫。ヘップリムシとも言う。かっこよく言うと屁こきBUG。読んで字のごとく、外敵に襲われると悪臭を伴うガスをオナラのように噴き出す虫たちの俗称である。 そして、その中にとびきり凄まじい屁をヒる猛者がいる。奴の名は「ミイデラゴミムシ」。キング・オブ・ヘッピリムシだ。

        • 超きれいなカメムシ「ナナホシキンカメムシ」を探せ

          沖縄と聞くと、まず色とりどりのサンゴや熱帯魚をイメージする人も少なくないと思う。 だが、沖縄において色とりどりの生物が暮らしているのは何も海の中には限らない。陸上にもトロピカルでカラフルな昆虫が溢れている。しかも、その中でもぶっちぎりの華やかさを誇る虫はなんとタマムシでも蝶でもなく、あの「カメムシ」なのだ。

          • 巨大アナゴ「ダイナンアナゴ」をおいしく食べたい

            東京湾のあちこちで巨大なアナゴが頻繁に釣れる。 以前に当サイトでもこの魚を蒲焼きにして食べてみたのだが、その仕上がりは一般的にイメージされるアナゴのそれとは似つかず、残念ながら素材の特性を生かして食べることができなかった。 だが、僕はその失敗を経て後、マアナゴの代わりとしてではなく、巨大アナゴらしさを尊重して食べる方法を少しずつ研究してきたのだ。

              巨大アナゴ「ダイナンアナゴ」をおいしく食べたい
            • 沖縄には灰色のテントウムシがいる

              10年近く前、初めて沖縄を訪れた際に灰色のテントウムシを見かけた。テントウムシといえば赤や橙色の派手な出で立ちの虫だというイメージが強かったのでとても驚いたのを覚えている。もう一度見てみたいとふと思いたち、梅雨の沖縄に出かけた。

              • バナナみたいな珍魚『クララ(ウォーキングキャットフィッシュ)』を捕って食べる

                今を遡ること10年ほど昔。沖縄の大学に入学してまもない頃に僕は「琉球列島の魚類」というテーマの講義を受けた。 そこでとても不思議な魚に出会った。「クララ」というナマズの一種である。

                  バナナみたいな珍魚『クララ(ウォーキングキャットフィッシュ)』を捕って食べる
                • 超でかいカニ「タスマニアンキングクラブ」を買って食べる :: デイリーポータルZ

                  オーストラリアはタスマニア島沖では深海性の巨大なカニが採れる。その名もタスマニアンキングクラブ。和名はタスマニアオオガニ。とにかくデカいのが最大の特徴だが、味もいいし食べ応えがある。食べたくなったのでタスマニア島で買ってきた。 世界最大級のカニ 一般的に世界最大のカニは駿河湾などで漁獲されるタカアシガニのことを指す。 世界最大のカニ、タカアシガニ。長い脚に比べて胴体やハサミは小ぶり(と言っても相当デカいが)で、巨大なクモを思わせる体型。 タスマニアンキングクラブもそのタカアシガニに次ぐ世界最大級のカニとして知られるが、タカアシくんとはデカさの質がちょっと違う。タカアシガニが小さなボディに長い脚を備えたモデル体型なのに対してタスマニアンキングクラブはゴリゴリマッチョなプロレスラー体型なのである。 数年前にテレビの企画でこれを捕まえて食べる機会に恵まれたのだが、実に美味かった。 タスマニアンキ

                    超でかいカニ「タスマニアンキングクラブ」を買って食べる :: デイリーポータルZ
                  • はげます会ログイン/会員登録

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                    • よだれかけごはん

                      よだれかけごはんを作って食べたのだ。 それは紛れもない事実。ウソでも大げさでもまぎらわしくもない。 まあ、詳しいことは読んでくれたらわかる。

                        よだれかけごはん
                      • 東京都心で一日に何種類の生き物に出会えるか

                        「自然が少ない」と言われがちな東京だが、本当にそうなのだろうか。確かに奥多摩など一部の恵まれた地域を除けば、都心部は確かに里山や原生林が残っている地方より生きものの種類は少ないに違いない。 かといっていくら大都会とは言え、「カラスにネズミにハエしかいない」なんてことはないだろう。よくよく目を凝らして探せば案外たくさんの生き物に出会えるかもしれない。 一日(24時間)で見つけた種数をカウントしてみた。

                        • 昆虫界最強?グンタイアリに咬まれてみる (南米 ガイアナ共和国) |

                          平坂 寛 「五感を通じて生物を知る」をモットーに各地で珍生物を捕獲しているライター。 生物の面白さを人々に伝え、深く学ぶきっかけとなる文章を書くことを目指す。 著書:「外来魚のレシピ〜捕って、さばいて、食ってみた〜」「深海魚のレシピ〜釣って、拾って、食ってみた〜」(ともに地人書館) 「喰ったらヤバいいきもの」(主婦と生活社) アマゾンは危険な生き物の宝庫である。 水中にはピラニアにデンキウナギ、カンディル、淡水エイ、そしてワニ。 陸上にはアナコンダ、ジャガー、サソリ、ドクシボグモ…。 恐ろしくも、心惹かれるアンタッチャブルたち。 そんな彼らに出会うべく、僕は南米北部に位置するガイアナ共和国の密林へと足を踏み入れた。 日本とは比較にならない密度で危険が潜む、アマゾンの熱帯雨林。 そして無事に様々な危険生物との邂逅を果たし、意気揚々と奥地から引き上げる道中。中継地点として立ち寄った村で、思いが

                            昆虫界最強?グンタイアリに咬まれてみる (南米 ガイアナ共和国) |
                          • 川のムール貝?「カワヒバリガイ」を食べる

                            カワヒバリガイというムール貝によく似た中国原産の淡水産二枚貝がいる。 姿食用にするという話は聞かないが、姿が似ているならきっと味だってよく似ておいしいに違いない。

                            • 観て、触って、深海魚を学ぼう!「戸田深海魚大学」を受講してきた

                              2017年3月12日(日)に静岡県は戸田の街でとあるイベントが開催された。 その名も「戸田深海魚大学」。 深海魚に造詣の深い著名人らを招き、トークセッションや深海鮫の解剖などを通じて深海の神秘を学べるというなかなか画期的なものである。 これはおもしろそうだ。深海魚の魅力を学ぶべく特別講義に出席してきた。 ※この記事は、生物採集の専門サイト「Monsters Pro Shop 」の記事を一般向けにリライトしたものです。

                                観て、触って、深海魚を学ぼう!「戸田深海魚大学」を受講してきた
                              • 北海道で一足先にセミ捕り

                                初夏の北海道へ行った。十勝で雪が降っていた。寒かった。ダウンを着込んだ。でもセミはもう鳴いていた。 言いたいことは色々あるが、男児たるものそこにセミがいるなら捕るまでである。本州のみんなより一足先にセミ捕りを楽しむことにした。

                                • オタマジャクシは降っているのか in 加賀

                                  2011年6月8日 加賀市の路上で20匹のオタマジャクシが死んでいるのが見つかった。 こちらの新聞記事では空から落ちてきた可能性を示唆している。 今年もオタマジャクシが降ったのだ。 水の中の生き物が突如町中に降り注ぐという非日常的フェノメノン。 当サイト、デイリーポータルZでも過去三度にわたってその謎を追ってきた。(こちらとこちらとこちらの記事) 今回の降玉現場(デイリーポータルZ編集部 工藤さん作の造語)は石川県加賀市だ。ちょっとばかり遠いが、カエル好き、超常現象好きとしてはなんとしても出向かなければなるまい。

                                  • 沖縄サファリツアーでヘビに咬まれた

                                    サファリツアーといえばサバンナなどを自動車で駆けながら動物を観察するレジャーが思い浮かぶ。自然の中でサファリをとなるとそれこそアフリカや南米に赴かなければならないと思われがちだが、実はそうでもない。ライオンやキリンは無理でも対象のスケールを小さくすれば、それに近い遊びが日本国内でも楽しめるのである。

                                    • 実は海外出身!?『あつまれ どうぶつの森』に登場するダンゴムシの正体とは【平坂寛の『あつ森』博物誌】 | インサイド

                                        実は海外出身!?『あつまれ どうぶつの森』に登場するダンゴムシの正体とは【平坂寛の『あつ森』博物誌】 | インサイド
                                      • ジビエ入門に最適? ウシガエルを捕って食べてみよう |

                                        平坂 寛 「五感を通じて生物を知る」をモットーに各地で珍生物を捕獲しているライター。 生物の面白さを人々に伝え、深く学ぶきっかけとなる文章を書くことを目指す。 著書:「外来魚のレシピ〜捕って、さばいて、食ってみた〜」「深海魚のレシピ〜釣って、拾って、食ってみた〜」(ともに地人書館) 「喰ったらヤバいいきもの」(主婦と生活社) 万能食材ウシガエル 近年、狩猟やジビエ料理への注目度がにわかに高まってきている。 しかし、狩猟免許を得て猟銃や罠で鳥や獣を狩るという行為はやはり一般人には敷居が高い。 だが資格も道具も必要としない、誰でも手軽にチャレンジできる狩猟採集活動が世の中にはある。 今回は誰でも手軽に獲れて、しかもどう調理しても美味い「ウシガエル(Rana catesbeiana)」の捕まえ方、食べ方について紹介したい。 これから春を迎え、空気が暖かく湿りだすと、カエルたちの声で水辺がにわかに

                                          ジビエ入門に最適? ウシガエルを捕って食べてみよう |
                                        • クモの網でバドミントンはできないか

                                          以前に当サイトでクモの網で小魚を掬うという記事を書いた。 その結果、クモの網は存外に強力で、ちょっとやそっとの衝撃ではなかなか破れないことがわかった。じゃあクモの網をガット代わりにラケットへ張れば、お遊び程度ならバドミントンだってできてしまうのではないか。って思ったから実行に移した。

                                            クモの網でバドミントンはできないか
                                          • 美味!猛毒オコゼ 恐怖!巨大ヤシガニ

                                            沖縄の海と聞いて思い浮かぶレジャーといえば、さんさんと照る太陽の下でのダイビングだろう。きれいなサンゴやかわいいクマノミたちとたわむれるのは大自然を肌で感じることができてそれはそれは楽しい。 しかし、夜の海に出かけてみると昼とはまた違った生き物たちと出会うことができるのだ。

                                            • 世界最大のザリガニ タスマニアオオザリガニについて |

                                              平坂 寛 「五感を通じて生物を知る」をモットーに各地で珍生物を捕獲しているライター。 生物の面白さを人々に伝え、深く学ぶきっかけとなる文章を書くことを目指す。 著書:「外来魚のレシピ〜捕って、さばいて、食ってみた〜」「深海魚のレシピ〜釣って、拾って、食ってみた〜」(ともに地人書館) 「喰ったらヤバいいきもの」(主婦と生活社) 世界一大きなザリガニ。そう聞いて、あなたはどれほどのサイズを想像するだろう。 アメリカザリガニの二倍くらい?いや、三倍?もしかして五倍とか?…いやいや、そんなもんじゃない。本日は世界最大のザリガニ、タスマニアオオザリガニについて解説していく。 分布・・・オーストラリア・タスマニア島 その名の通り、生息地はオーストラリアのタスマニア島である。 ただし、島全域に分布しているわけではなく、北西部の渓流に限られる。 タスマニア島の巨大甲殻類やといえば深海のタスマニアオオガニが

                                                世界最大のザリガニ タスマニアオオザリガニについて |
                                              • 「川のアナゴ」はアナゴ味?

                                                「カワアナゴ」という川魚がいる。しかし名前とは裏腹にアナゴの仲間ではない。ウナギでもない。ハゼの一種である。当然、姿形もたいしてアナゴには似ていない。まだシーラカンスの方が似ているくらいなのだ。 なぜそんな魚が「アナゴ」の名を冠するのか長年疑問に思っていた。そしてある仮説を唱えるに至った。「もしかして、見た目じゃなくて味がアナゴに似てるんじゃないの…?」

                                                • アフリカマイマイの調理法と注意点 |

                                                  平坂 寛 「五感を通じて生物を知る」をモットーに各地で珍生物を捕獲しているライター。 生物の面白さを人々に伝え、深く学ぶきっかけとなる文章を書くことを目指す。 著書:「外来魚のレシピ〜捕って、さばいて、食ってみた〜」「深海魚のレシピ〜釣って、拾って、食ってみた〜」(ともに地人書館) 「喰ったらヤバいいきもの」(主婦と生活社) 雨上がりの沖縄本島を散策していると驚くほど大きなカタツムリにしばしば遭遇する。そのボリュームは見慣れたカタツムリの数倍。鶏卵サイズは当たり前で大きなものはアボカドほどもある。 彼らの名前は“アフリカマイマイ”。その名の通りアフリカからやってきた外来種だ。 彼らが沖縄へ持ち込まれた理由はなんと…食用!! 導入の経緯を振り返りつつ、今回はこの巨大カタツムリの簡単な調理法を紹介する。 アフリカマイマイって? 那覇市の路上を徘徊するアフリカマイマイ。沖縄ではいろんな意味で嫌わ

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                                                  • エスカルゴは大量発生しているのか リベンジ

                                                    遡ること2年前、大阪府門真市の団地で食用カタツムリとして名高いエスカルゴが大量発生しているというニュースが報道された(47NEWSの記事)。 当サイト、デイリーポータルZでもその実態を確かめるべく編集部の工藤さんが現地へ赴いたのだが、残念ながらその姿をカメラに収めることはできなかった(こちらの記事 「エスカルゴは大量発生しているか」) だがやはりどうしてもジャパニーズ・エスカルゴをこの目で見たい。どうしても工藤さんの仇を取りたい。あと、できれば食べてみたい。そんな思いから僕は件の団地へと向かった。

                                                    • エビ(の尻尾だけ)フライ

                                                      普通、エビフライの尻尾は残すものだと思う。でも僕は自宅で食べる分にはいつもついついバリバリ噛み砕いて飲み込んでしまう。なんかもったいない気がするし、香ばしくてそれなりにおいしいからである。ただ、言うまでもなく食感は悪い。 これは揚げ方が半端だからだろう。ディープフライにしてやればカリカリとおいしく食べられるはずなのだが、それだと今度はメインの身が揚がりすぎて台無しになってしまう。本末転倒である。

                                                      • ゴールド&マーブル! 珍魚クララ(ウォーキングキャットフィッシュ)探索記 −沖縄本島 |

                                                        平坂 寛 「五感を通じて生物を知る」をモットーに各地で珍生物を捕獲しているライター。 生物の面白さを人々に伝え、深く学ぶきっかけとなる文章を書くことを目指す。 著書:「外来魚のレシピ〜捕って、さばいて、食ってみた〜」「深海魚のレシピ〜釣って、拾って、食ってみた〜」(ともに地人書館) 「喰ったらヤバいいきもの」(主婦と生活社) 沖縄の黄金ナマズとブチ柄ナマズ 沖縄の大学に入学してまもない頃のこと。僕は「琉球列島の魚類」というテーマの講義を受けていた。 サンゴ礁に暮らす色とりどりのベラやスズメダイをはじめ、多種多様な魚類を講師がスライドショーを駆使して解説してくれる。魚好きにとってはとても楽しい時間であった。沖縄といえば、サンゴ礁に棲むカラフルな海水魚!…だが、淡水域には歓迎されざる外来魚も多く生息している。 「写真だけでは何なので、今日は実物も連れてきました。」 スライドショーを終えた講師は

                                                          ゴールド&マーブル! 珍魚クララ(ウォーキングキャットフィッシュ)探索記 −沖縄本島 |
                                                        • 真冬の珍現象! 寒波の沖縄で気絶した魚を拾う |

                                                          平坂 寛 「五感を通じて生物を知る」をモットーに各地で珍生物を捕獲しているライター。 生物の面白さを人々に伝え、深く学ぶきっかけとなる文章を書くことを目指す。 著書:「外来魚のレシピ〜捕って、さばいて、食ってみた〜」「深海魚のレシピ〜釣って、拾って、食ってみた〜」(ともに地人書館) 「喰ったらヤバいいきもの」(主婦と生活社) 魚が寒さで気絶する!? 「沖縄の海では冬に寒波が押し寄せると魚が打ち上げられる」 そんな奇妙な話を聞いた。あまりの寒さに魚たちが失神してしまうというのだ。 つまり、大寒波の海は出向けば魚が採り放題、むしろ拾い放題だと。 …そんなことあるか!?にわかには信じられないが、もし事実ならこれほど面白いことはない。ぜひ検証してみなければ。観光客の遠のく真冬の沖縄の海。ここでは夜な夜な、人知れず不思議な現象が起きている。 2016年2月。沖縄で100年ぶりに雪が降った。史上稀に見

                                                            真冬の珍現象! 寒波の沖縄で気絶した魚を拾う |
                                                          • 11月にススキの草原でクワガタ探し

                                                            小学校低学年の頃だったか。山口進さんという昆虫写真家が書いたクワガタムシの本を読んでいて不思議な写真に出会った。 赤茶色の綺麗なクワガタムシが、なぜかススキの茎にしがみついているのである。しかも、穂の開き具合や景色を見るにどうやら季節は晩秋。しかも掲載されている生態写真はいずれも日中に撮影されたものだった。 ……秋にススキの原っぱで昼間にクワガタ?いろいろ場違いすぎないか。 20年以上の時を経てしまったが、今こそあの不思議なクワガタを実際に見に行ってみようと思い立った。

                                                              11月にススキの草原でクワガタ探し
                                                            • サメに釣り竿を奪われたが どうにか意地と根性で釣り上げた話 (沖縄県) |

                                                              平坂 寛 「五感を通じて生物を知る」をモットーに各地で珍生物を捕獲しているライター。 生物の面白さを人々に伝え、深く学ぶきっかけとなる文章を書くことを目指す。 著書:「外来魚のレシピ〜捕って、さばいて、食ってみた〜」「深海魚のレシピ〜釣って、拾って、食ってみた〜」(ともに地人書館) 「喰ったらヤバいいきもの」(主婦と生活社) これはある夏の晩、僕が沖縄の離島で人知れず奮闘した、すごく地味な、けれど一生忘れることのないであろう捕物劇の記録である。 ゆるく気ままなバカンス……のつもりだった 2016年7月某日、僕は仕事で沖縄本島を訪れていた。 5日間に渡る炎天下の激務は、肉体と精神を容赦なく摩耗させた。早く家に帰って休みたい。 が、しかし。貧乏性な僕には眼の前に亜熱帯の自然が広がっているのに、ビジネスだけこなして帰路につくというのはあまりにもったいなく思えた。 …一日だけでも、一人沖縄に残って

                                                                サメに釣り竿を奪われたが どうにか意地と根性で釣り上げた話 (沖縄県) |
                                                              • オオカミウオ騒動とは一体なんだったのか!? 渦中の人物・平坂寛さんに直撃! - Yahoo!検索ガイド - Yahoo! JAPAN

                                                                2015年8月に始まり11月に入った今なお「オオカミウオ」がかつてないほど注目を浴びています。日本国内でもっとも話題になったのは、11月12日のデイリーポータルZの記事「オオカミウオを釣って食べたら色々大変だった」が公開されたタイミングです。これにより、11月13日のYahoo!検索のデイリーランキングに「オオカミウオ」が急上昇しました。 https://searchranking.yahoo.co.jp/burst_ranking/20151113 この一件で最初に海外がザワついたのは8月から9月にかけてでした。 経緯を追ってみましょう。 始まりは8月29日、31日の平坂寛さんによるツイートから。 3ヶ月の内に二度も知床へ飛んだ甲斐がありました。めっっちゃくちゃかっこいい! pic.twitter.com/DSWizKkNTQ — 平坂寛 (@hirahiroro) 2015, 8月 2

                                                                  オオカミウオ騒動とは一体なんだったのか!? 渦中の人物・平坂寛さんに直撃! - Yahoo!検索ガイド - Yahoo! JAPAN
                                                                • 日本にもサソリがいる 〜マダラサソリに刺されてみたくて〜 (沖縄・八重山諸島) |

                                                                  平坂 寛 「五感を通じて生物を知る」をモットーに各地で珍生物を捕獲しているライター。 生物の面白さを人々に伝え、深く学ぶきっかけとなる文章を書くことを目指す。 著書:「外来魚のレシピ〜捕って、さばいて、食ってみた〜」「深海魚のレシピ〜釣って、拾って、食ってみた〜」(ともに地人書館) 「喰ったらヤバいいきもの」(主婦と生活社) サソリといえば熱帯の毒虫というイメージを持っている人が多かろう。 ナミブの砂漠が、メキシコの荒野が、アマゾンのジャングルが似合うエキゾチックな生物である だが、サソリはこの日本にだって生息している。 キョクトウサソリ科に属すマダラサソリ(Isometrus maculatus) と、コガネサソリ科に属すヤエヤマサソリ(Liocheles australasiae)の二種だ。 今回はこのうち、より大型になるマダラサソリについて、そして彼らの暮らしぶりについて記す。 ※ヤ

                                                                    日本にもサソリがいる 〜マダラサソリに刺されてみたくて〜 (沖縄・八重山諸島) |
                                                                  • @nifty:デイリーポータルZ:初めてのことをやってみる

                                                                    ある日のこと。川で小魚を撮影していると、川底に一匹のスッポンを見つけた。 なんとなく掬い上げて観察していると、そういえばスッポンに噛みつかれたことないなー、噛まれたらどうなるのかなーという変な好奇心が湧いてきた。 痛い目を見るのが好きとかそういう趣味はないのだけれど、どうしても試さずにはおられず実行に移してしまった。 完全にその場の思いつきだったのだが、ちょうどその直後に編集部から今回の企画を振られたので、この場を借りて顛末を報告させてもらおう。 スッポンに噛まれるととても大変なことになるとよく聞く。 一度噛みつかれると雷が鳴るまで離さないだとか、指を食いちぎられるだとか恐ろしい話も多い。妖怪か。 体重1050グラムとちょうど食べ頃なサイズ。これくらいなら噛まれても大事には至らないだろう。たぶん。 だが、実際に噛まれたという人にはこれまで会ったことが無く、具体的にどんなものなのか分から

                                                                      @nifty:デイリーポータルZ:初めてのことをやってみる
                                                                    • タスマニアデビルたちを病魔から救え タスマニア・ボノロング野生動物保護施設 |

                                                                      平坂 寛 「五感を通じて生物を知る」をモットーに各地で珍生物を捕獲しているライター。 生物の面白さを人々に伝え、深く学ぶきっかけとなる文章を書くことを目指す。 著書:「外来魚のレシピ〜捕って、さばいて、食ってみた〜」「深海魚のレシピ〜釣って、拾って、食ってみた〜」(ともに地人書館) 「喰ったらヤバいいきもの」(主婦と生活社) タスマニア島の南東部、空の玄関口であるホバート国際空港。 そこからのどかな田舎道を30分ほども走った辺りだろうか。 牧場地帯が広がるブライトンの街に、小さな動物園が現れた。 ボノロング野生動物保護施設(Bonorong Wildlife Sanctuary)。 ここは単なる観光客向けの動物園ではなく、タスマニア島に生息する野生動物の保護・研究を主目的とした施設である。 園内にはタスマニアデビルたちの銅像が。こうした野生動物はタスマニアの宝である。 五大陸を見渡しても、

                                                                        タスマニアデビルたちを病魔から救え タスマニア・ボノロング野生動物保護施設 |
                                                                      • 南米のドブでソバオウワメヘビを捕まえるとジャッキー・チェンと呼んでもらえる(ガイアナ共和国首都・ジョージタウン) |

                                                                        平坂 寛 「五感を通じて生物を知る」をモットーに各地で珍生物を捕獲しているライター。 生物の面白さを人々に伝え、深く学ぶきっかけとなる文章を書くことを目指す。 著書:「外来魚のレシピ〜捕って、さばいて、食ってみた〜」「深海魚のレシピ〜釣って、拾って、食ってみた〜」(ともに地人書館) 「喰ったらヤバいいきもの」(主婦と生活社) いざ、地球の裏側のドブへ! アマゾンの奥地で魚採りをしてきたという友人の土産話に耳を傾けていた折のことである。 やれ「全身がオレンジ色をしたプレコがいる」だの「夜の砂浜で淡水エイが採り放題」だの、ジャングルでの出来事は当然のように面白い。 だが僕はそれに負けぬほど、経由地として一晩の宿をとったというガイアナ共和国の首都・ジョージタウンの街中についての話題に強く興味をそそられた。ガイアナ共和国首都・ジョージタウンの中心地。海へとつながる細い水路があちこちに流れている。

                                                                          南米のドブでソバオウワメヘビを捕まえるとジャッキー・チェンと呼んでもらえる(ガイアナ共和国首都・ジョージタウン) |
                                                                        • お正月特集「なんでもまるかじり」昆布をまるかじりする

                                                                          「おしゃぶり昆布」が大好きだ。カロリーも低くてヘルシーで、その上おいしい。そしてなによりあの噛み心地がたまらない。いつまでも噛み続けていたい。 で、今回この企画の話が舞い込んで来た時、真っ先にひらめいた。「カットされていない昆布を丸のままかじれば、僕は幸せになれるのではないか。」 昆布に導かれ、いざ行かんエデンへ! 6人のライターがワンテーマで書くお正月特集、1/3の今日は「なんでもまるかじり」。 普段切り分けるものをまるで食べる幸せ、あるいは違和感をぜひご堪能ください。

                                                                          • 『あつまれ どうぶつの森』意外とおいしい!?「カミツキガメ」ってどんな生き物?【平坂寛の『あつ森』博物誌】 | インサイド

                                                                              『あつまれ どうぶつの森』意外とおいしい!?「カミツキガメ」ってどんな生き物?【平坂寛の『あつ森』博物誌】 | インサイド
                                                                            • 巨大トビハゼ・ジャイアントマッドスキッパーの唐揚げがおいしかった |

                                                                              平坂 寛 「五感を通じて生物を知る」をモットーに各地で珍生物を捕獲しているライター。 生物の面白さを人々に伝え、深く学ぶきっかけとなる文章を書くことを目指す。 著書:「外来魚のレシピ〜捕って、さばいて、食ってみた〜」「深海魚のレシピ〜釣って、拾って、食ってみた〜」(ともに地人書館) 「喰ったらヤバいいきもの」(主婦と生活社) 東南アジアの干潟に生息する巨大なトビハゼ「ジャイアントマッドスキッパー」。 生態、容貌ともに奇天烈きわまるこの魚を「獲ろう!」と思い立ったきっかけはこの記事である。 半澤聖也「東南アジアの巨大トビハゼ ”ジャイアントマッドスキッパー” を追う」より …この圧倒的な存在感! アクアリウム誌などでその存在は知っていたものの、実際の捕獲レポートと写真を目にするとあふれんばかりの魅力を感じる。 日本にもムツゴロウやトビハゼといった半陸生ハゼ類、いわゆるマッドスキッパーの類は生

                                                                                巨大トビハゼ・ジャイアントマッドスキッパーの唐揚げがおいしかった |
                                                                              • 日本最大のゴキブリ「ヤエヤママダラゴキブリ」は意外と愛せる |

                                                                                平坂 寛 「五感を通じて生物を知る」をモットーに各地で珍生物を捕獲しているライター。 生物の面白さを人々に伝え、深く学ぶきっかけとなる文章を書くことを目指す。 著書:「外来魚のレシピ〜捕って、さばいて、食ってみた〜」「深海魚のレシピ〜釣って、拾って、食ってみた〜」(ともに地人書館) 「喰ったらヤバいいきもの」(主婦と生活社) ※閲覧注意! : 本記事の主役はゴキブリです。彼らの写真(接写)がたくさん登場します。苦手な方は閲覧されないことをおすすめします。 おそらくこの世で一番嫌われている動物はゴキブリだろう。 実はこんな記事を書いている僕自身も台所に出てくるあいつらのことが大の苦手である。 …チャバネはまだいい。問題は大きい連中。 クロゴキブリとかワモンゴキブリとか、屋内に出没していいレベルを超えた図体をしているやつらである。 でけえんだよ…。クワガタとかセミとかに張り合えそうなダイナマイ

                                                                                  日本最大のゴキブリ「ヤエヤママダラゴキブリ」は意外と愛せる |
                                                                                • もういらない、なんて言わないで!『あつまれ どうぶつの森』で釣れまくる魚「スズキ」のイイところ【平坂寛の『あつ森』博物誌】 | インサイド

                                                                                    もういらない、なんて言わないで!『あつまれ どうぶつの森』で釣れまくる魚「スズキ」のイイところ【平坂寛の『あつ森』博物誌】 | インサイド