爽やかな秋晴れの日曜日。 部屋の掃除をしていて、ふと断捨離スイッチが入る。 周りを見渡すと、一つのバッグに目が止まる。 「いやいやこれはない。」 これ売るわけはない。 これ手放したらもう二度と手に入らないんだから。 いや、でもな。 最後に使ったのは6年前だ。 それからはずっと壁にかけられ、インテリアの一部と化していた。 かなりデカいし、これからも使う予定はない。 断捨離のHow to本に書いてある通りにするならば、このバッグは処分する対象でしかない。 でもな・・・ 悩みに悩み、僕は思い切ってメルカリに出してみることにした。 こいつを売ることが出来れば、僕はもうミニマリストまっしぐら。 そう意気込んで埃にまみれたバッグを磨くことに。 丹念にきれいにしていく。 かつての輝きを取り戻していくバッグ。 このバッグで海外に旅に出たな。 香港も中国もベトナムもカンボジアも・・・ murayoshino