「足るを知る者は富む」はもっと前向きな意味 冒頭でも述べた通り、 「足るを知る者は富む」 は「欲張らずにほどほどで満足すればいい」とか、「身分相応の暮らし」とか「多くを求めすぎるな」的な理解をしている人が多いようです。 逆に言うと、「頑張るな」とか「欲張るな」とか向上心や探求心を否定しているような、ネガティヴな思想にも受け取れます。 でも、違うんです。 物凄く前向きな意味が込められているんです! 「足るを知る者は富む」 の原文 「足るを知る者は富む」 というフレーズはいくつかの文章の中の一つなのですが。 強くかかわっている部分だけ抜き出します↓ (原文の漢文から日本語へ書き下されたもの) ~略~ 足るを知る者は富み、強(つと)めて行なう者は志有り。 その所を失わざる者は久し。 死して而(しか)も亡びざる者は寿(いのちなが)し。 これを分かりやすく、くだけた現代語に直します。 ~略~ 満足す