ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計会社アーム・ホールディングスの株価が8日の取引で急落した。通期売上高について精彩を欠く見通しを示した。ハイテク業界の人工知能(AI)投資ブームが鈍化しているとの懸念が強まった。 8日の発表資料によると、2025年3月期の売上高は38億-41億ドル(約5900億-6400億円)の見通し。1株利益は1.45-1.65ドルを見込む。アナリスト予想は、売上高が26%増の40億1000万ドル、1株利益は1.53ドルだった。 発表を受け、株価は通常取引後の時間外取引で一時10%安の95.25ドルとなった。3カ月前にアームの株価は明るい見通しを受けて急騰し、米金融市場における人気のAI関連銘柄となった。株価は年初から8日の通常取引終了までに41%上昇していた。 アーム株急騰、上場来高値更新-AIブームまだ初期段階とCEO アームの半導体設計とライセンスされた規格は既