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エンゲルスの検索結果1 - 8 件 / 8件

  • 哲学者と子どもたちによる資本主義の改革は実現可能か? マルクス・ガブリエル『倫理資本主義の時代』書評 by 斎藤幸平|Hayakawa Books & Magazines(β)

    哲学者と子どもたちによる資本主義の改革は実現可能か? マルクス・ガブリエル『倫理資本主義の時代』書評 by 斎藤幸平 世界的哲学者、マルクス・ガブリエルによる初の「日本書き下ろし」となる著作、『倫理資本主義の時代』(斎藤幸平[監修]土方奈美[訳]、ハヤカワ新書)。刊行直後から各書店でベストセラーとなり、話題を呼んでいます。 「エコ・ソーシャル・リベラリズム」や「最高哲学責任者(CPO)」、「新実在論」などのキーワードが頻出する本書の読みどころは、いったいどこにあるのか? 現代社会が抱える問題に対して、本書はどのような回答を提示しているのか? 本記事では、本書の翻訳監修をつとめた斎藤幸平(東京大学大学院総合文化研究科准教授)さんによる書評を公開します。 マルクス・ガブリエルが掲げる「倫理資本主義」と、斎藤氏が標榜する「脱成長コミュニズム」は、どちらがより今の世界に求められているのか。本書が刊

      哲学者と子どもたちによる資本主義の改革は実現可能か? マルクス・ガブリエル『倫理資本主義の時代』書評 by 斎藤幸平|Hayakawa Books & Magazines(β)
    • アカの犬 - 書痴の廻廊

      地獄の、悪夢の、絶望の、シベリア捕虜収容所でも朗らかさを失わぬ独軍兵士は以前に書いた。「我神と共にあり」と刻み込まれたバックルを身に着けお守り代わりとし、軍歌を高唱、整々として組織的統制をよく保ち、アカの邪悪な分断策にも決して毒されなかったと。 (ドイツ軍楽隊) 顧みるたび、げに清々しき眺めよと、感心せずにはいられない。 人間には、男には、たとえ生命(いのち)を奪われようと曲げない筋があるべきだ。 ドイツ人はそいつを持っていたらしい。 だからこそ獄中、転向し、ロシア人どもに媚びを売り、本来的な同胞兵士を叩き売る、腸(はらわた)の腐った人非人、裏切り者の下衆野郎に対する指弾は凄まじいまでのものだった。 浅原正基という奴がいる。 もとを糾せば一介の上等兵に過ぎないが、こいつがまた、典型的な人の皮を被っただけの畜生で、敗戦、抑留、シベリア送りにされるや否や大急ぎで真っ赤に染まり、しかも彼の動機と

        アカの犬 - 書痴の廻廊
      • マンチェスターって、オアシスだけじゃなくミュージアムでも労働者階級の英雄が生まれてるんだぜ[第3回] ミュージアムで迷子になる

        ミュージアム研究者・小森真樹さんが2024年5月から11ヶ月、ヨーロッパとアメリカなど世界各地のミュージアムを対象としたフィールドワークをもとに更新していく連載「ミュージアムで迷子になる」。 古代から現代までの美術品、考古標本、動物や植物、はては人体など、さまざまなものが収集・展示されるミュージアムからは、思いがけない社会や歴史の姿が見えてくるかもしれません。今回迷子になるのはロックバンド・オアシスを生んだ土地、マンチェスターのミュージアムです。 オアシスにスミス、ストーンローゼズ。マンチェスターは90sのブリットポップ・シーンを形作ってきた。ファンの聖地巡礼も盛んでガイドツアーが50ポンドくらいから。ハシエンダやボードウォークなど伝説のナイトクラブの跡地には人々が見学に来ている。リアムとノエルのギャラガー兄弟が育った生家は郊外のバーネッジにあって、セントラルからもバスで30分もすれば着く

          マンチェスターって、オアシスだけじゃなくミュージアムでも労働者階級の英雄が生まれてるんだぜ[第3回] ミュージアムで迷子になる
        • ヘーゲルの「弁証法」を学ぶと、なぜ「ビジネス」が見通せるのか | Japan Innovation Review powered by JBpress

          大企業の経営幹部たちが学び始め、ビジネスパーソンの間で注目が高まるリベラルアーツ(教養)。グローバル化やデジタル化が進み、変化のスピードと複雑性が増す世界で起こるさまざまな事柄に対処するために、歴史や哲学なども踏まえた本質的な判断がリーダーに必要とされている。 本連載では、『世界のエリートが学んでいる教養書 必読100冊を1冊にまとめてみた』(KADOKAWA)の著書があるマーケティング戦略コンサルタント、ビジネス書作家の永井孝尚氏が、西洋哲学からエンジニアリングまで幅広い分野の教養について、日々のビジネスと関連付けて解説する。 ヘーゲルの弁証法の本来の意味を解説した前編に続き、後編となる今回は、実は弁証法の力を巧みに操る日本の特徴とエンゲルスがまとめた弁証法の3法則について紹介する。 <連載ラインアップ> ■第1回 ソクラテス哲学を学ぶと、なぜ「心理的安全性」が理解できるのか? ■第2回

            ヘーゲルの「弁証法」を学ぶと、なぜ「ビジネス」が見通せるのか | Japan Innovation Review powered by JBpress
          • 「物神」(性、人種、民族、貨幣)と「神」の解明

            問題の提起 第Ⅰ部でみてきたような階級闘争の深化は、プロレタリア革命運動-共産主義運動に、人間社会の奥底の問題をも一つ一つ、「これを解決してみよ」という形でつき出す。プロレタリア革命が一切の矛盾の解決、止揚であるならば、それに答えていかねばならない。そういうものの一つに「物神」と「神」の問題がある。「物神」という言葉は、マルクスが『資本論』の中でよく使っているものである。マルクスがこの言葉を使ったのは、非常に早い時期であるが-『資本論』の中でマルクスは「物神」という言葉を次のような意味で使っている。「社会関係の物化」つまり、社会関係がその物の自然的性質から生まれているかのように現象するということである。 われわれは「物神」という問題をこのように理解するとき、それは「貨幣」に限らず、種々の問題についてそのように理解することができる。そしてそれは、現在、われわれが直面している多くの問題の中に共

            • 映画『マルクス・エンゲルス』オフィシャルサイト

              レーニン、ゲバラ、カストロ、マンデラ‥20世紀を代表する変革の指導者の前には、いつもマルクスとエンゲルスがいた。本作はドイツ、フランス、イギリス、ベルギーを舞台に、二人が「今日までのあらゆる社会の歴史は、階級闘争の歴史である」という有名な言葉で始まる『共産党宣言』を執筆するまでの日々をドラマティックに描く。 監督は『ルムンバの叫び』(00)、『私はあなたのニグロではない』(16)で知られる社会派の名匠ラウル・ペック監督。彼はマルクスとエンゲルスの思想は過去のものではなく、社会をよりよくするという思いが不滅である限り永遠であると映画を通して語っている。とりわけエンド・クレジットで流れるボブ・ディランの名曲「ライク・ア・ローリング・ストーン」がそのことを強烈に伝えてくる。 若きマルクスとエンゲルスの友情は世界の未来を大きく変えた   。 永遠の名著『共産党宣言』(1848)が誕生するまでの激烈

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              • 関西生コン・武委員長の講演-「業種別職種別ユニオン運動」研究会

                ◆更新(2020.07.26) ◇NEWS:新着情報(下線のついた年月日をクリックして、当該記事へ) 《第1部》 ◆2020.07.26 ◆「コモンズ」(2020年7月25日号)のページは、下をクリックしてください。 ◆2020.07.19  ◇関西生コン・武委員長から、自筆の手紙が届く。 これからという時、弾圧です。過去の歴史もそうです。今回の弾圧で組織は大打撃を受けましたが、敵の内部矛盾 は拡大しています。数年の間に再建の見通しも立っています。安心下さい。(2020年7月16日) 武 建一 ◆2020.07.19  ◇「ドキュメンタリー映画 棘――埼玉上映会」(2020年8月1日[土])にご参加を。 関西生コン クリート労組を率い 財界を恐怖に叩き込んだ伝説の男 武建一 監督 杉浦弘子 ▽13:30~(開場 13:00)埼玉会館小ホール(JR線浦和駅西口下車5分) ◆2020.06.0

                • 民主主義の歴史的経緯と教育の影響:権威主義を乗り越える #民主主義 - 歴史と世界

                  はじめに 私たちが民主主義を良いものとし、権威主義を嫌うようになった背景には、歴史的な経緯や教育、文化的な影響が大きく関与しています。この考え方の形成にはいくつかの重要な要因があります。 歴史的背景 1. 戦後の世界秩序: 第二次世界大戦後、アメリカを中心とした民主主義国家とソ連を中心とした共産主義国家の対立(冷戦)が始まりました。この時期、多くの西側諸国は民主主義を掲げ、自由や人権の重要性を強調しました。 2. 民主主義の成功事例: 西ヨーロッパやアメリカ、日本など、多くの民主主義国家が経済的な成功を収め、安定した社会を築いてきたことが、民主主義の優位性を示す一つの証拠とされました。 教育とメディアの影響 1. 教育システム: 多くの国では、学校教育で民主主義の重要性やその歴史的背景を学びます。特に、権威主義国家の歴史やその問題点についても教えられることが多いです。 2. メディアの報道

                    民主主義の歴史的経緯と教育の影響:権威主義を乗り越える #民主主義 - 歴史と世界
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