女子ダブルスで2008年北京五輪出場、2012年ロンドン五輪にはミックスダブルスで出場――潮田玲子は日本バドミントンの歴史に確固たる足跡を残し、一時代を牽引した。 その功績は成績だけでなく、バドミントンの認知向上にも大きな役割を果たした。小椋久美子と組んでいた女子ダブルス「オグシオ」はスポーツの枠を超えた関心を呼び、2007年の流行語大賞にもノミネートされるなど社会現象となった。 潮田はその渦中にあって、見た目や私生活に着目するメディアの報道やSNSなどによる誹謗中傷といった近年クローズアップされてきた問題を現役時代に体験したアスリートでもある。 引退後はスポーツキャスターを務めるなど幅広く活動する潮田に、注目を集め続けた現役当時の心境を、現在の視点も交えつつ語ってもらった。<全3回の1回目/続きは#2、#3へ> 2000年代後半、「オグシオ」は熱狂的とも言えるブームになった。事例には事欠