米ニューヨーク・ガーメント地区にあるフェラーラ・マニュファクチャリング(2020年1月16日撮影)。(c)TIMOTHY A. CLARY / AFP 【2月11日 AFP】米ニューヨークのアパレル産業が集まるガーメント地区(Garment District)の残り少なくなった工場に、ミシンの音が響き渡り、アイロンの蒸気が立ち込める。ここではアジア系とラテン系移民を中心とした数千人が働いている。 ニューヨーク・ファッションウィーク(New York Fashion Week)の始まる数週間前から、これらの工場はショーのための高品質な衣服の制作に忙しい。だが、いつまで存続できるのだろうか? タイムズスクエア(Times Square)からほど近い高層ビルに囲まれたこの小さな地区は、全盛期の1950年代には数十万人が働いていたが、その数は今では95%も落ち込んでいる。 法外ともいえるコスト増に