サーカスティックフリンジヘッド(Neoclinus blanchardi)は、侵入者を追い払うために、口を大きく開くことで、自分のすみかを守る。開いた口の中に一対の筋肉が見えるが、強く噛めることを他の魚に伝えているのかもしれない。(PHOTOGRAPH BY WATCHARAPONG HONGJAMRASSILP) 北米南西部の太平洋岸にすむコケギンポの仲間、サーカスティックフリンジヘッド(Neoclinus blanchardi)は他の個体と出会うと、口を大きく開けることがある。丸く飛び出た目と明るい色の唇をもつ体長30センチほどのこの魚は、しばしば巨大な顎(あご)を開いて口の中の派手な色彩を相手に見せびらかす。場合によっては、けんかが始まることもある。(参考記事:「“毎日がハロウィン”なへんな生きもの、写真5点」) 「この魚は口を非常に大きく開けますが、何か特別な機能のために進化したの