「彼が7億ドル(※当時約1015億円)もらう価値があるのは、この活躍を見れば明らかだ。彼がチームを引っ張る存在なわけだから、われわれがサポートするのも当然のことだ」 そして大谷が「50―50」をマイアミで達成した後、ロサンゼルスに戻っての最初の試合で、ダグアウトで最初にスタンディング・オベーションをしたのは、大エース、クレイトン・カーショーだったとハリス記者は書き、カーショーの大谷評を紹介する。 「彼は心底、優勝したいと思っているし、ポストシーズンでプレーすることにワクワクしているのが伝わってくる。間違いなく、ドジャースは彼からエネルギーをもらっているんだ」 ベッツ、カーショーというチームの重鎮から尊敬を勝ち得たのは、非常に大きいことだ。それもこれも、すべてはメジャーリーグの歴史に残る「50―50」を達成し、大谷がバットでドジャースを勝利に導いているからに他ならない。 “不満の声”が変わっ