新型コロナウイルスがなくなったかのように暮らしていますが、目に見えなくても感染は広がっています。新しい亜系統「KP.3」への置き換わりが進み、大きな流行が始まっています。西浦博さんに現状を分析してもらいました。
マスクなしで「薬ください」新型コロナ感染拡大で医療現場から寄せられる阿鼻叫喚…増加する “常識外れ” の患者たち ライフ・マネーFLASH編集部 記事投稿日:2024.07.15 11:00 最終更新日:2024.07.15 11:00 またまた緊急事態宣言、なんてことになるのか――。 厚生労働省は7月12日、全国に約5000ある定点医療機関で、1日から7日に報告があった新型コロナウイルス感染者数が全国で3万9874人となり、1定点あたりの感染者数が8.07人だったと公表した。先週の約1.39倍から9週連続の増加だ。 都内に勤務する内科医はこう語る。 「新型コロナの患者さんは、6月からじわじわ増えてきた印象です。少し増えて、学校や家族でさらに感染が広がることでまたさらに増えるという拡大フェーズに入った印象です。お子さんから家族全員感染というケースも散見されます。 【関連記事:子供の“夏風邪
県は14日、県内の基幹定点医療機関7カ所で3~9日に報告された新型コロナウイルス感染による新規入院患者が104人になったと公表した。前週の1・3倍で、現在の調査方法になった昨年9月以降で100人を超えるのは初めて。救急患者の搬送先がなかなか決まらない状況が出てきているという。 同期間に県内53定点医療機関で報告された新規のコロナ感染者数は1038人で、1医療機関当たり19・58人。前週より0・16人減り、9週間ぶりの減少とはいえ、高止まりの状況が続く。10代の新規感染者は161人で、前週の1・26倍に増えた。 都道府県別では沖縄が最多で、次いで鹿児島が8・73人だった。県感染症対策課は「コロナ感染は依然、増加傾向にあり、手洗い、咳エチケット、換気などの予防策をしてほしい」としている。
新型コロナの感染者が増え、これまでとは違う新たな変異株が登場し、今、「第11波」に入ったとも言われている。新たな変異株には、どういった危険性があるのだろうか。感染を防ぐ有効な対策を専門家に聞いた。 感染性が高まって広がりやすい新変異株「KP.3」 東京歯科大学市川総合病院の寺嶋毅医師によれば、現在は「KP.3」(ケーピー・スリー)と呼ばれている変異株がはやっているという。「ワクチンを接種したり、一度感染して体内にできた抗体がより効きにくい。感染性が高まってより広がりやすい」のが特徴だ。 「KP.3」の特徴を説明する寺嶋毅医師 この記事の画像(11枚) 新たな変異株「KP.3」。感染力が高く、主に喉の痛みや発熱といった症状があるという。 厚生労働省によると、7月1日から7日に報告された1医療機関あたりの感染者数は8.07人。前の週から1.39倍になっているのだ。 その中でも、特に患者報告数が
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