イスラエル軍の地上部隊がガザ地区最大の病院に迫るなか、現地の保健当局は医薬品の不足や電気が使えなくなったためにこの病院の患者12人が死亡したと発表し、窮状を訴えています。 一方、イスラエル軍は病院の入り口に燃料を置いたと主張するなど、国際社会の批判も高まるなか民間人の犠牲を減らすよう努めているとアピールしています。 イスラエル軍はガザ市の中心部にあるガザ地区で最大のシファ病院の地下にイスラム組織ハマス中枢の拠点があると主張し、地上部隊を周辺に展開して激しい戦闘を続けています。 こうした中ガザ地区の保健当局は12日、医薬品の不足や、発電機用の燃料がなくなって電気が使えなくなったことが原因で、シファ病院で12人の患者が死亡したと明らかにしました。 戦闘のためけが人などが病院にたどり着けず命を落とすケースが相次いでいるほか、埋葬ができないまま置かれている遺体も100体に上るとしています。 また、