三国志演義(さんごくしえんぎ)で、魏(ぎ)と蜀(しょく)の会戦前に、魏の司徒・王朗(おうろう)と蜀の丞相(じょうしょう)・諸葛亮(しょかつりょう)が舌戦(ぜっせん)をしたというシーンがあります。王朗は舌戦に敗れて憤死(ふんし)しますが、それは三国志演義のフィクションで、歴史書の正史三国志やその注釈(ちゅうしゃく)には二人が舌戦した記録もなければ、王朗の死因についての記録もありません。舌戦はしていませんが、王朗は諸葛亮にお手紙攻撃をしていたようです。 ※三国志演義は、歴史書の正史三国志やその注釈を元ネタにして作られた歴史物語小説です。吉川英治さんの三国志(小説)や横山光輝さんの三国志(漫画)のストーリー展開はおおむね三国志演義に基づいています。 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在