チャールズ・スターク・ドレイパー賞:金沢工大・奥村名誉教授が受賞 工学分野のノーベル賞、日本人初 /石川 毎日新聞 1月17日(木)16時14分配信 金沢工大は、奥村善久・同大名誉教授(通信工学)が、日本人で初めて、工学分野のノーベル賞とも言われる「チャールズ・スターク・ドレイパー賞」の今年の受賞者に選ばれた、と発表した。移動しながら送受信する際の電波の伝わり方などの研究を通じ、現在の携帯電話ネットワークの構築に貢献したことが評価された。 同賞は、生活の質を向上させ、社会に大きな影響を与えた業績を持つエンジニアに贈られ、米の研究機関「全米技術アカデミー」が毎年授与する。工学分野では国際的に最高の賞とされている。今年は、携帯通信技術研究で業績を上げた奥村名誉教授ら日本や米国などの5人に贈られる。 奥村名誉教授は、日本電信電話公社(現NTT)に在職中の昭和36〜50年、自動車に移動局を搭載し