25年前に、約1億年前の化石を発見 その化石は約25年前、古生物学者のエリザベス・スミス氏と、娘のクリティーさんによって、ニューサウスウェールズ州北部のオパール鉱床で発見されたという。 親子はその後、約1億年前と推定される顎の化石をオーストラリア博物館に寄贈。しかし約2年前まで、その化石は博物館の引き出しの中に忘れ去られていたそうだ。 そして今回、その化石の研究がすすめられ、これまで発見されてこなかった3種に及ぶ単孔目の新種を特定。研究結果が5月27日に、学術誌「Alcheringa: An Australasian Journal of Palaeontology」において発表された。 ハリモグラとカモノハシの特徴 単孔目とは、糞尿や生殖が1つの穴によって行われる動物のことで、唯一の卵生哺乳類とされるハリモグラやカモノハシが含まれるという。 そして今回、発見された古代の化石もハリモグラ(