終わり見えず「子どもは絶望」 ガザ人道状況の悪化続く―ユニセフ広報官 時事通信 外信部2024年08月08日20時34分配信 パレスチナ自治区ガザ中部デイルバラであふれ出た下水について話す国連児童基金(ユニセフ)のサリム・オウェイス広報官=1日(日本ユニセフ協会提供の動画より) 国連児童基金(ユニセフ)のサリム・オウェイス広報官は、パレスチナ自治区ガザで「激しい攻撃が続き、状況は日々悪化している。戦闘の終わりが見えず、子どもたちは絶望している」と述べ、イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突長期化に伴い人道状況がさらに悪化していると訴えた。視察先の現地から8日までに、時事通信のオンライン取材に応じた。 オウェイス氏は1日から、ガザ中部の病院や避難民が身を寄せるテントを訪問。「話をした子どもたちは、まず『戦争はいつ終わるの』と聞いてきた」という。「劣悪な環境の中、毎日を生き延びるのに精いっぱいで