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リアリズム リベラリズムの検索結果1 - 6 件 / 6件

  • ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

    2024年2月29日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,036点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ』 飛鳥井雅道『明治大帝』 E・アウエルバッハ『ミメーシス[上] ヨーロッパ文学における現実描写』 E・アウエルバッハ『

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    • 連載・『三体』から見る現代中国の想像力 第一回/『三体』における閉域と文脈主義

      ※本記事は『エクリヲ vol.11」に掲載されたものです。 連載・『三体』から見る現代中国の想像力 第一回 『三体』における閉域(ヴァーチャル・リアリティ)と文脈(コンテクスト)主義[1] 序 〈三体〉シリーズ[2]はいわば中国SFの起爆剤となった。この作品によって、中国SFにまつわるすべてが変わってしまった。それは今日の中国文化の中心になったとすら言える。 オンラインかオフラインかを問わず、書店はSFの作品に埋め尽くされ、その多くに〈三体〉の著者である劉慈欣(りゅうじきん)の推薦コメントが載っている。IT企業の億万長者たちがこぞって〈三体〉のファンであることを公言し、中国やアメリカの国家指導者が『三体』の本に付箋をびっしりと貼ったりしている。中国の全国人民代表が北朝鮮の核問題を論じる際に〈三体〉を引用している。これらは誇張でもなんでもなく、実際に起きていることである。 中国SFには多様性

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      • 人類は世界の悲劇から永遠に逃れられないのか? | 「リアリスト」国際政治学者ミアシャイマーに聞く

        ミアシャイマーのリアリズム論、その5つの前提 ハンチントンの最も高名な弟子であるフランシス・フクヤマが米国の著名シンクタンクのランド研究所に入ったのは1979年、ミアシャイマーがハーバード大学に行く1年前のことだった。だが、ふたりは80年代、学界のつながりを通じてお互いをよく知るようになった。米国が冷戦をどのように戦うべきかをめぐって激しい討論もした。ミアシャイマーがリアリストとしての地歩を固めたのはこの頃だった。 リアリズムの伝統は、1930年代にヨーロッパのリベラリズムが崩壊したことに応じて出現したというのが一般的な理解だろう。 だが、歴史家マシュー・スペクターの2022年刊行の著書『大西洋のリアリスト』(未邦訳)によれば、リアリズムが発展したのは1880~1890年代だったという。当時は帝国主義政策のもとにグローバル化が進み、ドイツや米国といった新興工業国が、地球という限りのある惑星

          人類は世界の悲劇から永遠に逃れられないのか? | 「リアリスト」国際政治学者ミアシャイマーに聞く
        • 解釈としての法(読書メモ:『一冊でわかる 法哲学』) - 道徳的動物日記

          法哲学 (〈1冊でわかる〉シリーズ) 作者:レイモンド・ワックス 岩波書店 Amazon 『福祉国家』、『ポピュリズム』、『移民』に引き続きオックスフォードのVery Short Introduction シリーズの邦訳書を紹介するシリーズ第四弾。今回は『法哲学』である。 『一冊でわかる』と銘打ってはいるが、内容はなかなか難しい。これはこの本自体の問題というよりも、法哲学という学問そのものの難しさ、あるいはわたしの興味関心とか思考パターンが法哲学という学問と相性が悪い、というところに原因があると思う。同じように社会の制度とか規範的な問題を扱う道徳哲学や政治哲学は問題ないのだが、明文化された法律というものを扱っているせいかどうにも議論が細かく些細かつ厳密であったりメタ的であったり抽象的であったりして苦手なのだ。とくに本書に第二章でも紹介される「法実証主義」は法哲学のなかでも特に王道かつ本流で

            解釈としての法(読書メモ:『一冊でわかる 法哲学』) - 道徳的動物日記
          • 真・公共的理性とはなんぞや(読書メモ:『政治的リベラリズム』①) - 道徳的動物日記

            政治的リベラリズム 増補版 (単行本) 作者:ジョン・ロールズ 筑摩書房 Amazon 年明けからは分厚い本を読めるタイミングもしばらくなさそうなので、以前にほしいものリストからいただいた『政治的リベラリズム』を手に取り*1、とりあえず第二部第六章の「公共的理性の理念」のみ読んだ。今回の記事は過去の二つの記事のつづき。 davitrice.hatenadiary.jp davitrice.hatenadiary.jp ……しかし、『正義論』や「アレクサンダーとマスグレイヴへの返答」(『平等主義基本論文集』)を読んだときと同じく、相変わらずロールズの文章はまわりくどくて堅苦しい悪文で、事前に「ロールズってこういうことを言っているらしい」「ロールズの主張はこういうもの」という知識をほかのいろんな本から得ているからナントカ読み進められるのだがそれがなかったらさっぱりわからない。おそらくロールズの

              真・公共的理性とはなんぞや(読書メモ:『政治的リベラリズム』①) - 道徳的動物日記
            • 木澤佐登志『闇の精神史』 - logical cypher scape2

              「ロシア宇宙主義」「アフロフューチャリズム」「サイバースペース論」という三部構成で、近代や資本主義を脱しようとしたユートピア思想を概観していく。 SFマガジンでの連載をまとめたもの。 木澤佐登志の著作は以前から多少気になってはいたものの、自分の興味関心の中ではそれほど大きくなかったことと、何となく取り扱っている内容のあやしさを警戒して*1手を出していなかった。 今回、宇宙主義が取り上げられているということで、読んでみることにした。 とはいえ、もう少し宇宙主義以外の文脈もある。 読むまでの経緯とか 手に取ったきっかけ ロシア宇宙主義に以前から興味があったというのは、桑野隆『20世紀ロシア思想史 宗教・革命・言語』 - logical cypher scape2にも書いたことがあるので、引用しておく。 宇宙主義(コスミズム)への興味 コスミズムって最近時々名前を聞くけど、一体何なんだというのが

                木澤佐登志『闇の精神史』 - logical cypher scape2
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