99点満点中、70点前後で一次試験合格となります。 はじめに「英検準1級」全体に言えることですが、全ての問題が非常に良質です。これは私個人の見解でもあり、また、多くのレベルの高い英語学習者・指導者の方にも同意されることですが、日本のあらゆる英語問題(大学入試問題、各種資格試験など含む)の中で、最も質が高いと言っていいと思います。問題の質が高いというのは、使われている英語そのものが非常にauthentic(本物)ということです。「こんなもの覚えても意味がない」という問題や英文が一つも含まれていません。(大学入試では、たとえ有名大学であっても、とんでもない問題は頻出します)。 ここからは、英検準1級レベルより若干英語力の落ちる(TOEIC600~700レベル)受験者が合格するために目指すべき具体的な正解数についてです。 大問1 まず、大問1は「短文の語句空所補充」です。英検の特徴として1級から