鹿児島市下荒田に鎮座する荒田八幡宮(あらたはちまんぐう)。この境内にタノカンサァ(田の神像)が置かれている。 タノカンサァ(田の神像)は鹿児島県と宮崎県南部に大量に見られる。島津氏領内で広がった民間信仰である。田の守り神であり、子孫繁栄の神でもある。詳細はこちらの記事にて。 rekishikomugae.net 荒田八幡宮は和銅年間(8世紀初め)の創建とも伝わる。かつては鹿児島の総社であったとも。現在はかなり街中にある。すぐ横には鹿児島市電(路面電車)も通る幹線道路。交通量もすごく多い。そんな周囲の騒がしさが嘘のように、緑に覆われた境内は落ち着いた雰囲気である。 荒田八幡宮 拝殿の向かって右側に小さな鳥居がある。その向こうにいろいろな神様が並ぶ。龍神・三宝荒神・地神・水神などとともにタノカンサァ(田の神像)もいる。 神様が並ぶ 鳥居をくぐるとタノカンサァと対面 作られた年代は不明。だいぶ風