G20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議が7日夜開かれました。焦点の一つとなっている法人税の共通の「最低税率」の導入をめぐって、麻生副総理兼財務大臣は「ことし半ばまでの合意へのコミットメントを改めて示せたことは大きな成果だ」と述べ、企業の誘致を見込んだ法人税の引き下げ競争に歯止めをかける方向で各国が一致したことを評価しました。 イタリアが議長国を務めるG20の会合は日本時間の7日夜、オンラインで開かれ、日本から麻生副総理兼財務大臣と日銀の黒田総裁が出席しました。 今回の会合を前にアメリカのイエレン財務長官が主張した、法人税に共通の「最低税率」を導入することをめぐって活発な議論が交わされました。 OECD=経済協力開発機構の加盟国を中心におよそ140の国と地域でつくるグループが世界各国に展開して利益をあげる巨大IT企業などに対する新たな課税のルールを議論していて、焦点の一つとなっている