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係り結びの検索結果1 - 7 件 / 7件

  • 「古事記」も「源氏物語」も実は読解不能だった…日本語学の専門家が絶賛する「研究者・本居宣長」のすごさ 「係り結び」の法則がわかったから、読めるようになった

    この人は、毎日、勉強していて楽しかったのだろうなぁと思いました。勘は鋭いし、具体的なことから抽象的なことを読み取る力も優れているし、一緒に話したら楽しいだろうなぁと思って、頁を捲ったのでした。 さて、宣長のすごい業績は、三つあります。 ひとつは、古典研究についてです。なんと言っていいのか分からない、ことばにしてしまうと失われてしまうかもしれない、日本的な情緒を「もののあはれ」ということばで表すことができたからです。 二つめは、日本語の文法についての研究、三つめは漢字音研究です。 さて、本居宣長の日本語の文法の研究の中心は、「係り結び」と「活用」です。「係り結び」は高校の古典で習いましたね。「ぞ、なむ、や、か」という「係り助詞」があると文末の活用形が連体形になる。「こそ」があると已然形になる。 これを発見したのは、本居宣長です。 古代日本人思考を知るカギだった 我々がいわゆる「古典」で習う『

      「古事記」も「源氏物語」も実は読解不能だった…日本語学の専門家が絶賛する「研究者・本居宣長」のすごさ 「係り結び」の法則がわかったから、読めるようになった
    • 「古事記」も「源氏物語」も実は読解不能だった…日本語学の専門家が絶賛する「研究者・本居宣長」のすごさ 「係り結び」の法則がわかったから、読めるようになった (4ページ目)

      「古事記」も「源氏物語」も実は読解不能だった…日本語学の専門家が絶賛する「研究者・本居宣長」のすごさ 「係り結び」の法則がわかったから、読めるようになった 書き分けがあるのは「お」と「を」だけではなかった ③古代の日本人は多様な音を聞き分けていた 本居宣長は、『古事記』を読み解きながら、儒教や仏教などが浸透していない古代日本の人々が物事や季節をどう感じていたのだろうかということを研究します。 さて、古代の日本人は、現代人より多くの多様な音を聞き分け、書き分けていました。これは現代の言語学、日本語史研究から明らかになったことなのですが、宣長も少しだけ、そのことに気がついています。 このことが明らかにされたのは、東京帝国大学文科大学言語学科を卒業後、のちに同大学国語国文学第一講座教授となった、橋本進吉(1882~1945)によってです。 比較言語学(歴史言語学)と呼ばれる言語変化の法則を研究し

        「古事記」も「源氏物語」も実は読解不能だった…日本語学の専門家が絶賛する「研究者・本居宣長」のすごさ 「係り結び」の法則がわかったから、読めるようになった (4ページ目)
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        「古事記」も「源氏物語」も実は読解不能だった…日本語学の専門家が絶賛する「研究者・本居宣長」のすごさ 「係り結び」の法則がわかったから、読めるようになった 「強調が入ると文末が変わる」 ふつうだったら、「この女を得む」「聞かざりき」となるはずなのですが、「こそ」や「なむ」などの強調する助詞を入れることで、文末の動詞も変わってしまうではないか! と、宣長は気づくのです。 同じようなものが、『伊勢物語』の「芥川」にもあります。 白玉か何ぞと人の問ひし時 露と答へて消えなましものを 我々は「ぞ」が係り助詞ということを知っているので、「ぞ」がどこに係るのかなぁと思って「問ひし」にの「し」を導き出すことができます。「白玉か何かと人の問ひき時」となるはずの本文が、「何ぞ」の「ぞ」の影響を受けて「問ひし」となっているのです。 宣長のすごさは、この文法に対する視点が異常に発達していたこと、そして同時に動詞

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          学び 「古事記」も「源氏物語」も実は読解不能だった…日本語学の専門家が絶賛する「研究者・本居宣長」のすごさ 「係り結び」の法則がわかったから、読めるようになった

            『「古事記」も「源氏物語」も実は読解不能だった…日本語学の専門家が絶賛する「研究者・本居宣長」のすごさ 「係り結び」の法則がわかったから、読めるようになった』へのコメント
          • 「今こそ別れめ」の係り結びは、単語間係り受けでは書けないのか | yasuokaの日記 | スラド

            一昨日の『第3回Universal Dependencies公開研究会』で、中世日本語における係り結びはUniversal Dependenciesで書けないのだろうか、という疑問が残った。それで、あれこれ1日ほど考えてみたのだが、どうもUniversal Dependenciesの動詞中心主義は、係り結びとは相性が悪いようだ。中古和文UniDic+青空BERTで、「今こそ別れめ」を係り受け解析してみよう。 >>> import suparunidic >>> nlp=suparunidic.load(BERT="bert-japanese-aozora6m3m-unidic32k-2m",UniDic="wabun") >>> doc=nlp("今こそ別れめ") >>> import deplacy >>> deplacy.render(doc,Japanese=True) 今   NO

            • 係り結びの法則の解説

              お断り:この記事には、最初に倉橋先生とゆかいな仲間たちの戯れがあります。お急ぎの方は、上にある目次の見たい項目をクリックすると、その解説に飛びますので、そちらをご利用ください。なお、解説は真面目にしております。 こんにちは。今回は中学校で 学習した係り結びの法則を 復習したいと思います。 皆、覚えているかな? はーい。先生。 よろしい。 では、佐吉君、 説明できるかな? もちろんです。ぶぅー。 すいません。 ちょっと風邪ぎみで。 そうか。体を大事に するんだぞ。ところで、 係り結びの法則は 説明できるのかな? もちろんです。 ぶふぅー。 ぶっー、ぶぶぅー。 ……。よし、それでは 係り結びの法則を 復習します。 係り結びの法則とは

              • 【古典文法】係助詞の意味一覧と「係り結び」まとめと問題

                高校古文の文法で学習する係助詞「は・も・ぞ・なむ・こそ・や・やは・か・かは」の意味・はたらきの意味一覧、「係り結びの法則」に関するまとめと問題です。 係助詞にはどのような意味やはたらきがあり、それぞれどのような語(活用形)が結びの語になるのか、係助詞を使った例文、係り結びと結びの省略、結びの流れについて確認します。 古典文法 係助詞の意味・はたらきと一覧 係助詞のはたらき、各係助詞の結びの語と主な意味・はたらきを一覧で見ていきます。 係助詞のはたらきと結びの語 係助詞は体言他さまざまな語についてある意味を添えるもので、下の活用語に一定の結び方を求めます。係助詞とともに用いられる下の活用語を結びの語といい、文末が連体形・已然形になる係助詞と文末の結び方の関係を係り結びといいます。 係助詞の意味、文末の活用形一覧表 係助詞「は・も・ぞ・なむ・こそ・や・やは・か・かは」の主な意味・はたらき、文末

                  【古典文法】係助詞の意味一覧と「係り結び」まとめと問題
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