実は、ほぼ日は社内のエリート人材を手帳部門に回すという人事配置をしていない。一人でも多くの社員に活躍の場を与えることを考え、柔軟なチーム体制を構築していることが特徴だ。これは社員の名刺に部署名が書かれていない点にも表れている。 同社はもともと「東京糸井重里事務所」という個人事務所だった。それが、なぜ従業員数100人超えの上場企業に成長できたのか。その経営手腕について、ほぼ日代表取締役社長の糸井重里さんと、取締役の小泉絢子さんに聞いた。 糸井重里(いとい・しげさと)株式会社ほぼ日 代表取締役社長。1948年生まれ、群馬県出身。コピーライターとして一世を風靡し、作詞や文筆、ゲーム制作などでも活躍。98年に毎日更新のWebサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」創刊。『ほぼ日手帳』をはじめ、AR地球儀『ほぼ日のアースボール』、「人に会おう、話を聞こう。」をテーマにアプリ・Webでお届けする『ほぼ日の學校』な