実際のトークではとてもではないがこの半分も話せてはいません。 ============ 2020年1月31日 『ナウシカ解読増補版』刊行記念トークセッションのためのメモ 稲葉振一郎 1.山川賢一のプロジェクト: ピンカー、デネット、ドーキンス的な現代啓蒙(無神論)の立場からポストモダン左派(「啓蒙の弁証法」的ニヒリズム)を批判している。 しかしその単なる反転(例えば「暗黒啓蒙」)に行かないためにはどうすればよいのか? ex.ドーキンスの宗教否定は裏返しのファナティシズムの危険 単なる現世否定と破滅志向は革命志向や過激な進歩主義の裏返しにしか過ぎない。問題はギアをニュートラルにすること。しかしこれが難しい。 ex.ナウシカのやったことは、ただ未来を餌に人類を管理する権力を拒絶したこと、人類を滅ぼそうとしたわけではない――しかし結果的に、副次的効果として、人類滅亡の可能性を高めた? 私見では「