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『社会制作の方法: 社会は社会を創る、でもいかにして?』(勁草書房) - 著者:北田 暁大 - 橋爪 大三郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
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『社会制作の方法: 社会は社会を創る、でもいかにして?』(勁草書房) - 著者:北田 暁大 - 橋爪 大三郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
著者:北田 暁大出版社:勁草書房装丁:単行本(360ページ)発売日:2018-11-09 ISBN-10:4326654155 IS... 著者:北田 暁大出版社:勁草書房装丁:単行本(360ページ)発売日:2018-11-09 ISBN-10:4326654155 ISBN-13:978-4326654154 構築主義のモチーフを再構成北田暁大(あきひろ)氏は、社会学の理論「構築主義」を正面から論じている。力のこもった一冊だ。 構築主義といっても、馴染(なじ)みがない読者もいよう。本書は論文集なので、細かい論点は追わず、考えの大筋を紹介する。 構築主義はまず世界を、人間に作られたもの(社会)/作られないもの(自然)に分ける。たとえば男女の体のつくり(セックス)は後者だが、男女のあり方(ジェンダー)は前者だ。作られたものなら、時代や文化によって変わるし、変えられる。だから現状を批判できる。 人間が作っているとしても、自覚できるとは限らない。ここが、マルクス主義と似ている。市場経済や階級の存在は自然にみえるが、歴史が作ったもの。
2023/07/15 リンク