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前回の「お金持ちになるたった一つの方程式」をさらに噛み砕いて説明すると、「お金持ちになれる10のルール」が出てきます。お金の本質やその動かし方、社会のあり様、生き方までもが見えてくる、お金本のバイブル『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(橘玲著、幻冬舎文庫)から、引き続き、一部を抜粋してお届けします。各ルールの詳細と真意は、ぜひ本書をお手にとってお楽しみください。 * * * 【ルール1】純利益の確保こそが重要である お金持ちの方程式の第一項は「収入-支出」で、これが純利益として第二項の「資産」に加えられていきます。こうしたキャッシュ(現金)の流れを見るならば、資産運用よりも純利益の方が重要なのは明らかです。 どんなに素晴らしい資産運用をしていても、会社をリストラされて収入がなくなれば、投資の元本を取り崩して生活せざるを得なくなります。これでは、人生設計のゴールは遠のくばか
ただの個人的恨みを晴らしてほしいという、おそらく世界一さもしい理由で自国のサッカーを応援していた私だが、その御恩があまりにも大きすぎたため、ついにもう一生見ることはないと思っていたサッカーを観戦し、応援をすることにした。 することにしたは良いが、私はサッカー観戦以前にテレビの見方もよくわからない。 よって「ワールドカップはテレビをつければ見れますか?」という生まれたての質問をいつも通りTwitterしたところ、幸いabemaがネットでも放送してくれる、ということが判明した。 ネットであればかなり観戦ハードルが下がる。 テレビだと「リモコン」という装置があり、気が付いたらチャンネルを変えてしまったり、口にいれてしまったりするので私には視聴難易度が高いのだ。 結果から言うと日本は惜しくも決勝トーナメント初戦で敗れた。 しかし、本当惜しくもであり、サッカーについて何もしらない私ですら手に汗握り、
何者かになろうとして、懸命にもがく人たちへ――。料理界のカリスマ・三國シェフが綴った感涙の自伝『三流シェフ』。時代の寵児と言われながら、37年間、第一線を走り抜け、名店「オテル・ドゥ・ミクニ」を今年閉じることになった三國シェフ。70歳で新たな夢を実現しようと踏み出した“世界のミクニ”の、これまで、そしてこれからは……。注目の新刊『三流シェフ』から熱き冒頭メッセージをお届けします。 はじめに 東京四谷の住宅街に「オテル・ドゥ・ミクニ」を開業したのは1985年、今から37年前のことだ。 友人の多くが反対した。近所に一軒の飲食店もない、夜は真っ暗な住宅街にフランス料理店を開業するなんて。しかも駐車場もないときている。お客さんが入るわけないだろう、と。 ぼくは住宅街の奥まった場所にあったその建物を、ひとめで気に入った。控えめだが温かみのある洋館。敷地内の樹木のたたずまいもいい。 周囲には他にも立派
ルポ 誰が国語力を殺すのか 2022.12.01 更新 ツイート 『ごんぎつね』の読めない小学生たち。授業見学をして耳を疑った驚きの発言とは? 石井光太 コロナ禍で強いられた窮屈で不自由な生活。コロナ禍の前から拡大していた家庭格差。この厳しい社会環境で生きる子供たちに、いま何が起きているのか? 石井光太さんの話題のベストセラー『ルポ 誰が国語力を殺すのか』(文藝春秋)から、冒頭部分を抜粋してお届けします。 2022年12月8日19時からは、石井光太さんのトークイベントがあります。 * * * 「母の死体を消毒している」「死体を煮て溶かしている」 都内のある公立小学校から講演会に招かれた時のことだ。校長先生が学校の空気を感じてほしいと国語の授業見学をさせてくれた。小学四年生の教室の後方から授業を見ていたところ、生徒の間から耳を疑うような発言が飛び交いだした。 「この話の場面は、死んだ
10歳の時の自分の写真を見ると、ドラゴンボールのヤジロベーに似ている。 兵庫県在住のぽっちゃり小学生は、フランス近衛隊隊長、オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ様に憧れていた。 アントワネットに対しては「恋愛と買い物ばっかりせず仕事せえよ」と思っていた。 『自由であるべきは心のみにあらず!! 人間はその指先1本髪の毛1本にいたるまで、すべて神の下に平等であり自由であるべきなのだ』 子どもの頃、オスカル様のこの言葉にどれだけ勇気づけられただろう。 周りの大人は誰も教えてくれなかった“私の体は私のもの”という身体の自己決定権を、漫画が教えてくれたのだ。 池田理代子先生がインタビューで次のように話していた。 「1972年、24歳の時に『ベルサイユのばら』の連載をスタートさせました。あれからもう50年なんてね。 その頃の日本は完全なる男社会。編集部も男性ばかりでした。 『ベルばら』にしても、当初は
ウクライナ戦争と米中対立 2022.11.10 更新 ツイート 「現状変更」に対する「どっちもどっち論」は、憲法9条の理念の破壊である 細谷雄一/峯村健司 米中関係に精通するジャーナリスト峯村健司さんが、国際政治のエキスパート5人と、これからの世界の勢力図を描き出した『ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界』。慶應義塾大学教授・細谷雄一さんと議論を戦わせた第5章「パワーポリティクスに回帰する世界」から一部抜粋してお届けします。 2022年11月11日19時からは、峯村さんと細谷さんの刊行記念トークイベントがあります。 * * * 私たちはエゴイズム・ニヒリズムとも戦わなくてはならない 峯村 今後の国際秩序づくりにおける、日本政府の役割は大きいですね。もうひとつ心配なのは、日本国民の意識です。ロシアのウクライナ侵攻が始まってから、日本国内ではいわゆる「どっちもどっち論」が
全く自慢にならない話だけど、私は6年も経たずに会社を辞めてしまったので、報道の現場のほんのうわずみしか経験していないし、担当も経済新聞の中では傍流の地方行政などであったので、強い権力とそれにおもねるマスコミの共犯関係を、「どうしてこんな理不尽が」と肌で感じながら飲み込み、「私も加担してしまった」という思いに苛まれる、みたいなドラマチックな瞬間はほとんど経験していない。 地下鉄の保線作業の見学でヘルメットをつけてと言われ、しかしその後のデートのために綺麗に巻いた髪が崩れるのが嫌で、私ちょっとヘルメットをつけると脳が痒くて、と、どちらかと言えばこちらが理不尽なネゴシエーションなどをしているうちに歳をとった。地方の役場なんておよそ古くから蓄積された暗い闇があるのではないかと息巻いて出張に行っても、大抵は人の良い広報課長なんかとすっかり仲良くなって美味しいうどん屋の場所など聞いて和やかに取材を終え
政治批判をすると「反日」「パヨク」「共産党のスパイ」と叩かれる。ヘルジャパンの風物詩である。 せやろがいおじさんも共産党のスパイと言われるそうだ。 スパイだったら、もっと隠密活動するだろう。あんな「THE赤旗」みたいなふんどしを締めないだろう。 『北欧の幸せな社会のつくり方』には、次の文章がある。 『北欧と日本で異なるのは、人々が「自分の意見には価値がある」「一人ひとりに社会を変える力がある」とどれほど感じているかだろう。北欧の教育現場では、徹底的に「自分で考える力」と「批判的に物事を見る力」が養われる』 海外在住の友人たちは「スウェーデンでは政治を批判するのは国民の義務だし、良いことだとされているよ」「中高生も友達と政治について話しているよ」「イギリス人もフランス人も政治談議が大好きで、職場でも『マクロンのここがダメ』とか批判しているよ」と語る。 そういう話を聞くたび、日本は奴隷教育が効
ライムスター宇多丸のお悩み相談室 2022.10.21 更新 ツイート 私は在日韓国人です。ヘイトが怖く日本から出ていきたいと思うようになりました。こんな風に感じるのはおかしいでしょうか。 宇多丸/小林奈巳(女子部JAPAN) ラッパー、ラジオパーソナリティとして縦横無尽に活躍し続けているライムスター・宇多丸さんの人生相談本『ライムスター宇多丸のお悩み相談室』がついに刊行です!女子部JAPANで長年続けてきた連載からぎゅっと厳選&加筆修正してお届けする1冊。仕事や恋愛、人間関係のお悩みから女性差別まで、とことん考え答え続けた名回答の数々、ぜひお楽しみください! * * * 私は在日韓国人。日本でのヘイトが怖いと感じ、日本から出ていく選択をしようと考えるのはおかしい?(2019年11月23日) 私は在日韓国人で、数年前から韓国人/朝鮮人に対するヘイトを少しずつ怖いなと感じるようになり
時代の道徳観にとらわれず自由を求め、破天荒に生きた実在の女たちを描き続ける文筆家の平山亜佐子さん。教科書に載らない、歴史に埋もれた人物を対象とするだけに、その調べものを支える本棚はどうなっているのでしょうか――? 希望は資料はすべてデータ化、すべて検索 本棚は人を表わすというが、わたしの本棚は四つの形態を経た自分史そのものである。 第一形態 絵本、児童書 文字が読めるようになった頃から10歳くらいまでが人生で一番本を読んだ。 愛読書は当時の定番、『こねこのぴっち』、『ノンちゃん雲に乗る』、『長靴下のピッピ』、『メアリーポピンズ』シリーズ、ムーミンシリーズなど。だが、原物はほとんど残っていない。家になるべく本を置きたくないというのが実家の(というより母の)方針だった。祖父が大学教員で家中に本が溢れていた、その反動らしい。10歳で兵庫県から東京に引っ越したときに相当手放した。 社会人になって一
2年前、私は面識のないヒオカさんにそこそこの額のお金を貸したのだ。 私は彼女が世に出るきっかけとなった記事『私が"普通"と違った50のこと~貧困とは、選択肢が持てないということ~』に胸を打たれて、ツイッターで感想を送った。 そこからDMのやりとりが始まり、ライターの仕事の相談に乗ったりしていた。 その後、ヒオカさんが「格安シェアハウスの劣悪な環境に追いつめられて心身ともに限界」という趣旨のツイートをしていたので「お金貸そうか?」と申し出たのだ。 本書にあるように、最初は申し出を固辞された。 そこで「今は生活を立て直すために、まとまったお金が必要だと思う」「ヒオカさんが50歳になるまでに返してくれたらいいよ!」となかば説得するような形でお金を貸した。 律儀な彼女は毎年、誕生日に少しずつ返済してくれている。 ヒオカさんに「自分が出てきてびっくりした」と感想を送ったら「アルさんのお名前を出さなか
今回の作品は、いしいひさいちの『ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ』です。 まぎれもない巨匠であり、一部のファンから大天才として熱狂的に礼讃される、あのいしいひさいちが1冊1000円(梱包料と送料は別)で自費出版しているマンガです。 (ちなみに、9月22日から3刷を発売中ですが、少人数での梱包・郵送なので、1日250冊程度が限界で、入金順に発送しますが、到着まで時間がかかるとのこと、悪しからず)。 この自費出版を教えてくれ、さらに親切にも私に1冊送ってくれたのは、本「マンガ停留所」コーナーを発案し、長年担当を一人で孤独に行っている通人編集者・S儀(57歳)さんです。 しかし、よくよく聞いてみると、S儀さんにこの本のことを教えたのは、いしいひさいちの大ファンである同僚のS賀さん(57歳)だそうです。 今回は、S賀さんのご教示にあずかるところが大きいことをお断りしておきます。 さて、本書の主
拙著『物理の4大定数』が先日発売になりました。手に取ってくださった皆様にお礼申し上げます。そうでないかたは今からでも遅くありませんので、どうぞ本屋(か図書館)へ足をお運びください。電子書籍かオーディブルも御利用いただけます。 発売記念として行なった講演(アーカイブは幻冬舎plusのストアページからご購入いただけます)のなかから、超巨大ブラック・ホールとシン・ウルトラマンとマルチバースというテーマを切り出して、このように文章に翻訳して皆様にお届けいたしておりますが(前編はこちら)、今回はその後編で、いよいよマルチバースの登場です。 * * * 以下、映画のネタバレを含みます * * * ウルトラマンに変身だ! 『シン・ウルトラマン』の主人公・神永新二は、「ベーターカプセル」を用いて、銀色の巨人ウルトラマンに変身します。 ウルトラマンや外星人の巨躯(きょく)は「プランクブレーン」なる場所に保管
宇宙を今ある姿にしている4大定数の秘密を、NASA元研究員の小谷太郎氏がやさしく解説した『物理の4大定数 宇宙を支配するc,G,e,h』(幻冬舎新書)が発売となり、反響を呼んでいる。 発売記念のトークイベントで好評だった、最新の宇宙研究と映画『シン・ウルトラマン』の関係について小谷氏が記事化。 今回は前編をお送りする。 * * * 超巨大ブラック・ホールとシン・ウルトラマンとマルチバースと 幻冬舎より発売されました拙著『物理の4大定数』がただいま店頭に並んでおります。見かけたらどうぞ手にとってひらいてみてください。 『物理の4大定数』の発売記念として先日、オンライン講演を行ないました。物理定数と宇宙について解説しつつ、宇宙関連の(といえなくもない)話題をおしゃべりさせていただきました。お聞きいただいたかたにお礼申しあげます。(アーカイブは幻冬舎plusのストアページからご購入いただ
私が中高生だった頃は、とんねるずが大人気だった。 私も学校で保毛尾田保毛男(ほもおだほもお)のモノマネをして、同級生たちと笑っていた。 時をかける熟女としてタイムリープできたら、私は過去の私に「あなたはみんなを笑わせようと思ってやってるけど、それは差別なんだよ」と言うだろう。 すると過去の私は「ハッ? 差別なんかしてないし、つかおばさん誰?!」とキレるだろう。十代の私の方が強いので、返り討ちに遭うかもしれない。 当時の私は「差別する人=悪い人」だと思っていた。 自分はボランティア活動も募金もしてるし、差別なんかする悪い人間じゃない。 当時はそう考えていたけど、それは間違いである。 差別はたいてい悪意のない人がするものだ。誰かを傷つけてやるぞ! と意気込んで差別する人は少なくて、むしろ喜ばせようとか、盛り上げようと思ってうっかりやらかす人が多い。 うっかりやらかした人が「悪意はなかった」「差
フェミニストとして発信していると、アンチフェミからクソリプをよくもらう。 最近のお気に入りは「穴需要のないババアの嫉妬ww」である。 クソリプだけじゃなく、以前はチン凸もよくされた。チン凸とは、ペニスの画像を送りつける嫌がらせ行為である。 チン凸されるたび、わざわざパンツを脱いで写真を撮って場合によっては画像をトリミングして見知らぬ女に送りつける、きみの人生はそれでいいのか? と思った。 クソリプや汚棒を見ても、記憶喪失が得意のJJ(熟女)は3分後には忘れている。加齢って便利。 基本クソリパーは反応すればするほど粘着してくるので、私はスルー&ブロックしている。 彼らは返事をすると取り憑く妖怪みたいなものだ。 前に「生霊の飛ばし方」をネットで調べたら「除霊のやり方」も出てきた。その記事によると、根菜を食べるのがおすすめなんだとか。 なのでクソリパーにからまれた時はゴボウを食べよう。ゴボウは物
2012年の森美術館個展での撤去抗議はじめ、これまでさまざまに波紋を呼んできた、会田誠さん23歳のときの作品『犬』。その制作意図を作者本人が詳らかにした『性と芸術』が7月21日発売になりました。なぜ『犬』はこれほどまでに反発を生むのでしょうか? 美術作品を「みる」という行為に内在する複雑さ。現代美術家でホーメイ歌手の山川冬樹さんが解き明かします。 「みる」ことの複雑さをめぐって 本書『性と芸術』は二部構成になっている。まず第一部「『犬』全解説」で会田は、自身の作品『犬』とその背景、すなわち制作の経緯や動機、意図、コンセプト、その他作品にまつわる諸々の込み入った話を、個人史を軸にしながら詳細に語る。会田はこの自らの文章を、ソクラテスに死刑判決が下された裁判での法廷弁論、いわゆる「ソクラテスの弁明」になぞらえるが、確かにそれはどこか陳述書に似ている。時折彼らしいユーモアが交えられつつ、出来事は
2012年の森美術館個展での撤去抗議はじめ、これまでさまざまに波紋を呼んできた、会田誠さん23歳のときの作品『犬』。その制作意図を作者本人が詳らかにした『性と芸術』が7月21日発売になりました。「犬」への批判のひとつに、”女性蔑視”があります。かつて現代美術作家として実作し、現在、フェミニズムを射程にいれた文筆家である大野左紀子さんは本書をどう読んだのでしょうか? 王道としての「反時代性」と、性のどうしようもなさと 会田誠は、現代美術において極めてオーソドックスな王道を歩むアーティストである。正統派中の正統派と言ってもよい。と言うと、「女性蔑視のエログロ絵画で人の神経を逆撫でする作家のどこが正統派なのか」「何かと物議を醸すアート界の異端児では?」という声が上がるかもしれない。確かに会田作品、中でも『犬』シリーズがいかに「人の神経を逆撫で」してきたかは、ネットで検索すれば一目瞭然だ。会田誠と
こんな風に育児にまつわる連載をしていると、読者の方に「子を持つメリットってなんですか?」と(DMなどで)聞かれることがあるんだけども、そのまっすぐすぎる質問を前にすると、ちょっと怯む。「えっ」と小さく驚いて、「なんて言おう……」と打ち込んでは消し、打ち込んでは消し、なにか気の利いた一言を返したいのに思い浮かばなくて、困る。 「子ども、めちゃかわいいですよ(ハート)」とか「寝顔を見ると疲れが飛びますよ~!(ハート)」みたいな簡単なコメントを打ち込むものの、きっとそれじゃ彼らの考える「メリット」じゃないよなぁ、いやでも、そもそも「メリットとかそんなんじゃないッッ! 見返りを求めるなんて、不謹慎なッッッッ! フンガッ」と息巻いて押し返せばいいのだろうか、でもそれじゃあ言葉を扱う人としてあまりに怠惰だもんなあとか、なぞの逡巡を繰り返して、結局何も言わぬままにそっとDMを閉じる。 閉じるんだけども、
気の向くまま、日本中を旅している宮田珠己さんが「本当にイイ!」と思ったスポットを、47都道府県別に紹介している『ニッポン47都道府県 正直観光案内』。文庫化記念で試し読み。まずは、大好きな和歌山県からご紹介。 * * * 和歌山県をひとことで言い表すとすれば、それは「遠い」です。 遠いも遠い、ありえないほど遠いです。関西に住んだことのない人間には理解しにくいかもしれませんが、本当に遠いのです。 これがたとえば北海道の稚内が遠いと言われれば当たり前です。地図を見れば一目瞭然でしょう。 ところが和歌山県は日本地図のまんなか付近、日本の歴史における最重要地帯に隣接しているにもかかわらず遠いのです。私は京阪神で生まれ育ちましたが、その当時は和歌山県より鹿児島県のほうに親近感を抱いていました。そのぐらい遠いです。 疑うのであれば、紀勢本線に乗って紀伊半島を一周してみてください。どこまで行って
大学1年生の冬、阪神大震災で被災した。 毒親育ちの私は「このままじゃ親か自分を殺してしまう」と追いつめられて、大学進学を機に家を出た。 バイトしながら安アパートで暮らして、生活は苦しかったけど、かわりに自由を手に入れた。 もう毒親に怯えずにすむ……とホッとした矢先に、あの地震が来たのだ。 あれは地震の3日後だったか、瓦礫だらけの三宮の街でバッタリ父に出くわした時「なんやおまえ、生きとったんか」と言われた。
17年前、交際当時の夫に「私のどこが好きなのか?」と聞いたら「世間に向かって唾を吐いてるところ」という回答だった。 フェミニストはこういう人と付き合うと長続きするんじゃないか。 『僕の狂ったフェミ彼女』(ミン・ジヒョン著)を読んでそう思った。 2019年に韓国で発刊されて話題をさらった本作は、日本でもむっさ売れている(うらやましい) 学生時代に大好きだった元カノと再会したら、フェミニストになっていた?!
小谷太郎『物理の4大定数 宇宙を支配するc、G、e、h』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 光速c、重力定数G、電子の電荷の大きさe、プランク定数h。これらの基礎物理定数は日常から宇宙までを支配する法則が数値となったものだ。我々はふだん物理定数など意識せずに暮らしているが、この値が違えば太陽はブラック・ホールと化し、人類は地球にいられず火星に住むハメになり、宇宙の姿は激変する。本書では人類がいかにして4大物理定数を発見したか、そのことでどんな宇宙の謎が解け、またどんな謎が新たに出現したかを解説。相対性理論、宇宙の構造、素粒子や量子力学までわかる画期的な書! 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 小谷太郎『宇宙はどこまでわかっているのか』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天
モブおじさんとの対話、もうちっとだけ続くんじゃ。 今回もそれぞれ好きな声優さんの声に変換してくださいね。オラは断然、CV子安武人にすっぞ! アル:この対話を読んだ女性陣から「モブさんは平均的なおじさんじゃなくて、すごく希少なおじさんだよね、だって女の話をちゃんと聞くから」という感想が寄せられます。 モブ:そんなに話を聞かないおじさんは多いの?
ダースレイダー『武器としてのヒップホップ』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット ヒップホップは逆転現象だ。病、貧困、劣等感……。パワーの絶対値だけを力に変える! 自らも脳梗塞、余命5年の宣告をヒップホップによって救われた、博学の現役ラッパーが鮮やかに紐解く、その哲学、使い道。/構造の外に出ろ! それしか選択肢がないと思うから構造が続く。 ならば別の選択肢を思い付け。 「言葉を演奏する」という途方もない選択肢に気付いたヒップホップは「外の選択肢」を示し続ける。 まさに社会のハッキング。 現役ラッパーがアジテートする! ――宮台真司(社会学者) / 混乱こそ当たり前の世の中で「お前は誰だ?」に答えるために"新しい動き"を身につける。 ――植本一子(写真家) / あるものを使い倒せ。 楽器がないなら武器を取れ。進歩と踊る足を止めない為に。 イズ
さっつん以外にこの役を演じられる人はしばらく出てこないと思う。数年したら出てくるかもしれないけど、今現在では居ないと思う。 そう言われて受け取った台本があった。 読んでみると、美月という少女がそこに居た。 何故か惹かれた。 私が演じなければ、美月は居なくなってしまうのだろうか。美月はどこにいくのだろうか。 14歳から沢山の台本を読ませてもらってきて、私が演じなければいけない。初めてそう思った。
モブおじさんとの対話が好評につき、続きを書きます。 今回もそれぞれ好きな声優さんの声に変換してくださいね。私は無論、CV子安武人にします。 アル:前回話したように、差別はたいてい悪意のない人がするんですよ。 「盛り上げよう」「笑わせよう」と思って、うっかりやらかす場合が多いんです。 モブ:うっかりやらかさないためには、どうしたらいいんだろう?
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