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千田有紀の検索結果1 - 13 件 / 13件

  • 「女性は人数多くてもマイノリティー」武蔵大・千田有紀教授 性自認尊重のトレンドに懸念

    武蔵大の千田有紀教授(家族社会学・ジェンダー論)が国会内で講演し、生物学的な性差から性自認(心の性)を重視する流れが強まっているとして、「性別の基準に性自認の尊重を置けば、『女性に見えないけど、あなたは本当に女性なの』と疑うこと自体、差別とされかねない。女性は数は多くてもマイノリティーだということを分かってほしい」と述べ、警鐘を鳴らした。女性の権利保護を目指す「女性スペースを守る諸団体と有志の連絡会」が今月18日に開いた集会でも講演した。千田氏の発言要旨は以下の通り。 ◇ 見られる存在になることに不安女性は、心と体が一致しない性同一性障害(GID)の人たちの「体を変えたい」との思いに対し、温かなまなざしを送っていた。自由な社会を目指す思いはGIDも女性も同じだ。戸籍上の性別を変更するために男性器を取ってしまうほど女の人になりたいと思っているならば、その人は女性だと思い、共存していた。 《昨

      「女性は人数多くてもマイノリティー」武蔵大・千田有紀教授 性自認尊重のトレンドに懸念
    • KADOKAWAの刊行中止と表現の自由-私たちはどのような社会に向かうのか(千田有紀) - エキスパート - Yahoo!ニュース

      KADOKAWAから発売予定だった「あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」(アビゲイル・シュライアー著、岩波明監訳、村山美雪・高橋知子・寺尾まち子共訳)が発売停止になった。講演会などが抗議活動で中止になることは今まであったが、本が発刊停止になるという事態は、前代未聞ではないだろうか。しかもこの本は、『エコノミスト』誌の2020年の「その年の本」、2021年の『ザ・タイム』紙と『サンデータイムス』紙のベスト本に選ばれ10カ国もの国で翻訳されている話題の本であった。 発売が宣伝されると同時に、Amazonでの「ジェンダー」のカテゴリーでは1位、総合でも26位になっていたという情報もある。多くのひとが関心をもって予約した。 その一方で、SNSではこの本に対する反対運動が広がった。トランスジェンダーは社会的に「感染」などしない(タイトルを虚心に読めば「ブーム」が感

        KADOKAWAの刊行中止と表現の自由-私たちはどのような社会に向かうのか(千田有紀) - エキスパート - Yahoo!ニュース
      • KADOKAWAジェンダー本の刊行中止「抗議して委縮させるのは卑怯」 武蔵大の千田有紀教授

        武蔵大の千田有紀教授(本人提供)KADOKAWAがアビゲイル・シュライアーさんの著書「あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」の刊行を中止したことについて、武蔵大の千田有紀教授(家族社会学・ジェンダー論)が6日、産経新聞の取材に応じた。著書は発売前からSNS(交流サイト)上で「差別助長につながる」などといった投稿が相次ぎ、同社本社前で抗議集会も予定された。千田氏は「原作を読んだ上で批判している人はどれだけいるのか」と指摘し、「出版社側に抗議して委縮させるのは極めて卑怯だ」と訴えた。発言要旨は以下の通り ◇ KADOKAWAのような大手出版社が刊行を取りやめる事態は想定していなかった。シュライアーさんの原作「Irreversible Damage(不可逆的なダメージ)」は10カ国語に翻訳されているが、日本語では読めないことになった。知る機会が奪われている。 シ

          KADOKAWAジェンダー本の刊行中止「抗議して委縮させるのは卑怯」 武蔵大の千田有紀教授
        • 性同一性障害と「女湯」問題-性器の外観要件も「違憲」と反対意見をつけた3人の裁判官はどう考えたのか?(千田有紀) - エキスパート - Yahoo!ニュース

          10月25日の性同一性障害の特例法の大法廷は、戸籍の性別変更の審判の際に「生殖腺がないか、その機能を永続的に欠く」という手術要件を、裁判官の全員一致で「違憲」としました。ただ性別移行のためのもう一つの条件、「変更する性別の性器に似た外観を備えている」という外観要件は、最高裁では「違憲」とは判断されず、高裁に差し戻されました。 女性から男性へと移行しようとするひとは、ホルモン治療による性器の変化で「(ペニスという)外観」を備えていると考えられることが多いので、女性から男性への戸籍の性別変更のハードルはぐっと下がったと言えるでしょう。よかったと思います。 しかしこれまで一貫して問題となってきたのは、男性から女性に移行することです。高裁に差し戻されましたが、15人の裁判官のうち3人の裁判官が、外観要件を「違憲」だと判断しています。ここではその根拠を、とくにこれまでよく問題とされてきた「女湯」との

            性同一性障害と「女湯」問題-性器の外観要件も「違憲」と反対意見をつけた3人の裁判官はどう考えたのか?(千田有紀) - エキスパート - Yahoo!ニュース
          • 日本社会学会への要望書の全文と責任者の公開を望む|千田有紀

            溜息が出る。鶴田幸恵さんが日本社会学会へ送ったとする要望書のご本人担当部分が、ネット上で公開された件である。ご本人が非常に辛い生活を送っていらっしゃるようなので少し悩んだが、noteのみならず、XやfacebookやさまざまなSNSに投稿されているようなので、私自身の名誉にもかかわることであり、反論せざるを得ないと判断するに至った。このようなことに振りまわされること自体、非研究生活に非常にマイナスであり、当惑せざるを得ない。鶴田さんだけではなく小宮友根さんにも、私を執拗に批判するのではなく、研究全体が前進するような言動を切に望む。 鶴田さんは、私の論文を「差別論文」だと主張しているが、その根拠はとうてい納得のできるものではない。伊藤公雄会長が取り合わず、「問題があるかどうかは紙面上で議論せよ」という常識的な対応をされたことは、学問の自由が曲がりなりにも担保されていることを示している、とりあ

              日本社会学会への要望書の全文と責任者の公開を望む|千田有紀
            • ジェンダー肯定医療のスキャンダルに投じられた一石 KADOKAWAの出版停止が隠した問題(千田有紀) - エキスパート - Yahoo!ニュース

              KADOKAWAから発売予定だった『あの子もトランスジェンダーになった―SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』(アビゲイル・シュライアー著、岩波明監訳)の発売停止になった。この本の邦題がよくなかったという意見があるが(KADOKAWAもそう謝罪している)、原題は『Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing Our Daughters』、つまり『取り返しのつかない損傷-娘たちを誘惑するトランスジェンダーの狂乱(的流行)』である。ジェンダー肯定医療を「取り返しがつかない」と呼び、「誘惑」「狂乱」という単語を副題に入れた原題よりは、ひとびとの抵抗を和らげようとして考えられた邦題だろうと思うと、何が正解だったのかは、そう簡単には決着はつかないように思う(原題を正確に訳して発売したとしてもirreversible、damage、seduce、

                ジェンダー肯定医療のスキャンダルに投じられた一石 KADOKAWAの出版停止が隠した問題(千田有紀) - エキスパート - Yahoo!ニュース
              • 「メッタ刺しにする」-オウムに続き、脅迫されても滝本太郎弁護士が女性を守る「防波堤」を続ける理由(千田有紀) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                9月27日に開かれた性同一性障害特例法が違憲かどうかをめぐって開かれた大法廷についての疑問を、以前書かせていただいた(性同一性障害特例法の違憲性の大法廷がもたらすもの―さまざまなひとたちの合意はどう見つけられるのか)。 それでは専門家から見ると、この大法廷はどう見えるのだろうか。ここで私の質問に答えてもらうのに適任だと思ったのは、弁護士の滝本太郎先生である。滝本さんはオウムの事件にかかわり、途中サリンで殺されそうになるなどの危機的な事態を何度も経つつも、ぶれることなく信念を貫いた方だ。共同親権にかんしては、懐疑的な私とは意見が異なるが、この問題について多くの弁護士がトランスジェンダーの権利獲得に熱心であるあまり、性急な制度構築に対して女性たちが疑問の声をあげることを批判するのに対して、そうした声を拾う側としてもっとも精力的にかかわってこられたのは、間違いなく滝本さんである。滝本さんは、女性

                  「メッタ刺しにする」-オウムに続き、脅迫されても滝本太郎弁護士が女性を守る「防波堤」を続ける理由(千田有紀) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                • Yahoo!ニュース エキスパート オーサー千田有紀さんのコメント - Yahoo!ニュース

                  提言女性から男性になる場合はまったく問題はないが、男性が女性に性別変更しようとする際には、まだ課題がある。私たちの社会は、性別によって女性の安全を担保したり(トイレや風呂)、公平性を担保したり(男女別のスポーツ)してきている。 これまで身体によって決まっていた性別を、ジェンダーアイデンティティや性自認という内面に移すなら、これらの問題の解決が必要である。 しかし現状では、この話をすることすら「トランス差別」「ノーディベート」であるとされ、まったく解決の見通しが立っていない。LGBT理解増進法の立案のときに、国会で女性スペースの利用は戸籍の性別や身体的な特徴でと話されていたが、戸籍の性別と身体的特徴が一致しない場合については言及されてもいなかった。 個人の思いは理解できるが、社会制度の合意ができていないのに、手術要件の撤廃は時期尚早であると考える。きちんとした議論をまず積み重ねるべきだ。

                    Yahoo!ニュース エキスパート オーサー千田有紀さんのコメント - Yahoo!ニュース
                  • 『「女性は人数多くてもマイノリティー」武蔵大・千田有紀教授 性自認尊重のトレンドに懸念』へのコメント

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                      『「女性は人数多くてもマイノリティー」武蔵大・千田有紀教授 性自認尊重のトレンドに懸念』へのコメント
                    • KADOKAWAの刊行中止事件から、私たちが学ぶべきもの(千田有紀) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                      KADOKAWAの翻訳本、『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』の出版停止騒動であるが、SNS上ではまだまだ刊行を批判する声が続いている。前にもKADOKAWAの刊行中止と表現の自由-私たちはどのような社会に向かうのかで述べたが、この騒動は著者を含む出版関係者が、本の刊行停止に大きな役割を果たしてきた。なかには「これは『表現の自由』の問題などではない。内容は読んではいないが『ヘイト本』であるようだ。そういう本が刊行されなくてよかった」という意見を表明しているひともいる。 「読んではいないが」「ヘイト本」という言葉の組み合わせに驚きを隠せないが、間違いなくこれは「表現の自由」の問題である。KADOKAWAが「自主的に」刊行中止を決めたとはとても言えまい。なぜなら、本に関連したX(旧Twitter)へのポストや、KADOKAWAにもらったコメントにつけた「い

                        KADOKAWAの刊行中止事件から、私たちが学ぶべきもの(千田有紀) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                      • 清水晶子さんに問う「フェミニズムの敗北」とは?(『地平』2号水上文さんとの対談より)|千田有紀

                        『地平』の2号が「奪われるフェミニズム」特集だそうだ。水上文×清水晶子さんによる対談が、「『フェミニズムの敗北』を乗り越えるために」とは、すごいタイトルだ。私は清水さんをフェミニズムの理論家だと思ったことはないし、むしろクィアの立場から(?)フェミニズム批判を一貫として生業にしているひとという印象しかない(そもそも専門が人文学なので、社会科学の勉強をなさらないのであったら、社会制度の話はあまりなさらないほうがいいと思う。発言や書き物に間違いが非常に多くて、端的に日本のフェミニズムの歴史をご存じないみたいだし←ご本人から反論があったらきちんと批判を書きます)。視点もフェミニストだと思ったことはない。例えば「埋没した棘」では性被害者を同情を引いて女同士で連帯するために被害を語るひとたちだと決めつけ、女湯に潜む男性器つきのトランスを称揚する謎の論文であった。掲載した岩波書店の勇気をたたえたい気持

                          清水晶子さんに問う「フェミニズムの敗北」とは?(『地平』2号水上文さんとの対談より)|千田有紀
                        • 「女性は人数多くてもマイノリティー」武蔵大・千田有紀教授 性自認尊重のトレンドに懸念(産経新聞) - Yahoo!ニュース

                          武蔵大の千田有紀教授(家族社会学・ジェンダー論)が国会内で講演し、生物学的な性差から性自認(心の性)を重視する流れが強まっているとして、「性別の基準に性自認の尊重を置けば、『女性に見えないけど、あなたは本当に女性なの』と疑うこと自体、差別とされかねない。女性は数は多くてもマイノリティーだということを分かってほしい」と述べ、警鐘を鳴らした。女性の権利保護を目指す「女性スペースを守る諸団体と有志の連絡会」が今月18日に開いた集会でも講演した。千田氏の発言要旨は以下の通り。 ■見られる存在になることに不安 女性は、心と体が一致しない性同一性障害(GID)の人たちの「体を変えたい」との思いに対し、温かなまなざしを送っていた。自由な社会を目指す思いはGIDも女性も同じだ。戸籍上の性別を変更するために男性器を取ってしまうほど女の人になりたいと思っているならば、その人は女性だと思い、共存していた。 《昨

                            「女性は人数多くてもマイノリティー」武蔵大・千田有紀教授 性自認尊重のトレンドに懸念(産経新聞) - Yahoo!ニュース
                          • 活動家に対して自分の意見を言った罪ー小宮友根さんの私の『現代思想』への批判を再批判する。|千田有紀

                            小宮友根さんが私の『現代思想』「『女』の境界線を引き直す―『ターフ』をめぐる対立を越えて」(千田有紀)について、『現代思想』の千田論考についてで批判して事について、軽く反論しておきます。私のこの論文は、「論考」であるようです。清水晶子さんも藤高和輝さんも、みんなで私の論文は「論文などではない」「あんなの論考で十分だ」というなぜかよくわからない「論考」という言葉を貶めるゲームを粛々と続けられていることが、面白すぎます。学者ですよね? そんな違いがこの2つの言葉にあったんですね(棒)。興味深いことです。こういういじめは楽しいですか? 千田某、論考以前にそもそも論文書く能力が無いんだわ。これでよくもまあ学者名乗れるわとドン引きするレベル。 『現代思想』の千田論考について - frrootsのtwitter補完メモ - https://t.co/qmyW0jxHbt — 四式戦闘機 (@ki84t

                              活動家に対して自分の意見を言った罪ー小宮友根さんの私の『現代思想』への批判を再批判する。|千田有紀
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