ジャズのビッグバンド「原信夫とシャープス&フラッツ」を率いたサックス奏者の原信夫(はらのぶお)(本名塚原(つかはら)信夫)さんが二十一日午後九時四十八分、肺炎による呼吸不全のため東京都の病院で死去した。九十四歳。富山市出身。葬儀は近親者のみで行い、後日お別れの会を開く予定。喪主は長男原とも也(本名塚原知哉(つかはらともや))氏。 旧海軍軍楽隊を経て、戦後、進駐軍のクラブでジャズのレコードを聴き、演奏法を学んだ。一九五一年にビッグバンド「原信夫とシャープス&フラッツ」を結成。ジャズ全盛期に屈指の人気を誇った。