並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 8 件 / 8件

新着順 人気順

古生物学の検索結果1 - 8 件 / 8件

  • 古代のタコス型節足動物に大顎があることが判明し長年の謎が解明される

    体全体が背甲で包まれ、まるで「タコス」のように見える古代生物「オダライア」に大顎があることが判明しました。100年以上前に発見されたオダライアが一体どんな生き物だったのか、何をどのように食べていたのかといった疑問が、今回の発見で解消される見込みです。 The Cambrian Odaraia alata and the colonization of nektonic suspension-feeding niches by early mandibulates | Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rspb.2024.0622 What a Bizarre Taco-Shaped Sea Creature Can Te

      古代のタコス型節足動物に大顎があることが判明し長年の謎が解明される
    • 中国の科学者、ティラノサウルスの新属新種を発見

      【7月30日 Xinhua News】中国浙江省自然博物院の古生物学研究チームがこのほど、化石調査を通じてティラノサウルス科恐竜の新属新種を特定した。同恐竜は中国南東部で発見された吻部(ふんぶ)の短いティラノサウルスの一種でもある。関連の学術論文は25日、国際自然科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。 同研究は、浙江自然博物院の古生物学者である鄭文傑(てい・ぶんけつ)氏、金幸生(きん・こうせい)氏、謝俊芳(しゃ・しゅんほう)氏、杜天明(と・てんめい)氏の4人が共同で完成させた。研究チームは、長年にわたって恐竜研究に尽力し、同博物院の学術および科学の普及活動を支えてきた中国科学院の徐星(じょ・せい)院士(アカデミー会員)に敬意を表し、この新種の恐竜を「Asiatyrannus xui」と名付けた。 研究チームの1人で同博物院地球科学部の鄭文傑副主任兼研究館員によると、「Asi

        中国の科学者、ティラノサウルスの新属新種を発見
      • 古生物学:初期の小型哺乳類は成長がゆるやかだったかもしれない | Nature | Nature Portfolio

        初期の小型哺乳類は、現代の同程度の大きさの哺乳類よりも寿命が長く、発育期間も長かった可能性があるという論文が、Natureに掲載される。スコットランドで発見された、ジュラ紀中期(約1億6600万年前)のネズミサイズの生物の骨格化石に基づくこの発見は、この時期に哺乳類の発達に重要な変化が起こったことを示唆している。 現代の哺乳類は通常、幼少期には急速に成長するが、大人になると成長が止まる。成体の体格が小さい種は一般的に、体格の大きい種よりも発育が早く、成熟が若く、寿命が短く、出産数が多い。哺乳形類(初期の哺乳類とその最も近い絶滅親類)は、成体の体格が非常に小さかった(100グラム未満)が、寿命も長く、成長速度も現在の小型哺乳類より遅かった。しかし、このパターンの出現とその時期を理解することは、幼生化石の不足のために困難であった。 Elsa Panciroliraらは、スコットランドのスカイ島

          古生物学:初期の小型哺乳類は成長がゆるやかだったかもしれない | Nature | Nature Portfolio
        • 古生物学:初期の小型哺乳類は成長がゆるやかだったかもしれない | Nature | Nature Portfolio

          初期の小型哺乳類は、現代の同程度の大きさの哺乳類よりも寿命が長く、発育期間も長かった可能性があるという論文が、Natureに掲載される。スコットランドで発見された、ジュラ紀中期(約1億6600万年前)のネズミサイズの生物の骨格化石に基づくこの発見は、この時期に哺乳類の発達に重要な変化が起こったことを示唆している。 現代の哺乳類は通常、幼少期には急速に成長するが、大人になると成長が止まる。成体の体格が小さい種は一般的に、体格の大きい種よりも発育が早く、成熟が若く、寿命が短く、出産数が多い。哺乳形類(初期の哺乳類とその最も近い絶滅親類)は、成体の体格が非常に小さかった(100グラム未満)が、寿命も長く、成長速度も現在の小型哺乳類より遅かった。しかし、このパターンの出現とその時期を理解することは、幼生化石の不足のために困難であった。 Elsa Panciroliraらは、スコットランドのスカイ島

            古生物学:初期の小型哺乳類は成長がゆるやかだったかもしれない | Nature | Nature Portfolio
          • 「多様性」のあるミュージアムとは何か? アートが共同する場をつくるマンチェスター・ミュージアム[第5回] ミュージアムで迷子になる

            ミュージアム研究者・小森真樹さんが2024年5月から11ヶ月かけて、ヨーロッパとアメリカなど世界各地のミュージアムを対象に行うフィールドワークをもとにした連載「ミュージアムで迷子になる」。 古代から現代までの美術品、考古標本、動物や植物、はては人体など、さまざまなものが収集・展示されるミュージアムからは、思いがけない社会や歴史の姿が見えてくるかもしれません。マンチェスター最終日は、マンチェスターを代表するミュージアムがどのように「多様性」を取り入れていったのかを見ていきます。 マンチェスターを代表するミュージアムに、その名もズバリ「マンチェスター・ミュージアム(Manchester Museum)」がある。マンチェスター大学附属の自然科学・考古学・人類学の博物館で、19世紀初めから大学各部門が蒐集してきたコレクションを公開している[*1]。大学が保有のコレクションをミュージアムが管理する「

              「多様性」のあるミュージアムとは何か? アートが共同する場をつくるマンチェスター・ミュージアム[第5回] ミュージアムで迷子になる
            • ビーグル号航海記:ダーウィンの船上生活と科学的探求の壮大な旅

              1831年12月27日、22歳のチャールズ・ダーウィンは、イギリス海軍の測量船HMS ビーグル号の博物学者として、プリマスから壮大な世界周航の旅に出発しました。この航海は1836年10月2日に終了するまで、約5年続き、後の進化論につながる貴重な観察と経験をダーウィンにもたらしました。 ビーグル号の詳細と目的 ビーグル号は、全長90フィート(約27メートル)、幅24フィート(約7.3メートル)の比較的小型の帆船でした。この航海の主な目的は以下の通りです: 主要目的:南米の海岸線の詳細な測量と正確な海図の作成。 科学的目的:世界各地の地質、生物相、気象条件の調査。 副次的目的:イギリスの帝国主義的拡大に関連し、潜在的な植民地や貿易拠点の調査。 航海技術の向上:新しい航海機器や技術の実地テスト。 これらの目的は、当時のイギリス海軍の科学的探査の重要性を反映していました。 ビーグル号の航路と主な活

                ビーグル号航海記:ダーウィンの船上生活と科学的探求の壮大な旅
              • 世紀転換期・戦間期読書まとめ - logical cypher scape2

                昨年末に以下のようなことを書いた。 『軍靴のバルツァー』からの『リラと戦禍の風』、あるいはキュビスム展の流れで、第一次世界大戦前後が気になり始めている。 というか、もともと戦間期の文化史は興味があって、なので大正史も読んでて面白かったなあというのがあって、もう少しちゃんと勉強しようかなと思った。 しかし、そう思って、ググり始めると気になる本が山のように出てきて「ええと、どうすんのよ、これ」とも思っている。 ベル・エポックから1920年代、パリ、ウィーン、ベルリンないしヴァイマル共和国、ニューヨーク、ロンドンあたりの、美術・芸術、大衆文化、社会主義、哲学・思想についての概観をつかむ、というか。 とりあえず、新書・文庫系の本をピックアップしている。 2023年まとめ - logical cypher scape2 一段落ついてきたかなあと思うので、まとめ記事とする。 全体(第一次大戦) 最後の

                  世紀転換期・戦間期読書まとめ - logical cypher scape2
                • “魚類”と“両生類”と“爬虫類”と“鳥類”と“哺乳類”は「ヒトとヤツメウナギの共通祖先の子孫だった」…その驚きの事実の詳細とは?

                  (さらしな・いさお)。古生物学者。武蔵野美術大教授。東京大学大学院非常勤講師。1961年、東京都生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。民間企業を経て大学に戻り、東京大学大学院理学系研究科修了。博士(理学)。専門は分子古生物学。『化石の分子生物学』(講談社現代新書)で、第29回講談社科学出版賞を受賞。著書に『宇宙からいかにヒトは生まれたか』『進化論はいかに進化したか』(ともに新潮選書)、『爆発的進化論』(新潮新書)、『絶滅の人類史』(NHK出版新書)、『若い読者に贈る美しい生物学講義』(ダイヤモンド社)、共訳書に『進化の教科書・第1~3巻』(講談社ブルーバックス)などがある。 若い読者に贈る美しい生物学講義 生物とは何か、生物のシンギュラリティ、動く植物、大きな欠点のある人類の歩き方、遺伝のしくみ、がんは進化する、一気飲みしてはいけない、花粉症はなぜ起きる、iPS細胞とは何か・・・。分子古

                    “魚類”と“両生類”と“爬虫類”と“鳥類”と“哺乳類”は「ヒトとヤツメウナギの共通祖先の子孫だった」…その驚きの事実の詳細とは?
                  1