子供の教育には多大な費用と時間を要する。限られたリソースでいかに効果的に果実を得るか? 親にとって切実なこの問題を最新刊『コスパで考える学歴攻略法』で「費用対効果」の観点から論じた作家・藤沢数希と、名門・麻布出身で歯に衣着せぬ発言が話題の経済学者・成田悠輔が語り合う。 *** 【写真を見る】「中高一貫校」「公立コース」どちらに軍配が? ――現代政治の問題点を鋭く指摘した処女作『22世紀の民主主義』がベストセラーになり、毒のあるコメントで、テレビ、ネット、ツイッターで大活躍の成田悠輔さんですが、経歴は麻布中学・高校から一浪して東京大学文科二類に合格、経済学部で最優秀卒業論文により大内兵衛賞を受賞。その後、マサチューセッツ工科大学(MIT)でPh.D.(博士号)を取得と、日本人で最高峰の学歴を歩んでいるともいえます。あまり自らの受験体験についてお話しされたことはないと思いますが、小学生の高学年