昔は小説を好んで読みましたが、最近では殆ど手に取ることもなくなりました。その代わり、古典を繰り返し読み耽っています。源氏物語、枕草子、方丈記、徒然草など。 古典には、今も深く魂に突き刺さるものがあります。だから1000年も読み継がれてきたのでしょう。 先月、最終回を迎えたアニメ「平家物語」。この最終回がとても心揺さぶられるもので、この回だけ何十回も繰り返し再生し、ほぼ画面構成と台詞を暗記してしまったほど。 今回、その感想を少しだけ綴ってみようと思います。 heike-anime.asmik-ace.co.jp ただの人たちの物語 悲惨さを強調しない演出 見るべきものはすべて見つ 音楽とカット割り オープニング「光るとき」 諸行無常は不幸ではない 最後に ただの人たちの物語 「驕る平家は久しからず」。隆盛を誇る者、調子に乗っていた者は危ない、いつか転落する、痛い目に遭う…という他者の成功を嫉