概要 KaggleのHMSコンペ[4]の1st place solution[3]のアンサンブルモデルの一つにSuperlets[1]というfilterbankが使われていた。このfilterbankの特徴を原著により確認していく。 原著ではEEGに対する視覚的評価などを行なっているが、ここではとりあえず何をやっているかを把握したいだけなので理論的な内容に留める。 なお、タイトルの「超解像度」というのは原著のタイトルにちなんだ。おそらく著者らの意図としては「単一フィルタにおける理論的な制約を超えた解像度の表現が得られる」というのが言いたいのだと思われる。 用語 日本語でどう訳すのが一般的かわからなかったが、本稿では仮に以下の訳を用いる。 周期数(number of cycles): Wavelet変換(Morlet)における窓関数のパラメータc。直感的には「window中に含まれる有効な周