自民党の広瀬めぐみ参院議員(58)が届け出ていた公設秘書に勤務実態がなく、国から給与を詐取した疑いがあるとして東京地検特捜部は30日、広瀬氏の事務所と自宅に強制捜査に入った。広瀬氏は当選1回で、麻生太郎副総裁が会長を務める麻生派(志公会)に所属する。党派閥パーティー収入不記載事件を巡り政治不信が高まる中、改めて所属議員の不祥事が明らかになり、自民にとってさらなる逆風となりかねない。 広瀬氏は弁護士で、令和4年7月の参院選で岩手選挙区から出馬し、初当選した。国会では参院東日本大震災復興特別委員会などに所属している。 一方、5年7月に松川るい参院議員ら党女性局メンバーがフランス研修中にパリのエッフェル塔前でポーズを決めた写真などを投稿し、「観光旅行」にみられかねないとしてSNSで物議を醸したが、広瀬氏もこの研修に参加していた経緯がある。 今年2月には「デイリー新潮」に、昨年10月、広瀬氏が外国