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坂本一亀 三島由紀夫の検索結果1 - 9 件 / 9件

  • FILT NO SMOKING NO LIFE 細野晴臣

    失われかけているものの中にこそ、かけがえのないものがある。ミュージシャン・細野晴臣が、今後も「遺したいもの」や、関心を持っている「伝えたいこと」を語る連載の第11回。一つ一つの言葉から、その価値観や生き方が見えてくる。 消えないスピリット。 最後に会った日。 2023年になってから、本当にいろいろなことがあったね。幸宏、鮎川誠くん、岡田徹くん、そして教授。みんな立て続けだったから、気持ちが追いつかなかった。落ち着いてひとりひとりにさよならも言えない、仲間が戦死していくときの気持ちってこういうことなのかな、と。 幸宏の印象はいまも2019年当時のまま、その後の4年のあいだ止まってる。僕がロサンゼルスでライブをしたとき、幸宏が観にきてくれて、そのあと呼ばれたDJパーティにも幸宏が来た。ちょうど幸宏の誕生日だった。だからバースデー・パーティになってね。そのときの元気な印象が強く残ってる。それから

      FILT NO SMOKING NO LIFE 細野晴臣
    • 第2回 「教授」以前の彼(その1)|「教授」と呼ばれた男――坂本龍一とその時代 |佐々木 敦|webちくま

      比類なき輝きを放つ作品群を遺すとともに、「脱原発」など社会運動にも積極的に取り組んだ無二の音楽家、坂本龍一。その多面的な軌跡を「時代精神」とともに描き出す佐々木敦さんの好評連載、第2回の公開です! 坂本龍一は、1952年1月17日、東京都中野区に生まれた。父親は河出書房/新社の文芸編集者だった坂本一亀、母親は帽子デザイナーの坂本敬子。龍一はひとりっ子である。 両親と幼少時の思い出を坂本龍一は何度か語っている(『音楽は自由にする』2009年、『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』2023年、吉村栄一が坂本に長期間にわたりインタビュー取材を行って著した『坂本龍一 音楽の歴史』2023年、など)。 1 近くて遠い存在だった父親 三島由紀夫の『仮面の告白』(1949年)を始めとして、埴谷雄高、高橋和巳、野間宏、椎名麟三、井上光晴、中村真一郎、小田実、丸谷才一、いいだ・もも、辻邦生など戦後文学の重要作

        第2回 「教授」以前の彼(その1)|「教授」と呼ばれた男――坂本龍一とその時代 |佐々木 敦|webちくま
      • 【彼の死は納得できない】生物学者・福岡伸一氏インタビュー「生物とがんと親友・坂本龍一さんのこと」

        生物学と音楽というまったく異なるフィールドで活躍してきた“ハカセ”と“教授”は志を同じくする生涯の友だった──生物学者として“生命とは何か”を問い続ける福岡伸一さんは坂本龍一さん(享年71)が旅立ったことをどう受け入れたのか。福岡さんにインタビューした。 「生物学者として繰り返し、“死は最大の利他的な行為である”という生命哲学を表明してきた私ですが、いざそれが非常に近しい友人の身の上に降りかかったとき、一般的な理論とは違う“個別性”についてまざまざと感じさせられました。 自分というひとりの人間にとって、坂本さんが旅立ってしまったことの欠落や喪失は簡単に埋められないですし、彼の死は納得できない。いまだに『坂本さんだったら、こういう問題をどう考えただろうな』としばし思いにふけることがあります」 長く親交を育んできた音楽家の坂本龍一さん(享年71)のことをこう振り返るのは、青山学院大学教授・米ロ

          【彼の死は納得できない】生物学者・福岡伸一氏インタビュー「生物とがんと親友・坂本龍一さんのこと」
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          失われかけているものの中にこそ、かけがえのないものがある。ミュージシャン・細野晴臣が、今後も「遺したいもの」や、関心を持っている「伝えたいこと」を語る連載の第11回。一つ一つの言葉から、その価値観や生き方が見えてくる。 消えないスピリット。 最後に会った日。 2023年になってから、本当にいろいろなことがあったね。幸宏、鮎川誠くん、岡田徹くん、そして教授。みんな立て続けだったから、気持ちが追いつかなかった。落ち着いてひとりひとりにさよならも言えない、仲間が戦死していくときの気持ちってこういうことなのかな、と。 幸宏の印象はいまも2019年当時のまま、その後の4年のあいだ止まってる。僕がロサンゼルスでライブをしたとき、幸宏が観にきてくれて、そのあと呼ばれたDJパーティにも幸宏が来た。ちょうど幸宏の誕生日だった。だからバースデー・パーティになってね。そのときの元気な印象が強く残ってる。それから

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          • 佐藤 究、三島由紀夫に挑んだ新作長編『幽玄F』を語る 「重視したのは、死の享楽や美を持たせないこと」

            『テスカトリポカ』(2021年)で第34回山本周五郎賞と第165回直木三十五賞を受賞した佐藤究の待望の新作長編『幽玄F』が、10月20日に河出書房新社より刊行された。航空宇宙自衛隊員の戦闘機パイロットを主人公としたエンターテインメントでありつつ、日本文学史に名を残す大作家・三島由紀夫を強く意識した内容になっている。三島由紀夫×『トップガン』ともいわれる本作は、どのように生まれたのだろうか。(円堂都司昭/10月4日取材・構成) 「三島をテーマにお願いします」といわれて、即座に断りました 佐藤究『幽玄F』(河出書房新社) ――『幽玄F』は「文藝」2023年夏号に一挙掲載後の単行本化ですが、基本的にエンタメ小説を対象にした直木賞の受賞第一作が、純文学の雑誌に載ったのは初めてらしい。でも、本作は5年前から構想があったそうですから、スタートは『テスカトリポカ』(KADOKAWA)以前となりますか。

              佐藤 究、三島由紀夫に挑んだ新作長編『幽玄F』を語る 「重視したのは、死の享楽や美を持たせないこと」
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              失われかけているものの中にこそ、かけがえのないものがある。ミュージシャン・細野晴臣が、今後も「遺したいもの」や、関心を持っている「伝えたいこと」を語る連載の第11回。一つ一つの言葉から、その価値観や生き方が見えてくる。 消えないスピリット。 最後に会った日。 2023年になってから、本当にいろいろなことがあったね。幸宏、鮎川誠くん、岡田徹くん、そして教授。みんな立て続けだったから、気持ちが追いつかなかった。落ち着いてひとりひとりにさよならも言えない、仲間が戦死していくときの気持ちってこういうことなのかな、と。 幸宏の印象はいまも2019年当時のまま、その後の4年のあいだ止まってる。僕がロサンゼルスでライブをしたとき、幸宏が観にきてくれて、そのあと呼ばれたDJパーティにも幸宏が来た。ちょうど幸宏の誕生日だった。だからバースデー・パーティになってね。そのときの元気な印象が強く残ってる。それから

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              • 四谷の丘をめぐるデザインと文学 『邂逅の孤独』より|じんぶん堂

                記事:幻戯書房 著者自装の『邂逅の孤独 地霊と失われたものと』とカバー色校正紙。静謐な「来し方」文学。著者が慣れ親しんだ東京の土地をめぐるエッセイを附す。精興社書体へのこだわりの本づくり。 書籍情報はこちら 三島由紀夫や中島敦のこと 新宿区四谷――。国電の四ツ谷駅は確かに〈谷〉の底にあるが、渋谷駅界隈とは違い四ツ谷駅の四谷口を出て外堀通りに登り出ると、その周辺は平坦な丘状である。いくつもの谷は丘の周縁に散在する。 市谷本村町にある転職先の出版社は「市谷」とアタマにあるものの、市ヶ谷駅よりも四ツ谷駅からの方が近い。国立競技場をスタート兼ゴールとする東京マラソンの、コース復路屈指の難所として知られる、外堀通り「高力(こうりき)坂」に面する。旗本・高力氏の屋敷があったことに由来する名称である。 四ツ谷駅界隈の由緒を感じさせる施設にマーケット「四谷見附小売市場」がすぐ右手方向にあった。新宿通りにか

                  四谷の丘をめぐるデザインと文学 『邂逅の孤独』より|じんぶん堂
                • 07/22@11時02分 - 楽園に刻まれた愛の詩は

                  www.youtube.com Plastic Tree/「痣花」MUSIC VIDEO Azabana - Single Plastic Treeロック¥509 不調 PCの調子が悪い。 今は少し落ち着いたので今のうちに更新しちゃうぞ。 数日更新なくても生きてますんでー。 ラーメンのCM阿部共実先生かと思ったけど全然違った^q^ 岩波書店の『世界』のTwitterアカウント凍結されてしまったねー。そしてネットで在庫が無くなって重版しましたねー。今はTwitterのアカウントの凍結解除されたけれど、それがある意味宣伝にもなった気がする。しかも『君たちはどう生きるか』の吉野源三郎は、『世界』が創刊時の編集長だったみたいですね。知らなかった...しかし『世界』を読んでいると何もかもクソすぎて絶望的な気分になって落ち込みます。でもこの 雑誌を読んで「君たちはどう生きるか」という訳なのかなと(上手

                    07/22@11時02分 - 楽園に刻まれた愛の詩は
                  • 経済小説の巨人 清水一行の生涯と日本経済の興亡 「兜町(しま)の男」 - 還暦過ぎても

                    本当に無知で申し訳ないが、清水一行ってずっと官能小説と推理小説を書く人だと思っていました。それが城山三郎と並ぶ経済小説の巨人だったとは… 本屋に行くと、文庫本コーナーに結構並んでいましたので名前だけは知っていましたが、帯のエロい文句だけが記憶に残ったようです(;^_^A (;^_^A 実際の企業の事件をモデルにした小説が彼の本領だったそうです。そのために大勢の取材スタッフを雇っていたとか。 そんな清水一行の生涯を描いたノンフィクション小説を読みました。 兜町(しま)の男 清水一行と日本経済の80年 経済小説の巨人・清水一行の波乱の生涯と日本経済の興亡を、現役作家・黒木亮が徹底取材で再現! 城山三郎の2倍近い作品群を残した“経済小説の巨人”清水一行。東京・玉の井の私娼街で育ち、共産主義者として戦後の焼け跡を奔走した後、兜町を這い回って企業小説の書き手としてのし上がった男の生涯を、その時々の日

                      経済小説の巨人 清水一行の生涯と日本経済の興亡 「兜町(しま)の男」 - 還暦過ぎても
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