各業界のキーパーソンに“アフターコロナ”に向けての見通しを聞く、特集「コロナ以降のカルチャー テクノロジーはエンタメを救えるか」。第4弾は、『シドニアの騎士』や『空挺ドラゴンズ』などの3DCGアニメ作品で知られるポリゴン・ピクチュアズの代表、塩田周三氏へのインタビューをお届けする。 ポリゴン・ピクチュアズでは、4月8日から全社員リモートワークを実施。全作業工程をワンフロアに集約し、緊密なコミュニケーションをはかる体制での製作を特色としていたポリゴン・ピクチュアズは、この未曾有の状況にいかに対応したのか。同社代表の塩田周三氏に、リモートワークでの生産性、新しいワークフローの実現、そしてアニメ業界の今後などについて話を聞いた。(杉本穂高) リモートワークで生産性はどう変化した? ーー4月8日から全社員のリモートワークを実施されていますが、生産性はどのように変化しましたか。 塩田周三(以下、塩田