塩野義製薬の新型コロナウイルス治療薬ゾコーバの薬価が引き下げられる。「費用対効果が極めて悪い」という評価結果がまとまったため。ゾコーバは錠剤の抗ウイルス薬で、重症化リスクのない患者を対象とする国内初の治療薬として承認された。現在は5日間の服用で約5万円で、数%引き下げられるとみられる。9日に開かれた厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)で「標準治療に対する追加的有用性がない」という費用対
塩野義製薬が国内で初めて開発し、令和4年11月に緊急承認された新型コロナウイルスの飲み薬「ゾコーバ」について、厚生労働省の専門部会が本承認を了承した。緊急承認で「推定」にとどまっていた有効性を「確認」することで、医療現場での処方を後押しする意味がある。深刻化する後遺症への治療など、患者のために薬を生かす取り組みが求められる。 ゾコーバは軽症・中等症患者向けで、せきや発熱などの症状を改善する効果が確認されている。 塩野義は昨年6月、本承認を厚労省に申請し、投与による体内でのウイルス量の減少量や陰性になるまでの期間などのデータを追加提出。処方した患者約90万人についての安全性のデータも出していた。 本承認により、医師は処方の際、患者から有効性や安全性についての同意書を取る義務がなくなる見込みで、処方のハードルが下がると予想される。 厚労省によると、全国約5千の定点医療機関から2月19~25日に
監修にあたって 新型コロナウイルス感染症の位置づけは、令和5年5月8日から「5類感染症」(厚生労働省発表)となりましたが、今なお、罹患後症状がみられる方、重症化される方がおられます。今後も一定の流行が続くと予想されており、新たな変異株が出現した場合の対応も含め、最新の正しい情報を得て、大切な人々と自分自身を守るためにも、感染対策の基本を守っていきましょう。
新型コロナウイルス感染症が「5類感染症」※1に移行されてから1年以上が経過しましたが、今年の夏も再び感染拡大する懸念があります。厚生労働省、国立感染症研究所によると、新型コロナウイルス感染症「第9波」 以降の令和6年5月より全国で新型コロナウイルス陽性者が再び増加傾向にあります※2。「第9波」のピークが昨年の夏季(8月末から9月上旬)であったことを踏まえると、今後も感染者が増えることが見込まれます。感染症の警戒を怠らず、家族と自分を守るために最善の準備をしておきましょう。
塩野義製薬が開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省の専門家の部会が24日開かれ、使用することを了承しました。 使用が了承されたのは塩野義製薬が開発した従来型の新型コロナウイルスに対応する、組み換えたんぱくワクチンです。 おととし11月、塩野義製薬が厚生労働省に承認申請を行い、24日開かれた厚生労働省の専門家の部会が、有効性が確認でき、安全性も問題ないとして使用を認めることを了承しました。 今後、厚生労働省が正式に承認する見通しです。 新型コロナウイルスのワクチンは、感染拡大が本格的に始まった2020年以降、国内外の製薬会社が開発に乗り出し、ファイザーやモデルナ、アストラゼネカなど海外の製薬会社が開発したワクチンは、およそ1年後には実用化され、国内でも承認されて接種が始まりました。 一方、国産のワクチンでは去年8月に、製薬大手の第一三共が開発したワクチンが国内の製薬会社が開
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