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大蟻食の検索結果1 - 6 件 / 6件

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大蟻食に関するエントリは6件あります。 表現歴史文学 などが関連タグです。 人気エントリには 『歴史小説の技法 – 大蟻食の生活と意見』などがあります。
  • 歴史小説の技法 – 大蟻食の生活と意見

    コンテンツへスキップ 歴史小説の技法と可能性について、月3回全36回の予定で論じて行きます。 目次 I 歴史小説の類型 (2020.oct. 4回予定) i 二種類の歴史小説 (4.oct) 余談 何故架空の人物? 一つの仮説 (27.oct) ii 国民の神話としての歴史小説(30. oct) iii 司馬遼太郎のトリック (13. nov) II 歴史は物語である――などと言わない為に(2020.nov. 3回予定) III 記録を残さなかった男の歴史をどう語るか(2020. dec. 3回予定) 以下、続きます。

    • 浅ましい人々 2 – 大蟻食の生活と意見

      二番手は翻訳家で政治思想(及びジェンダー。ただし学術的業績はない)が御専門という堀茂樹氏。 カタカナ書きで「エラソー」「ロクに」がなかなか芳しいですね。 呼ばれてもいないのにわざわざ飛び込んで行く。 しかもこれは嘘。何回かやり取りしただけで実名暴きを始めた。 改憲だ改憲だ国民投票を恐れるなと騒ぎ立てるだけなので、基本的人権さえ怪しくなりかねない自民党の憲法案が通ったらどうするのかと訊いたら、人民の意思だ兎も角改憲だと言うばかりで、どうも通常理解されているのとは大幅に異なるらしい立憲主義も民主主義も全く説明することさえできなかった時のことかな? 勧誘も散々された——人民の意思に従えとか言って。それもまた、余り一般的ではない認識ではなかろうか。 ナチスの政権獲得も投票の結果だったんだが(得票率33%だっけ?)不安はないのかと訊くと、それには答えず、ただ、左翼はすぐナチを持ち出す、と言うだけ(ち

      • 『黄金列車』についての覚書 I – 大蟻食の生活と意見

        Zweig, Ronald. The Gold Train: The Destruction of the Jews and the Second World War's Most Terrible Robbery 2002 ツヴァイグは当時テル・アヴィヴ大学の歴史学講師だった。現在はニューヨーク大学のイスラエル研究の教授である。 黄金列車の運行以上に、没収財産をめぐる戦後処理に重点がある。日本語訳はロナルド W. ツヴァイグ「ホロコーストと国家の略奪―ブダペスト発「黄金列車」のゆくえ」2008。 2002年版と2015年に出た電子書籍版では内容に多少の異同がある。

        • 浅ましい人々 1 – 大蟻食の生活と意見

          いかに千野帽子でも浅ましすぎるだろう、と思ったので書いておく。 千野帽子氏と最初に接触したのはネット上で、星新一氏の作品をめぐってであった。彼は、氏の作品には描写がない、と言い、描写がないのでエンターテインメントであって文学ではない、文学には描写が必要だ、と主張した。 しかし描写を意図的に欠落させある種の無機性や非生物性・非人間性を出現させる技法は、文学の技法としては極めて一般的である。意図的にその技法を採用した作品が、偶々エンターテインメントとして分類されているからと言って、エンターテインメント故の文学性の欠如を主張するのはフェアではない。 (フェアでなくてもいいんだ、人生はアンフェアなものだ、という反論はなしだよ。前にもやっていたが、人生はフェアではないとしても、人はフェアであろうと努める義務がある。何故なら社会の多くの制度は従事する人間がフェアであろうと努めていることを前提としている

          • 『黄金列車』についての覚書 III – 大蟻食の生活と意見

            第一次世界大戦の終結をハンガリーは敗戦国として迎えることになった。独立直後の共和制は、戦後の国際体制に恭順を示そうと武装解除したところに、やはり独立したチェコが進攻して北のスロヴァキアとカルパティア・ルテニアを軍事占領したせいで支持を失って倒れ、続くソビエト体制は、ルーマニアがトランシルヴァニアを奪った為に同様に見捨てられた。南の地域は既にセルビアを中心とする新国家――後にユーゴスラヴィア王国と改称された――の領土となっていた。1920年に締結されたトリアノン条約ではこの状態が固定され、加えて西の国境沿いの細い地域がオーストリアに割譲された。以後、領土回復は誰も反論できない国家の悲願となる。

            • 『黄金列車』についての覚書 II – 大蟻食の生活と意見

              第一次世界大戦終結まで、ハンガリーはオーストリアと俗に二重帝国と呼ばれる政治体を形成していた。同一の君主を戴くが軍事外交財政以外は独立した王国、という体制である。 1918年に皇帝であり国王であるカール一世が退位するとハンガリーは離脱して完全に独立、短い共和制と共産党社民党相乗りのソビエト体制を経た後、保守勢力の巻き返しによって再び王国となるが、戦勝国がハプスブルク家の国王を立てることを拒否した為、帝国海軍提督ホルティが摂政として、国王空位のまま、元首の権限を握った。 首相は摂政が任命し摂政にのみ責任を負った。二院制の議会はあり、選挙も最末期までは普通に行われ、複数の反ユダヤ主義極右団体が活動していたが、1921年から1931年まで続くベトレン内閣と、その後に続くカーロイ内閣の間は議会に議席を獲得することさえできなかった。何よりも摂政本人と彼を取り巻く貴族層が、別に開明的ではないのだが、極

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