立山連峰や日本海、そして田園地帯と山の緑。富山の美しい景色と、海の幸や地酒が味わえる列車がある。フランス語で「美しい山と海」を意味する、「ベル・モンターニュ・エ・メール」。愛称「べるもんた」だ。 JR高岡駅から海岸沿いに伸びる氷見線、山の方へ向かう城端(じょうはな)線の二つのローカル線を主に、土日に4本ずつ走る。 石川県の七尾線を走る「花嫁のれん」とともに、JR西日本金沢支社が管理する観光列車だ。ただ、「花嫁のれん」は、元日の能登半島地震の影響で運休している。 車内で富山湾鮨(ずし)が食べられ、県が昨年からPRする「寿司といえば、富山」のキャッチコピーがそのまま体験できるそうなので、乗ってきた。 車両は、気動車の「キハ40」の1両編成で座席数39席の全席指定。切符は1カ月前に発売されるが、すぐに売り切れる入手困難な列車だ。 特に氷見、城端の両線を走り、田園と海の両方の景色が楽しめる日曜日に