虐待被害「法整備含め対応を」 「宗教2世」団体が国に要望 時事通信 社会部2024年05月16日14時40分配信 記者会見する元3世信者の夏野ななさん(左)と元2世信者の綿和孝さん=16日午前、東京都千代田区 こども家庭庁が4月に「宗教2世」への虐待を巡る実態調査結果を公表したことを受け、当事者団体が16日、被害救済に向けた迅速な制度設計を求める要望書を同庁に提出した。団体は提出後に東京都内で記者会見し、「法整備も含めて対応してほしい」と訴えた。 宗教2世虐待、47件把握 「恐怖あおる」「信仰強制」―こども家庭庁が調査結果公表 同庁の調査結果では、信仰などが理由とみられる虐待が全国の児童相談所で計47件確認されたほか、一部の医療機関で医師が必要と判断した治療行為を親がさせないなどの事例があった。宗教2世28人からのヒアリングも実施した。 これに対し要望書は、宗教団体ごとの被害の傾向や効果的