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寿司の検索結果1 - 3 件 / 3件

  • 実家の近所に住むじいさんを車に乗せて買い物に連れて行った三日後

    そのじいさんが亡くなった。 昨年に父が亡くなり、私の実家は車を処分したので、実家に帰省するときはレンタカーを予約する。この連休もそうした。 安いので、地元の自動車修理工場がフランチャイズでやっているインディーズ系レンタカーにしてみたら、受付してくれた事務の親切な女性は、レンタカー約款を読み上げる間中修理工場から爆音で流れてくる演歌のUSENに向かって突然「ああうるさいっ!」とブチぎれ、「あなたもうるさいと思うでしょう!?」と私に同意を求め、同僚に修理工場につながるドアを閉めさせると、「最後に乗っていたのは平成15年式のbB(みんなの地元のDQNがよく乗ってたやつ)です。令和になってもまだ乗ってました」というある意味SDGsでは? みたいなことを平気で言う私に、令和2年式フィットハイブリッドという、まさに隔世の感というほかない車の操作方法をとても丁寧におしえてくれた。 そんな調子で車を借りて

      実家の近所に住むじいさんを車に乗せて買い物に連れて行った三日後
    • 「いなり寿司」をどうしても食べたい仏紙記者、パリの専門店へ行く | 一度食べたら夢中になる

      寿司は日本料理を代表する食べ物のひとつだが、いなり寿司はまだそれほど知られていないかもしれない。だが、とある漫画をきっかけにいなり寿司を知ったフランスのジャーナリストが、黄金色の料理を求めて街へ出る──。 どうしても食べたい、いなり寿司 私が初めていなり寿司と出会ったのは、片目に傷をもつ、むっつりした大将の店でのことだ。 このやくざな男の店はやくざな場末の食堂で、そもそもお品書きには豚汁と酒しかない。足音を立てずに店に入るも、そこで食べているものが好きになるかどうか、そのときはまだ確信がもてていなかった。 十代だった頃の私は、むさぼるように漫画を読んでいた。だが、そんなものは真面目に読むようなものじゃないよという大人たちの警告を聞き、大きくなるにつれて漫画から遠ざかっていた。 どうしてこんな話をするかというと、東京のいかがわしい界隈にあるこの謎めいた食堂というのは、実はページ上に存在する飯

        「いなり寿司」をどうしても食べたい仏紙記者、パリの専門店へ行く | 一度食べたら夢中になる
      • デゴルジュマンに注目して、垂直テイスティング - 未知なるマリアージュの世界へようこそ!

        ワインの楽しみ方はいろいろあります。たとえば、シャンパーニュの垂直比較。垂直比較とは、異なる「収穫年」のワインを比較して楽しむことをいいます。さらに収穫年に加え、「デゴルジュマンからどれだけ年月がたっているか」に注目するという楽しみ方もあります。デゴルジュマンとは、オリを取りのぞく作業のことを意味しますが、瓶のなかでは、デゴルジュマン前はオリとともに、デゴルジュマン後は純粋にワインのみの経年変化が起こります。同じ瓶内熟成とはいえ、ワインに与える影響は大きくことなります。そのためデゴルジュマンの日付をそろえた垂直比較であれば、より深く両者を考察することができます。 今夜はミッシェル・ジュネの2013年と2016年を垂直比較。ミッシェル・ジュネは、通常のヴィンテージに加えて、秀作年にのみプレスティージュ・キュヴェを生産しています。それが「オーサー2013」であり、スタンダード・ヴィンテージ「2

          デゴルジュマンに注目して、垂直テイスティング - 未知なるマリアージュの世界へようこそ!
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