千葉地方裁判所が、保管していた判決文など58通を紛失し、誤って廃棄した可能性があるとして、当時の関係者などから判決文などを借りてコピーし、保管していきたいとしています。 千葉地方裁判所によりますと、紛失したのは昭和63年から平成11年にかけて確定した民事裁判の判決文や和解調書の原本合わせて58通です。 おととし6月、閲覧の申請を受けて書類を探したところ、一部が見当たらず、すべての書類を点検した結果、紛失が明らかになったということです。 裁判資料は、重要度に応じて保管する期間を5年から50年まで定めていて、期限を迎えた書類を廃棄する際、判決文などを誤って廃棄した可能性があるとしています。 裁判所は、当時の関係者から判決文を借りるなどしてコピーし、保管していきたいとしています。 千葉地方裁判所の小野瀬厚所長は「関係者の皆様に深くおわび申し上げます。厳正な事務処理を徹底し再発防止に努めたい」とし