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山さ行がねがの検索結果81 - 120 件 / 871件

  • 【山さ行がねが】道路レポート 国道17号旧道 二居峡谷

    俺はまたしても、トンデモナイ廃道に遭遇してしまった! 上越国境とは上州(関東圏・群馬県域)と越後(北陸圏・新潟県域)とを隔てる線であり、すなわち県境である。 このエリアでは古くから「三国峠越え」と「清水峠越え」の二本の道が、国家の幹道としての主導権を争って来たのであるが、現在では決着済みである。 近代において両者の優劣を決定づけたのは、上越国境を結ぶ初めての自動車道が三国峠に拓かれたことによる。 昭和34年、戦前から計画されてきた三国トンネルおよび前後13km余りの山岳道路が一級国道17号として開通し、馬さえ通れなかった三国峠が近代的自動車道へと変貌を遂げたのである。 しかし、この段階ではまだ新しい国道も十分な機能を発揮できなかった。 なぜなら、この新潟側に連なる火打、二居、芝原などの峠が未改良で、自動車による通行に大きな危険を強制したためである。 続いて上記各峠も改良が進められ、昭和40

    • 古田雄介の“顔の見えるインターネット”

      トピックス 古田雄介の“顔の見えるインターネット” 本連載では、カリスマ的な人気を誇る個人サイトの管理人にインタビューして、サイトの運営法などを本音で語ってもらう。 文●古田雄介 2008年09月29日 16時37分 第33回 幽霊に会うマナー教えます メガ恐怖サイト「路地裏」 収録した心霊スポットは100ヵ所を超える、メガ恐怖サイト「路地裏」。およそ30年間にわたり、独自の視点で「心霊」にこだわりつづける管理人の意外な素顔に迫った。 2008年09月15日 09時00分 第33回 「家族に怒られながら作った」ウェブ図鑑、昆虫エクスプローラ 数多の昆虫の写真や解説を収録し、大きさや色といった「見た目」の情報から目的の昆虫を探すことができる「昆虫エクスプローラ」。管理人・川邊氏の「昆虫愛」と、革新的な検索機能をつくれた理由に迫った。 2008年09月01日 15時00分 第32回 永遠の命は

      • 廃道・旧道・酷道・不通道路の探険~山さ行がねが・ミニレポート~

        廃道・旧道・酷道・不通道路の探険~ミニレポート~

        • 【山さ行がねが】廃線レポート 飯田線旧線 向皆外隧道

          【周辺図】 JR飯田線の向市場駅と城西駅の間には、“世にも珍しい”橋が架かっているという。 その名も「第六水窪川橋梁」。 しかしこれ、“珍形式”の橋かと言えばそうではなく、よくあるディックガーダー(上路プレートガーダー)らしい。 それが15連も連なっていて全長は400.7mあると言うから、山中の橋としてはかなり長いのだが、その理由が“珍”なのである。 この橋が変わっているのは、地形図で見て一目瞭然であるとおり、水窪川を渡るように見せかけてそのまま戻って来るという“珍線形”だ。 一名、「渡らずの鉄橋」というそうだ。 道路橋でもたまにこういう線形を見ることがあるが、なるほど鉄道では初めて見るかもしれない。 そしてこの“珍線形鉄橋”(←この言葉10回言ってみれ)にも、その建設に関わる旧線が放棄されているとの情報を読者さんから頂いていた私は、前回の「第一久頭合隧道」解決後、すぐこの場所へ向かうこと

          • 道路レポート

            大峠である。 日本中に無数にある「大峠」の中でも、国道が通っていた物としては 歴史上最も 大きく 高い 峠であった大峠。 山行が永遠のライバル(自称だが…)『ORRの道路調査報告書』が遂に事業着手したことに刺激を受け、この大作に挑む時が私にも来たと、悟るなり。 まずは手始めに、山行が史上おそらく最も大きいフォント(300px)で、本当に大きいんだぞという、有り様を示してみたつもりだが、如何だろう。 本格的なレポを始める前に、今回はまず、諸元について大まかなまとめておきたい。 大峠は、17世紀初め頃、伊達政宗によって開削された道である。 当時記された「会津風土記」には、「路狭くて牛馬通せず難」とあり、米沢街道檜原峠越えに対する脇道でしかなかった。 そもそも、東北6県各県間にある山嶺の中でも、福島・山形の間に横たわる吾妻連峰や飯豊山地は最も高く、最低鞍部の檜原峠でさえ海抜1100mという高さだ

            • 過酷な“酷道”から賑わいの“街道”へ ~再生する「国道289号八十里越」~ 前編

              「今後5か年程度で全線開通の見通し」ーー2021年4月27日、国土交通省は「国道289号八十里越」の開通時期の見通しについて、初めてこのように時期をかなり絞った形で明言しました。このニュースは、地域に住む方々にとってだけでなく、実は全国の道路ファンにとっても大きな驚きをもって迎えられています。 いま「八十里越街道」として生まれ変わろうとする本エリアの特集記事として、今回はその最も重要なトピックである国道289号、いわゆる「八十里越」の道路そのものに焦点を当て、その特徴や魅力をディープに、マニアックに、前後編で掘り下げます。前編では遠い昔にさかのぼり、地域の暮らしとともに改良・再生の道を歩んできた歴史を、そして後編では、現在進行形で開通工事の進む現場取材から見出した未来を、道路マニアの目線からお送りする、今もっともディープな「八十里越」の特集記事をご堪能ください! ▲只見町叶津にある国道25

                過酷な“酷道”から賑わいの“街道”へ ~再生する「国道289号八十里越」~ 前編
              • 【山さ行がねが】橋梁レポート 華厳渓谷と鵲橋

                日本有数の観光名所である栃木県は日光。 広大な日光観光圏のなかでも特によく知られた景勝地が、華厳滝(けごんのたき)である。 大谷(だいや)川にかかる落差97mの直瀑は「日本三大名瀑」に数えられる偉容を誇り、初めて目にした老若男女誰しもが感嘆の吐息を漏らす。 私は日光市の回し者ではないが、今まで自身が二度観光で日光を訪れ畏怖を持って滝を眺めた経験と、その展望台で一様に魂を抜かれたように滝を眺める群衆を目撃した経験からそう言える。 先に言ってしまうと、残念ながら今回のレポートでは天候の都合上、ナマの華厳滝は拝めなかった。 なので、華厳滝をまだ見たことがないという読者の期待には応えられないかもしれないことを、あらかじめお断りしておく。 さて、華厳の滝を実際に観覧された経験のある方ならばお分かりだと思うが、通常この滝を間近に眺める方法は一通りしかない。 それは、「華厳滝エレベーター」という有料のエ

                • 【山さ行がねが】道路レポート 国道291号 清水峠 新潟側

                  おそらく、日本でもっとも有名な廃道の一つである。 多くの廃道ファンや国道ファンが、畏敬を込めて、こう呼ぶ。 清水国道 と。 清水国道の歴史は古く、明治の初期にまでさかのぼるのであるが、これは後にしよう。 それよりも、先に現状から説明したい。 清水峠は、群馬県と新潟県の県境(上越国境)上にあり、列島の中央分水界をなす、海抜1,448mの峠である。 この道は国道291号に指定されているが、峠の前後あわせて約28kmが「自動車交通不能区間」となっており、俗に言う“酷道”のひとつである。 これはおそらく、全国でも最長クラスの国道における自動車交通不能区間であるが、それでも群馬県側の大半は登山道になっていて、多少健脚であれば誰でも歩くことが可能である。 そして、素晴らしい景観を誇る清水峠に立つことも出来る。 だが、新潟県側の大半の区間(約12km)は廃道になっていて、 ここ何年、或いは何十年の間、誰

                  • 【山さ行がねが】廃線レポート

                    入口は、県道416号(旧国道)の石部(せきべ)隧道から50mほど焼津側に戻った地点にあった。 これから向かう場所は、私の感覚としてだが、廃線の中で日本屈指の有名物件である。 ここ最近の鉄道廃線ブームを考えれば、既に現地は観光地化しているのではないかという懸念を持っていた。 だが幸いにして、廃モノ相手に関係行政も足並みを揃え難かったのか、入口にそれと分かる看板一つ出されてはいなかった。 ただ、この物件との関連性は断定できないものの、なぜか入口の真っ正面に私設の時間極駐車場(1時間100円)が存在する。(当には人家など無い) 付近の駐車スペースとしては、石部隧道の静岡側に10台ほど入る路側駐車スペースがあるが、廃線跡に最も近いのはこの時間極駐車場と言うことになるだろう。 …やはり、相当に訪問者は多いのかも知れない。 今回、探索前に私が事前資料としたのは、廃線ファンにはお馴染みの『鉄道廃線跡を歩

                    • 【山さ行がねが】道路レポート 十二ノ森公園の謎の道

                      ちょっと右の地図をみておくれ。 愛用している「スーパーマップルデジタル ver.11」の画像なんだが、中央付近の山の中に、この場所には似つかわしくない注記がある。 「野球場」「並木公園」「十二ノ森公園」の3つだが、下地の等高線はかなり険しく描かれており、2つの公園についてはともかく野球場というのは流石にこんな場所に作れるだろうか? 麓の道からは140mくらい高いところだぞ。 それに、いくら縮尺を上げてみても、この3つの場所に行くような道は現れない。 もしかして廃公園とか、そういうのか? 何となく気になったので、行ってみた。 <この場所について> ここは群馬県利根郡片品村の北部に位置する戸倉地区【周辺地図(マピオン)】で、沼田と会津を結ぶ街道の宿場としてひらけた場所で、現在は尾瀬の玄関口として知られている。 2010/8/23 14:39 《現在地》 私がここに行ったのは8月末の平日だが、

                      • 【山さ行がねが】道路レポート 早川町新倉集落の“2トン制限一方通行路”

                        今回は、私が山チャリの最中に偶然見つけた、とても印象深い道 をご覧頂こう。 所在地は、南アルプスに深く抱かれた、山梨県早川町。 そのほぼ中央にある 新倉(あらくら)集落 である。 新倉集落について、『角川日本地名大辞典山梨県編』は、集落人口470人(昭和54年)で「町内で最大の集落」としており、町役場がある薬袋(みない)集落などを差し置いて町内随一の都邑を形成していた事が伺える。(ただし、同書の刊行は昭和59年であり、現在も「町内最大」であるかは不明) 早川町といえば、以前に角瀬トンネル旧道を紹介しているが、あそこから早川沿いに12kmほど奥地へ入った所に新倉集落は位置している。 カシミール3Dを使って新倉集落周辺の鳥瞰図を表示した。 南アルプスのイメージに恥じない、峻険な山々に取り囲まれている事が一目で見て取れる。 集落があるのは早川沿いの低地で、その標高は500m前後である。 対して周

                        • 【山さ行がねが】隧道レポート 上品濃トンネル(未成)

                          mixiの山行がコミュを通じてKubodi氏によってもたらされた情報をもとに、探索を行った。 横浜市戸塚区の上品濃(かみしなの)というところに、未完成のまま長年放置されたままになっていると思われるトンネルがあるとのことだ。 下調べもそこそこに、早速現地へ向かってみた。 その場所は、ここだ。【所在地】 2008/6/27 16:54 横浜市といえば、私が小学6年生までの幼少を過ごした思い出深い街である。 住んでいたのは鶴見区だったが、この戸塚区からはそう離れていない。 だが、東京移住から1年半を経っているのに、いまだ鶴見区には行ってない。 だからなんだといわれると返答に困るが、ともかく、土地勘はないが愛着は感じる。そんな状況での探索であった。 問題の場所は、JR横須賀線東戸塚駅から北西に1kmほど丘を登ったところで、地名は上品濃という。品のあるいい名前である。 周りには夏草の緑が目立つが、既

                          • 【山さ行がねが】廃線レポート 大間線 序

                            本州最北の町、大間。 県都青森市から最短の陸路を使って約140km、車なら約3時間、鉄道とバスを乗り継いで行こうものなら日帰りが難しいほど。一方、津軽海峡を挟んで対岸の北海道戸井地区とは約30km、函館までも50km以内という、まさに本州最果ての地に相応しい立地といえる。 かつて、この地を目指し建設が進められた鉄道があった。 その形状がよく手斧に喩えられる下北半島だが、この半島が鉄道の便に初めて浴したのは大正10年。半島の付け根にある野辺地から“持ち手”の部分の海岸沿いを伝い、半島最大の街であった田名部(たなぶ、現・むつ市)を経て、海軍の警備府が置かれていた大湊(現・むつ市)までを結ぶ、大湊線(現・JR大湊線)が開通したことに始まる。 当時、国政の主導権を掌握しつつあった軍部の意向は鉄道計画にも大きく影響を及ぼし、半島の突端である大間(大間町)に津軽海峡を防備するための要塞を建設する計画と

                            • イカロス出版「廃道」本が好調-ブロガー増殖、退廃の美に注目集まる

                              ミリタリーや乗り物、趣味に関連する書籍を多く発行するイカロス出版(新宿区市谷本村町)が10月に刊行したムック本「廃道をゆく」の売れ行きが好調だ。 「廃道」とは、新道やトンネルの開通などの理由により、道路としての役目を終え、現在使われることがない放棄された道。ネット上を中心に注目を集めており、全国各地に点在する「廃道」を自転車や徒歩などで探索し、写真や動画を使って紹介するブロガーも登場し、「廃道」ファンの間で「廃れた・役に立たない」を意味する英語「obsolete」から「オブローダー(=廃道を好んで探索する人)」という言葉まで生まれている。 著者は人気サイト「山さ行がねが」を運営する平沼義之さんと、ウェブ同人誌「日本の廃道」を発行する永冨謙さん。同書では「イチオシの廃道」「絶景が楽しめる廃道」「歴史が動いた廃道」「踏破困難な廃道」など7つのテーマに分類した日本全国の「廃道」44本に巻頭企画の

                                イカロス出版「廃道」本が好調-ブロガー増殖、退廃の美に注目集まる
                              • 【山さ行がねが】隧道レポート 仙台市愛宕山の謎の穴

                                人工120万を擁し、東北唯一の大都市といわれる仙台。 この都心である仙台駅からわずか1kmという地点に、「謎の穴あり」 という情報が飛び込んできた。 流石に人口綢密の地だけあって、この穴に関する目撃証言をネット上でいくつか拾うことが出来た。 しかしそれらはみな心霊スポットとしての情報ばかりであった。 それら“心霊情報”が語るところによれば、穴の正体は 1.戦時中の高射砲の基地 2.亜炭鉱山 3.藩政時代の抜け穴 4.防空壕   …etc など、多彩である。 また、それら情報の出所を踏まえれば当然とはいえ、一様に目撃者たちは「気持ち悪かった」「なにかいる」などと評しており、おそらくは都市のエアポケット的な地底空間なのだろうと思われた。 ただし、それらの情報は最新のものでも2003年頃までで、都市の中心部という立地を考えれば、現在も口をあけたままに放置されているとは考えにくいのではないか。 し

                                • 飛騨と信州を結ぶ「安房峠道路」(安房トンネル)には世紀の難工事跡が現存します! – 村坂克之 小又接骨院のブログ 飛騨・高山・下呂

                                  安房峠道路(あぼうとうげどうろ)と読みます。 通行料金や、安房峠などのライブカメラ映像へのリンクも記載しています。 今はたった5分で通過できます! 平湯側や中ノ湯(上高地入口)付近は雪が降ることがありますので、ノーマルタイヤの県外の人はチェーンの準備は必要かと思います。 飛騨は3月下旬に雪が降ることがありますから、地元ではまだスタッドレスは外せません。 「国道158号(岐阜県・長野県境)及び安房トンネルの道路状況の問合せ先について」はこの記事の一番下にあります。 問い合わせ先へ行く 豪雨、積雪時の通行確認はこちらへ 安房峠道路の事故・渋滞情報 – Yahoo!道路交通情報 安房峠道路(上り)平湯IC→中ノ湯IC 安房峠道路(下り)中ノ湯IC→平湯IC iHighway 東海エリア 中日本 E67の安房峠道路を見てください。 日本道路交通情報センター:JARTIC 安房峠道路の通行料金(20

                                    飛騨と信州を結ぶ「安房峠道路」(安房トンネル)には世紀の難工事跡が現存します! – 村坂克之 小又接骨院のブログ 飛騨・高山・下呂
                                  • ヨッキれんの おぶろぐ! 〜廃は廃でもヤマイダレ〜

                                    12月3日朝に秋田を出発し、11日の昼に戻るまで、1週間ほど山陰地方(主に島根と山口)へ今年最後の探索へ出かけました。この時期は日が短いので、毎日2〜3箇所の探索でしたが、それでも10箇所を優に超える探索を行い、その多くが、レポートとして皆さまに伝えたいと思える魅力のある道でした。大満足の成果でした。 帰り道は、10日の15時に広島県の大朝ICから高速に乗り、夜に4時間ほど仮眠しましたが、延々1200km近い道のりを秋田まで運転しました。時間が長いのでいろいろな事を考えます。中でも一番考えたのは、今回もこんなに沢山の道を探索したけど、今のペースで「山行が」を書いていたら、絶対にその多くが書けずに終わるだろうな……。ってことでした。 実は私には既に、今のペースで山行がを書いても20年は探索せずに済むくらいのストックがあると思います。そしてそれは、既に鮮度が落ちてしまった“ネタ”が膨大にあるこ

                                    • 【山さ行がねが】隧道レポート 松姫湖の廃隧道

                                      2006/8/13 16:13 《現在地》 下段トンネルが封鎖されていたことを受け、すぐに上段トンネルへ戻ってきた。 上段のトンネルには、ダムトンネルや下段トンネルにはなかった銘板が存在していた。 それによると、この鶴寝トンネル(全長321.0m)の竣工は1999年(平成11年)6月で、アンゴルモアの大王が来ると予言されていた前の月である…ことはさておき、ダムの完成と同じ年のことである。 前回考察したとおり、封鎖されている下段トンネルは、こちらが完成した時点で既に利用が終了していたと思われるので、その廃止年度は平成11年以前ということがいえる。 なお、鶴寝トンネルの発注者は山梨県林政部であり、県営林道であることを裏付けている。 この左右2枚の写真は、2010/3/15の探索で、上と同じ地点から撮影したもの。 前回(4年前)と較べて、坑門や周辺の地形に目立った変化はみられず、強いていえば坑門

                                        【山さ行がねが】隧道レポート 松姫湖の廃隧道
                                      • 【山さ行がねが】ミニレポート第156回 沼田市利根町の“トンデモナイ”坂道

                                        2010/8/23 17:42 《現在地》 [こんな坂道、見たこと無い!] などと、また煽ってしまった。 数分後に多数の読者さんが落胆し、或いは怒っているような事にならなければいいのだが…、今回はいちおう大丈夫だと思う。 ミニレポ史上最大級の衝撃を… 少なくとも私は 受けた。 …そんな風景が、この変哲ない道の先に待っていた。 現在地は片品川左岸に広がる段丘の上の畑で、たしか中学校の教科書かなにかでは、典型的な河岸段丘として片品川が紹介されていたと思う。 そして写真は川の方向を撮影したもので、深い谷の向こうに太陽が沈んだばかりの武尊(ほたか)前衛の山々が、おそろしく黒くそびえている。 地名的には群馬県沼田市利根町追貝(おっかい)といい、尾瀬や丸沼、金精峠などの観光地に恵まれた片品村は、このすぐ北に接している。 ここも数年前までは利根村とよばれ、市になったいまでも幹線道路を少し離れれば、こんな

                                        • 【山さ行がねが】廃線レポート 千頭森林鉄道 [総扉ページ]

                                          その経営規模は極めて大きく、昭和44年度の予算規模は約11億5千万円と全国350署中の一位を占め、日本における表街道である東海道筋にそのようなマンモス署が存在することは特異なことといえる。 昭和46年版「千頭営林署管内概要」より 昭和44年当時の千頭(せんず)営林署は、全国350の営林署のなかで最大の予算規模を誇っていた。 このことは同署発行の「管内概要」自らが「特異」だとしているが、確かに誰もが知っている青森や秋田、それに木曽などの“林業国”を差し置いて、静岡県の一部を所管する千頭営林署がそのような地位にあった事は意外である。 ということは当然のことながら、千頭営林署を所管する東京営林局の中でも同署が最大の営林署であった。 膨大な予算は、首都の名を冠する東京営林局が半ば宿命的に持たされていた、わが国の林業の模範となりまた先進的でなければならないという性格を反映させたものでもあった。 それ

                                          • 廃道レポート 鋸山の元名石切道

                                            鋸 山 (のこぎりやま)  [位置[マピオン]] 鋸南(きょなん)町と富津市の境にそびえる山。標高329m。南房総国定公園のうち。第三紀三浦層の砂質凝灰岩が刻まれて、稜線が鋸の刃のようになっていることに山名は由来する。また安房・上総両国を限る山であるところから「限の山」ともいわれている。山頂は昔から東京湾に出入りする船の目印とされてきた。鋸南町側の中腹には僧行基創建(養老7年)の日本寺がある。(中略)山頂の十州一覧台の眺望は、東京湾・三浦湾・箱根・富士・関東平野を遠望できる。 山麓の北側には凝灰岩の石切場がある。この石は房州石・金谷石・元名石などと呼ばれ、建築用石材として江戸期から採掘され、明治期には横浜港建設などに30数万本が採掘された。明治後期から大正期にかけてが最盛期で、大谷石が出回るようになると次第に衰退、現在の採掘量はわずかである。 浜金谷カラロープウェーが通じ、様々な観光施設が

                                            • 【山さ行がねが】ミニレポート第149回 大月市梁川町にある「どうやって行くのか分からない道」

                                              最近のgoogleマップは凄い。 日本国内の地図は“あの住宅地図の”ゼンリンに提供されているだけあって、特に高縮尺の精度においては、私が愛用する「スーパーマップル」シリーズも、「プロアトラス」シリーズも適わないようだ。 googleマップを見ていて、どうやってそこへ行けるのか分からない道を見つけたので、 そこがどうなっているのかを見てきて欲しいという、匿名での情報提供があったのは平成21年の8月。 今回だいぶ遅れてしまったが、実際にそこを見てきたので報告しよう。 大きな地図で見る→ 右図は情報提供者が教えてくれたgoogleマップの問題の箇所だ。 地図のちょうど中央に薄い「坑口」の記号があり、そこから南南西の方向に伸びる道が描かれている。 その道は、おおよそ200mほど南下した地点で、中央自動車道の太い線にぶつかって消滅している。 確かにこの地図を見る限り、中央道以外のどの道とも繋がってい

                                              • 【山さ行がねが】隧道レポート 利賀村の栃折隧道

                                                【周辺地図(マピオン)】 この村、ちょっと凄いぜ。 私が本気でそう思っているのが、富山県西部の東礪波(となみ)郡に平成16年まで置かれていた、利賀(とが)村である。 今は、南砺(なんと)市利賀村を名乗っている地域だ。 何が凄いって? 右の地図を見て欲しい。 南北にとても細長い村域には、とにかく山と谷しかない。 しかも、村内を東西方向に横断しようとすると…山→谷→山→谷→山 である。 まるで“蛇腹”かと思うような起伏ぶりだが、高低差も大きく、海抜300m~700m範囲に集落が点在する。 また、村を囲む山の高さは1000mを越える。 この村の中心地区は利賀川沿いにあるが、東の百瀬川沿いにも、西の庄川沿いにも集落がある。 だが相互に往来するためには、必ずといっていいほど山越えをしなければならない。 東西には狭いはずの村だが、地形を見る限りその狭さを感じない。むしろ、東西の方が遠いくらいだ。 関東

                                                • 【山さ行がねが】道路レポート 都道194号 成木河辺線

                                                  都内にある自動車交通の出来ない都道は西部の多摩地区に集まっている。その多くは山間部ないし郊外にある。今回紹介する一般都道194号成木河辺線もまた、そのような路線の一つである。 そしてこの道は、ある“特異な事情”により通行不能となっている。 その事情ゆえ、従来この通行不能区間の南半分については踏査が難しく、ネット上にもこれといったレポートが存在しないようである。今回、私は意を決して挑戦してきた。 結論から言えば、道はある。 だが、この道を通ろうとするものは皆、心臓にふさふさの毛を生やす必要がある。もの凄く図太くなる必要がある。 レポートに入る前に、右の地図を使って路線を概説したい。 本線(都道194号成木河辺線)は、東京都青梅市の東部を南北に縦貫する路線である。資料によれば全長は6697mあるが、このうちちょうど中央部に位置する小曽木3丁目(都道28号交差点)から塩船までの約2.2kmが自動

                                                  • 【山さ行がねが】道路レポート 奈川渡ダムの謎の道

                                                    前に、長野県松本市にある奈川渡ダムそばの国道158号、「入山トンネル」の東口坑口前で、右の隧道を発見したのを覚えているだろうか。 そのときのレポはこちら→【道路レポ 国道158号旧道 水殿ダム~奈川渡ダム (第5回)】 その場所はこちら→【周辺地図(別ウィンドウ)】 それは、人が立って入るのがやっとと言うくらいに狭い、明らかに人道用の隧道である。 写真に出口は写っていないが、長さはかなり短くて、覗き込むと向こうの光が20mくらい先に見える。 しかし、入り口には施錠された鉄格子が填められていて、進入はできない。 この閉ざされた隧道は、こんな異様な場所にある。 国道の直角コーナーの先にあるにしてはあまりにも目立っていない。 周りに存在感のある標識や看板が多すぎるためだが…。 ドライバーに危険な錯誤を起こさせかねない正面の隧道にはスッコンデいてもらいたい。 それが松本工事事務所の本音であろう。

                                                    • 【山さ行がねが】橋梁レポート 秋田木材専用線 桧山川橋梁(仮称) 再訪&机上調査編

                                                      2003(平成15)年11月10日に公開したミニレポート【能代駅近くの謎の廃鉄道橋】を記憶しているという方は、当サイトの熱心な読者さまの中でも、かなり少ないと思われる。 本橋は、秋田県内に残る数少ない鉄道用廃橋ではあるが、余り目を引く規模ではなかったし(特に川面からの高さが小さいことがインパクトを薄めている)、私自身もレポートから数年後に住居を秋田から東京ヘと移してしまったため、ますます印象から遠ざかってしまっていた。 だから、これを再訪したのは、里帰り期間中のほんの偶然の悪戯(友人とドライブしている最中に近くを通りかかったので立ち寄ってみた)でしかなかった。 しかし実はこの廃鉄橋、わが国の橋梁史上に燦然と名を連ねうる、逸材だった。 本編は「再訪&机上調査編」と題して、2012(平成24)年の再訪をきっかけに判明した本橋にまつわる「貴重な事実」と、未だ解き明かされぬ謎について、まとめておき

                                                      • 【山さ行がねが】道路レポート 奥多摩古道 (氷川~除ヶ野)

                                                        東京都の奥座敷、奥多摩町の中心が氷川(ひかわ)である。 多摩川と日原(にっぱら)川の合流地点に開けたさほど広大でもない緩斜面に町役場、小学校、JR青梅線の終着駅である奥多摩駅、国道411号などの都市機能が集中的に立地している。 そして氷川から日原川に沿って1kmほど北上した山腹に、除ヶ野(よげの)集落がある。 取り立てて何がある場所でもないが、古くから人の住う土地であったことは、この意味ありげな地名にも現れている所だ。 現在、除ヶ野から氷川へは、日原川に架かる北氷川橋渡って行くのが普通であるが、このルートは安寺沢林道が除ヶ野まで開通した昭和50年代から使われるようになったという。これは除ヶ野集落で聞いた話である。 そして古い地形図を見ると、除ヶ野から氷川まで順当に日原川左岸の山腹を緩やかに下って行く道が描かれている。 その表記は「破線」であり、小径の域を出ないものであったと察せられる。 そ

                                                        • 【山さ行がねが】隧道レポート 草木トンネル (旧三遠南信自動車道)

                                                          草木(くさぎ)トンネルとは、おそらく日本中でここにしかない、 高速道路から一般道路へと転落したトンネルである。 レポートのタイトルにある「三遠南信自動車道(さんえんなんしんじどうしゃどう)」は、その名の通り、三(三河)・遠(遠江)・南信(南信濃)の各地方を結ぶ、我が国の高速道路のひとつである。 今回紹介する草木トンネルとその前後の道は、この三遠南信自動車道の旧道である。 高速道路の旧道といえば、【道路レポート:中央自動車道旧道】もそうだったが、それと大きく異なっているのは、こちらには現道が今のところ存在しないという点だ。 にもかかわらず旧道があることを不思議に思われるかも知れないが、草木トンネルとその前後の道は三遠南信自動車道として建設されたが、その後の計画の変更によって、一般道路に格下げされたのである。 そして、新たな「三遠南信自動車道」はと言えば、まだ完成していない。 現道はないが、旧

                                                          • 【山さ行がねが】ミニレポート 第120回 福島県道391号広野小高線

                                                            「日本の廃道」編集部も、東日本大震災の被災地復興を応援しています。 東日本大震災の被災地となってしまった地域のレポートを1冊にまとめた、「震災復興支援特別号」(\400)を販売中です。 本誌の売り上げは、全額被災地支援の募金にあてさせていただきます。(「日本の廃道」編集部) 壮大にくだらないミニレポ!! <導入> また新しき道の獣が、この山行がを舞台に、その鎌首を擡げようとしている。 その名は、 福島県一般県道391号 広野小高線 おそらく、様々な道路サイトを足繁く通ってきた御仁でも、この名を聞いてピンと来る人はない。 そう。 ヤツは限りなくマイナー。 そして、狡猾。 ヤツは、一度捕らえたと思っても、決してその全貌を曝すことはない。 何度でもその尾をちぎり、捕らえんとする我々から逃げおおせる。 そして、気付いたときにはもう、ヤツは居ない。 ハッキリ言おう。 この道は、カーナビ如きでは攻略で

                                                            • 【山さ行がねが】ミニレポート第245回 JR中央線外郭環状架道橋

                                                              情報提供 JR中央線で西荻窪-吉祥寺間に、道路も何もないところに道路を越えるための橋梁構造部があります。 どうやら中央線高架複々線化工事の際に、東京外環道路が出来たときのために準備をしていた様なのです。 場所は武蔵野市立本宿小学校の横です。 右図は、最新の地理院地図で見るJR中央線の西荻窪から吉祥寺までの区間である。(西荻窪駅の位置:マピオン) この駅間距離は約1.8kmあるが、そのちょうど中央に武蔵野市立本宿小学校がある。 この大縮尺の画像だけで場所が分かる人ならば、おそらく地元の人であろうから、ここにこのようなもの……外環道を越えるための橋……が存在していることを既にご存知かもしれないが、一般的には相当知られていない事実ではないかと思う。 私自身、中央線沿線の日野市(現場から約20km)に住むようになって10年以上になるが、この情報を目にしたのはこの一度きりだった。 なお、中央線の説明

                                                              • 【山さ行がねが】道路レポート 国道158号旧道 水殿ダム~奈川渡ダム

                                                                右図は、安曇三ダムと通称される梓川に連なる3つのダムを中心とした、松本市安曇地区(旧安曇村)のマップである。 3つのダムは、東京電力が昭和30年代以降に開発したもので、主に発電、次いで農業水利と洪水頂設に用いられている。 最も下流の稲核(いねこき)ダムから水殿ダムをへて奈川渡ダム、そしてその上流端である沢渡まで、水面高低差200mを付けながら、梓川には約15kmも湖が連続していることになる。 ダム有るところに、廃道あり。 このセオリーはこの場所でも生きている。 梓川の本流に平行する国道158号はもちろん、奈川渡で南に分かれる県道26号、そして前川渡で分かれる県道84号のいずれにも、当然のように水没を喫した廃道が存在する。 おいおい紹介していくことにもなるだろう。 だが、私にとってこの国道158号の梓川筋は、単に廃道を巡って終わりという、行きずりの場所ではない。 日本中の道の中でも、ここの現

                                                                • 【山さ行がねが】隧道レポート 掛川市の岩谷隧道

                                                                  2011/3/4 12:34 ここは東海道筋の宿場と茶の産地で有名な掛川のはずれにある、何の変哲もない丁字路。 ここが出発地点だ。 「地図」はもうちょっとだけ待ってね。 お目当ての「変なもの!」が出て来たら、すぐに明かします。 うふふふふ。 掛川に住んでる人ってきっと、「東海道」と「茶」の二言だけで掛川の紹介を済ませようとする人のこと軽蔑するだろうな。軽蔑されたくないので、もうひとつだけ掛川ミニ知識。 掛川は「電波ソング」の街らしいぞ!(wikipedia:「掛川市」より)←ホントかい! なにはともあれ、山行が“初”掛川だ~! 現行1/25000地形図にあるトンネル記号を目当てに入ってきたこの道だが、初っ端から狭いのだ。 路面には一応コンクリートの舗装がされているが、その幅は軽トラのタイヤの幅とぴったり一致。 普通車だと、この時点でちょっと怖じ気づくかと思うが、それ大正解。 特にこの先にあ

                                                                  • 道路レポート

                                                                    「山行が」のレポート“釜石三部作#2”(なお#1として「山手東隧道」を公開中)は、国道283号線として現役で供用中の仙人峠である。 岩手県遠野市と釜石市とを結ぶ仙人峠は、昭和34年に現在の道が開通するまで、車輌交通を阻む険阻な峠であった。 全長2500mという、完成当時には道路トンネルとして東北第一位の延長を誇った仙人トンネルが峠に風穴を開けてから、間もなく半世紀。 そして現在、次世代の仙人峠が開削中であり、2007年の供用を目指している。 その主トンネルは全長4485m、再び東北最長の道路トンネルとなる予定だ。 私は、道が好きである。 それも、長く使われている車道が一番好きだ。 廃道が一番好きだと思われているかも知れないが、“老道”というべき、現役の古い道が、一番好きなのである。 やはり道は、活躍している姿が、一番美しく、カッコイイと思うのである。 そんな私が、一度通っただけで虜になった

                                                                    • 【山さ行がねが】廃線レポート 大井川鐵道井川線 接岨湖水没旧線

                                                                      【周辺図(マピオン)】 大井川鐵道井川線のアプトいちしろ~接岨(せっそ)峡温泉間には、平成2年10月2日に長島ダムの建設に伴って付け替えられた旧線が存在している。 廃止された旧線の総延長は5.6kmあり、区間内には駅もあった。 元々は昭和29(1954)年に中部電力の井川ダム建設に伴う工事用軌道として敷設された路線で、昭和34(1959)年から大井川鉄道(現・大井川鐵道)井川線として旅客営業を行っていたのだが、国の長島ダム事業の進展によって水没補償を受ける形で新線へ移転したものである。(新線には日本で現役唯一のアプト式鉄道区間がある) 長島ダムが大井川を堰き止めて生み出された人造湖を接岨湖という。 接岨湖に旧線は水没し、新線は湖畔や湖上を駆け抜けている。 中でも新線にある奥大井湖上駅は、その名の通り(おそらく日本で唯一)湖の上にある駅として独特かつ爽快な景観を誇ることから、秘境駅ファンに

                                                                        【山さ行がねが】廃線レポート 大井川鐵道井川線 接岨湖水没旧線
                                                                      • 【山さ行がねが】道路レポート 青森県道256号青森十和田湖自転車道線(十和田市区間)

                                                                        “大規模自転車道”(※)は、 闇 が深そうだ。 前々から薄らと感じてはいたが、平成24(2013)年にほんの僅かな時間を過ごした「和歌山県道802号太地新宮自転車道線」において、その予感は決定的な確信へ繋がった。 ※大規模自転車道とは…… 昭和48年に旧建設省がスタートさせた道路事業で、当時のサイクリングブームを背景に、国民の健全なレクリエーションの増進を図るべく、全国に約5000kmの自転車専用道路(大規模自転車道)を整備するとした。各路線は都道府県や指定市が事業主体となって、国の高率の補助金を受けて整備された。各路線が一般都道府県道として供用されており、路線名は「一般県道○○自転車道線」のようになる。この事業は国土交通省となってからも受け継がれ、平成21年現在の全体計画4300kmのうち、約3600km(計134路線)が供用されている。 全国に134路線もあるという大規模自転車道の一覧

                                                                          【山さ行がねが】道路レポート 青森県道256号青森十和田湖自転車道線(十和田市区間)
                                                                        • 【山さ行がねが】道路レポート 東京都道211号若郷新島港線

                                                                          東京都には、これまで当サイトのレポートでもその一部をご覧頂いてきたとおり、東京という大都会の他に、奥多摩町や檜原村のような山岳地帯が存在する。 そしてさらにもう一つの大きな場面としては… 離島 がある。 具体的には、伊豆諸島や小笠原群島に属する200を越す島や岩礁がこれにあたるが、今日一般人が定住している島は伊豆諸島に9島、小笠原群島に2島があるのみだ。 そしてこれらの有人島も無人島も全て東京都に所属していて、東京諸島という総称も存在する。 東京諸島の広大な地域(海域)の広がりは、東京福岡間に匹敵する1200kmをも越えており、実は東京都こそが日本一の広がりを持った都道府県といえる。 しかしこれら島嶼(島しょ)と呼ばれる東京都のエリア人口は少なく、平成20年当時のデータだが、28,741人と記録されている。 これは東京都民1,279万人の0.22%に過ぎない数字だ。 ともかく、海の上にも東

                                                                          • 【山さ行がねが】隧道レポート 大井川鐵道井川線 旧第九号隧道

                                                                            先日発売されたばかりの『新・鉄道廃線跡を歩く3 北陸・信州・東海編』は、前作『鉄道廃線跡を歩く8』にも収録があった「大井川鐵道井川線」に関わる廃線区間を再び取り上げている。 写真はもちろん撮り直されているが、文章の方はあまり変わっていないと油断していたら、密かに前作にはなかった情報が仕込まれてあった。 川根小山~奥泉間の第九号トンネルは長島ダム建設のための道路拡張により山側に新しく掘り直されており(昭和56年(1981)3月竣功)、入口側に旧トンネルの坑門が残され廃線跡が存在する 今回(平成22年4月)私は、初めてこの大井川鐵道が走っている大井川の中流から上流にかけての「川根」と呼ばれる地域を訪れたのだが、大井川鐵道井川線の旧線跡のいくつかを探ることは、大きな目的であった。 そして、全体的に険しい山岳地帯にある井川線関連廃線の中でも、最も小規模で、かつ軽易に訪問できそうな物件として、この数

                                                                            • 道路レポート

                                                                              県道大曲花巻線は、その名の通り秋田県大曲市と、岩手県花巻市とを結ぶ、全長90kmほどの主要地方道である。 その主要な中継地は、秋田県仙北郡六郷町、岩手県和賀郡沢内村などであるが、その路線のほとんどが、奥羽山脈の横断に費やされている。 路線全体が奥羽山脈とのバトルと言っても過言ではない、筋金入りの山岳路線だ。 峠は大きく分けて二つあり、一つは六郷町から県境を越えて湯田町に至る笹峠(海抜620m)と、沢内村から花巻市に至る中山峠(820m)である。 昭和43年に主要地方道に指定された当時は、この両方の峠が不通であり、ほとんど名前だけの県道だったが、平成12年になりやっと、中山峠に近代的なトンネルが開通し、夏期の往来が可能となった。 だが、笹峠については、平成16年現在でもまだ、未開通の不通区間となっている。 笹峠は県境でもあり、中山峠よりも標高は低いものの、脊梁越えである。 この道を初めて拓い

                                                                              • 田舎道にありがちなこと

                                                                                道路・高速道路@2ch掲示板より。 1 :R774:2009/10/11(日) 22:29:21 ID:Bzze8CgH 街灯がない 2 :R774:2009/10/11(日) 22:40:54 ID:xPIM+6jw 虫が多い 3 :R774:2009/10/11(日) 22:42:04 ID:72PE5tuB 牛が道路の真ん中で立ち往生。どいてくんない。@茨城県利根川沿い 4 :R774:2009/10/11(日) 22:54:23 ID:4xI8KyTu 糞が放置されており、ハエやらフンコロガシが群れをなして集まる 5 :R774:2009/10/12(月) 00:10:11 ID:b7rSmU+z ・50km制限はみだし禁止 ・政治家のポスターがデリネーターみたいに一定間隔、ちなみに民主と社民が多い ・やってるんかどうかわからない商店、看板はコカ・コーラとファンタ ・エンジンブレー

                                                                                  田舎道にありがちなこと
                                                                                • 「山さ行がねが」の今後の執筆方針について | ヨッキれんの おぶろぐ! 〜廃は廃でもヤマイダレ〜

                                                                                  皆さま、日頃より「山さ行がねが」をご愛顧くださり、ありがとうございます。 つい先日、サイト内のコメント感想欄を通じて、匿名の方より今後のサイトの運営方針についてのご要望を頂きました。その要点を私なりに抜き出してみると、以下のような内容です。 最近、このサイトを見ていて思うのが、わざわざコメントに文句とか催促を書く人が増えたと言うことです。私も皆さんと同じことを思わなくもないのですが、山行がを応援する読者の一人として誹謗中傷はしたくないです。ただ、無料のサイトだから文句を言うなとの書き込みが以前ありましたが、私に言わせれば「それは違う」と思います。いくら無料だからといっても、そこにはヨッキ氏の書籍の販売があるし、他業種のリンクが多数貼ってあります。つまり、ヨッキ氏が利益を得る仕組みが入っている以上、ヨッキ氏も読者をないがしろにすることはしてほしくないです。前にある方から「意図的にやっているの