日本が初めてワールドカップ出場を決めたとき、ゴールを奪ったのは岡野雅行だった。高校では自分でサッカー部を作り、無名選手から一転浦和に入団し、自分で出したスルーパスに足の速さを生かして自分で追いつくなど、異色な経歴やプレーぶりを見せていた。 そんな岡野は現役を終えた後も独特な道を歩んでいる。ガイナーレ鳥取の代表取締役GMとして、クラブの財政基盤を支えるために走り回っているのだ。肩書きこそGMだが、話を聞くと第一線の営業として東奔西走する日々が続いている。どんな日常を送っているのか、そして今の夢を聞いた。 岡野雅行「野人プロジェクト」を継続 僕はガイナーレ鳥取で「野人プロジェクト」という企画を2014年からずっと続けてます。これはガイナーレを経由して鳥取の名産品を買ってもらうことで、クラブの強化費を作ろうという取り組みです。 鳥取には美味しいものがたくさんあるんですよ。有名な境港の魚ももちろん