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川面真也の検索結果1 - 7 件 / 7件

  • 少女たちの「自立」を描く 『岬のマヨイガ』川面真也監督インタビュー① | Febri

    とある事情で家を出た17歳のユイと、両親を事故で亡くしたショックで言葉を失った8歳のひより。行き場のないふたりが、謎の老婆・キワさんとの出会いを通して「マヨイガ」で暮らし始める――。そんな不思議で温かな物語を描く劇場アニメ『岬のマヨイガ』。本作で監督を務めた川面真也へのインタビュー第1回では、ストーリーやキャラクターについて聞いた。 ――柏葉幸子さんの原作小説を読んだ感想はいかがでしたか? 川面 児童文学というカテゴリーの作品ではあるのですが、主人公の主婦・ゆりえがDVを受けていたり、小学生の萌花は両親との死別によるPTSDで失声症に陥っていたり、そしてキワさんは身寄りのない老人だったりと、意外にも重い内容を扱っていることに面食らいました。物語の舞台は「3.11(東日本大震災)」の爪痕が残る町ですしね。児童文学というと、もっと子供向けのライトなイメージがあったのですが、『岬のマヨイガ』には

    • 川面真也①アニメーションの気持ちよさにハマった『天空の城ラピュタ』 | Febri

      『ココロコネクト』や『のんのんびより』など、思春期の繊細な感情描写はもちろんのこと、2021年には劇場アニメ『岬のマヨイガ』の監督も務めるなど、活躍の幅を広げている川面真也が選ぶアニメ3選。インタビュー連載の第1回は、小学生時代に出会い、アニメの原風景とも言える『天空の城ラピュタ』について。 ――『天空の城ラピュタ(以下、ラピュタ)』の公開は1986年ですが、川面さんが見たのはいつのタイミングでしたか? 川面 公開と同じ1986年で、僕は小学校6年生だったと思います。とはいえ、映画館で見たわけではないんです。友達から「近くに新しい電気屋さんができたから行こう」と誘われて、そこに陳列してあったテレビにこの作品が映っていたんです。 ――セルビデオを店内のテレビで流していたんですね。 川面 そうだと思います。当時の僕はそれがなんの映画なのかまったく知らない状態だったんですけど、それでもなぜか画面

        川面真也①アニメーションの気持ちよさにハマった『天空の城ラピュタ』 | Febri
      • 『のんのんびより』コミック&TVアニメ完結記念 原作者・あっと&川面真也監督対談① | Febri

        ――まずは3期にわたる『のんのんびより』のアニメ制作、お疲れさまでした。大役を果たした今の思いはいかがでしょうか? 川面 自分としては原作通りにやっているだけだったので、じつはそれほど大変ではありませんでした。アニメを作っている最中は、作品内容に作り手の心も引っ張られるもので、たとえば、殺伐とした作品を作っているときは心までギスギスしてしまいます。その点、『のんのんびより』の制作は、作業自体は大変でしたが、作りながら癒されていました。ロケハンにしても「いい絵を撮れるかな」という緊張はありつつ、自然あふれる場所を巡るだけで気持ちがリフレッシュできましたしね。幸い、スタッフにも恵まれて、楽しみながら制作に臨めました。 あっと 全部で3シリーズ+劇場映画まで、すべてを川面監督にやっていただいて、本当によかったと思います。ほかのスタッフの方々にも最高のものを作っていただけて、原作者冥利に尽きます。

        • 柏葉幸子氏の小説「岬のマヨイガ」が「のんのんびより」の川面真也監督&吉田玲子コンビによりアニメ映画化

          「霧のむこうのふしぎな町」や「地下室からのふしぎな旅」などで知られる柏葉幸子氏の小説「岬のマヨイガ」が、2021年にアニメ映画化されることが発表されました。制作は「ジョジョの奇妙な冒険」や「はたらく細胞」を手がけたdavid production、監督は「のんのんびより」「サクラダリセット」の川面真也氏、脚本は「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」「若おかみは小学生!」の吉田玲子氏という豪華スタッフ陣となっています。 映画「岬のマヨイガ」 公式サイト|2021年公開決定 https://misakinomayoiga.com/ 「岬のマヨイガ」は柏葉幸子氏が2015年に発表した小説で、2016年に野間児童文芸賞を受賞しています。 岬のマヨイガ (文学の扉) | 柏葉幸子, さいとうゆきこ | 読み物 | Amazon 原作小説のあらすじは以下の通り。 あの日、両親を亡くした萌花は親戚にひきと

            柏葉幸子氏の小説「岬のマヨイガ」が「のんのんびより」の川面真也監督&吉田玲子コンビによりアニメ映画化
          • 少女たちの「自立」を描く 『岬のマヨイガ』川面真也監督インタビュー② | Febri

            8月27日に公開されたファンタジーアニメ『岬のマヨイガ』。傷つき、行き場のない少女・ユイとひより、そして謎の老婆・キワのちょっと不思議で温かな交流を描く今作について、監督を務める川面真也にインタビュー。第2回では、演出や背景などの絵作りについて話してもらった。 ――本作でキワさんが「ふしぎっと」と呼んでいる妖怪たちを描写する際、とくに念頭に置いたことは? 川面 普通の人が容易に接触できるものではないけれど、決しておそれ多い存在ではなく、離れた村に住んでいるおじさんくらいの感覚で付き合えるような「気安い隣人」として映るよう心がけました。見た目は人間とかけ離れているけれど、キワさんのような人だったら普通に会話をしたり、一緒にご飯を食べるなど、ちゃんとコミュニケーションがとれる存在ですね。ユイたちが生きる人間の世界と「ふしぎっと」たちの世界はかけ離れたものではなく、ちょっとしたきっかけがあれば誰

            • 川面真也②思春期のバイブル『若草物語 ナンとジョー先生』 | Febri

              『ココロコネクト』や『のんのんびより』など、思春期の繊細な感情を丁寧に描写する手腕はもちろんのこと、2021年には劇場アニメ『岬のマヨイガ』の監督も務めるなど、さらに活躍の幅を広げている川面真也が選ぶアニメ3選。インタビュー連載の第2回目は、最高に感情移入した『若草物語 ナンとジョー先生』。 ――『若草物語 ナンとジョー先生(以下、ナンとジョー先生)』は1993年の放送ですから、当時の川面さんは10代後半ですね。 川面 そうですね。高校生くらいからアニメにハマりだして、当時は放送されているアニメはほぼすべてチェックしていました。1クールや2クール作品が多いなかで、世界名作劇場のように一年を通じて放送されるアニメはキャラクターの成長が丁寧に描かれるので、大好きなシリーズでしたね。中でも『ナンとジョー先生』は主人公のナンの気持ちに完全に感情移入してしまって、毎週のように号泣していた記憶がありま

                川面真也②思春期のバイブル『若草物語 ナンとジョー先生』 | Febri
              • 「岬のマヨイガ」劇場アニメ化、「のんのんびより」川面真也と吉田玲子が再タッグ

                2016年に野間児童文芸賞を受賞した原作は、東日本大震災で大きく運命が変わった女性たちの不思議な共同生活を描いた作品。タイトルに含まれるマヨイガとは、“訪れた人をもてなす家”などさまざな意味を持つ岩手県の伝承のこと。映画では居場所を失い、海の見える古民家“マヨイガ”にたどり着いた17歳の少女を主人公に、血のつながらない新しい家族との不思議な共同生活がつむがれる。 アニメーション制作を担当するのは、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズを手がけたdavid production。このたびYouTubeで解禁されたティザーPVでは、主人公の少女が物語の舞台である岩手の古民家マヨイガを訪れる様子が切り取られた。同県出身のフジテレビアナウンサー久慈暁子がナレーターを務めている。ビジュアルには「子狐岬、4SLDK、平屋一戸建て」というコピーも。 2021年に公開される「岬のマヨイガ」は、東日本大震災から1

                  「岬のマヨイガ」劇場アニメ化、「のんのんびより」川面真也と吉田玲子が再タッグ
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