2012年春 大熊の復興祈念 大熊町役場 自己ダークツーリズム、ふるさとの努力と希望を見た。(撮影:吉田邦吉) 百聞は一見にしかず 株式会社ゲンロンの東浩紀さんらによって、『チェルノブイリダークツーリズムガイド』という本が書かれたことを知り、『福島第一原発観光地化計画』という本がそろそろ出るということを知った。 「観光地?!」「ダーク?!」切れたままの傷口に塩を塗られたような気がした。「ダークツーリズム」という「言葉そのもの」と格闘した。「同じ原発避難者の人達や、原発復旧作業に従事している人達の、がんばってきた歴史が、まるで、惨めな見世物小屋のようになるのではないか」など、一種の愛郷心を傷つけられそうだと思う反面、腫れ物に触るような風化ネグレクトは非常に寂しいという思いを懐いていた。 一方、『竹林はるか遠く』(ヨーコ・カワシマ・ワトキンズ ハート出版)を読み終えた。主人公は、イジメら