習近平国家主席率いる中国共産党政権は、自由主義陣営の包囲網構築に狂乱反発しているのか-。沖縄県・尖閣諸島周辺では13日朝時点で、中国海警局の公船2隻が、国有化以降最長となる領海侵犯を続けている。中国国内では「台湾のスパイ」による事件数百件を摘発した。東京で6日、中国の軍事的覇権拡大に対峙(たいじ)する、日本と米国、オーストラリア、インドの「4カ国外相会談」が開催されたうえ、台湾の蔡英文総統が10日、「双十節」(建国記念日)の演説で、「主権と民主主義を堅持する」と強調したことなどに憤慨しているのか。力で押さえ付ける「戦狼外交」「恫喝(どうかつ)外交」では、世界の理解は得られない。 ◇ 第11管区海上保安本部(那覇)は13日午前、尖閣諸島周辺で、11日午前に領海侵犯した中国海警局の公船2隻が領海内にとどまっていることを確認した。7月に記録した連続滞在39時間23分を13日午前2時11分ごろに超