中国・内モンゴル自治区でのモンゴル民族の自決権確立を目指す国際組織「世界南モンゴル会議」のショブチョード・テムチルト代表が亡命先のドイツから来日し、12日までに産経新聞のインタビューに応じた。同自治区は教育現場などでモンゴル語の使用が制限され、抗議する人々が中国当局に拘束された。テムチルト氏は自治区の一部が戦前の満州国だったことなどに言及し、「非人道な中国の政策を止めてほしい」と日本の関与を訴えた。 --2020年秋以降、自治区の小中学校で標準中国語の使用が決定された 「モンゴル人は抗議活動を起こしたが、5千人以上が刑務所に入れられた。モンゴル帝国の始祖、チンギスハンの肖像画が教室から撤去され、看板に書かれたモンゴル語が消された。今もモンゴル人社会は心理的圧力を受けているが、家庭で子供にモンゴル語を教えるなど手法を変えて抵抗を続けている」 --中国語教育の強化に抵抗する理由は 「『文化的ジ