巷にある商品やサービスの不満を買い取る「不満買取センター」というサービスが話題となっている。2017年に「インサイトテック」が始めたこのサービスは会員数を伸ばし、多くの大企業も注目する。 ユーザーに不満を投稿してもらい、AI(人口知能)で解析してマーケティングに活かすというサービスはなぜ誕生したのか、他のユーザー口コミ分析との違いは何なのか。 「不満買取センター」設立の背景 2012年、「不満買取センター」が設立され、投稿された不満をレポートとしてまとめる活動が始まる。その後の2017年、不満買取センターは「インサイトテック」に社名を変更。自然言語処理研究で知られる京都大学黒橋・河原研究室との産学連携体制を取って、AIによる文章解析技術「ITAS(アイタス)」で不満を分析。会員数の多さや特許を取得するほどの解析の精度の高さで多くの企業から信頼を集めている。 ここでインサイトテック社がAIに