日本の「空軍」世界いちィ~い! 日米開戦と航空雑誌読者 前回の「先覚者かへそ曲がりか」の続きである。風雲急を告げる日米情勢は、ついに12月8日の真珠湾奇襲、マレー半島攻略と云う新局面を迎えた。 一般国民はおろか、文学者までも戦勝に沸き立ったと云う当時、航空雑誌ではどのような読者の声が寄せられていたのか?そして「暗闇の中の批評家」氏への反論とは? 「空」昭和17年1月号の「読者の隣組」での投稿は、以下の3つに分類される。 1.日本空軍世界いちィ~!と日本航空界をたたえるもの 2.「暗闇の中の批評家」氏をたたきまくり時局を説くもの 3.冷静に通常の投稿(新技術、模型等)を送るもの 1、2、3は一部重複する部分もあるが、今回は2を中心に紹介する。 考える事ども (前略)中でも我日本航空界に対する御意見は賛成だ。暗闇の中の批評家氏の言われた様に決してそんな弱いものではない筈だ。第一君は本当に知って