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暮らしの手帖の検索結果1 - 9 件 / 9件

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暮らしの手帖に関するエントリは9件あります。 人気エントリには 『おママのルリユール「影絵とお話」『暮らしの手帖』第二世紀より - アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜』などがあります。
  • おママのルリユール「影絵とお話」『暮らしの手帖』第二世紀より - アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

    (2018年9月3日 アルツハイマー型認知症の診断から約11年7ヶ月) 台風15号で大きな被害のあった千葉県内が気がかりです。 いまだに停電が続き休校になっている学校もあるとのことです。 停電で心配なのは医療機関。 一般家庭ではエアコンが使えないことによって熱中症が懸念されます。 そして、建物の被害も多いようです。 携帯電話も使えず、SNSで情報発信が出来ず、情報が充分に伝わっていない様です。 まだ被害の全容が完全には見えていないとの報道に、心配が募ります。 www3.nhk.or.jp *突然のことでした。 9月11日午後。 おママは自分の部屋に居ました。何か不穏な気配で蠢いていたのです。古くて開けようとすれば軋むタンスの引き出しを、ギシギシ動かしたり物を出したりしまったり…。 (なんだろう?) 私は気にはなっていたのですが、夕食の支度中。便宜上放置していました。 ジジも大相撲をテレビ観

      おママのルリユール「影絵とお話」『暮らしの手帖』第二世紀より - アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜
    • 緩やかに下降する私の右耳 - 実家暮らしの手帖

      先日、行きつけの眼鏡屋さんから連絡がありオーダーしていた商品が届いたとのこと。ついては実際に装着してフィッティングをしたいので手隙の時間によろしくご来店いただきたいとの旨。翌朝さっそく受け取りに向かう。 ちょうど1週間前、詳細な視力検査の末、私の右目の強度な斜位を見極めて、ひ弱な内直筋をサポートするためのプリズムレンズを処方してくれた腕利き店長のKさんが、今回もこちらが根をあげるほどの徹底ぶりで丁寧にフィッティングをしてくれた。 遠近両用と近々用にしつらえた2本の眼鏡のそれぞれにたっぷり時間をかけ、頑固な職人よろしく私の顔面の前後左右および側頭部における傾きを舞台役者みたいな同作で一つ一つチェックし、専用工具で確実にパーツを手直ししながら顔と眼鏡との理想的な一体感を作り上げていく。実際、私の顔の造作のあらゆるバランスの悪さを全て眼鏡側のフレキシビリティで包容させようってんだからそれはそれは

        緩やかに下降する私の右耳 - 実家暮らしの手帖
      • 腹が決まるとき - 実家暮らしの手帖

        「今日は食べすぎちゃったな。よし、明日から本気でダイエットだ!」とか 「うわ。朝からめっちゃ気持ち悪い。もう二度と酒なんかのまないぞ」とか、 「んもう。こんなダメ男、今度こそ絶対に別れてやるっ」とか 思ってる人も思わない人もこんにちは。意志薄弱にして優柔不断の隊長ぐりです。 経験上、本当に何か「腹が決まる」ときには、普段何気なく口から垂れ流しにしている軽薄な決意表明なんかとはまるで違った音が、実際に腹の底からグオゴゴゴ・・・みたいな感じで全身に鳴り響くような、そんな感覚がある。 どこにも甘さのかけらもない本気の意志が「決まった」時、すでに目標は達せられたのと同義である。 本気のダイエットと自己弁護のダイエットではそもそも腹の決まり方が違うので、 おそらく後者はサプライズで登場したカラフルなデザートに「甘いものは別腹よね」なんつっていとも簡単に前言を翻すことができる。 本気で腹の決まった腹は

          腹が決まるとき - 実家暮らしの手帖
        • ちいさな秋にさよならを - 実家暮らしの手帖

          午前中、町民文化祭に参加する女性コーラスの舞台リハーサルが無事終了。昨夜の甘い作戦が功を奏し、すんでのところで風邪っぴきを免れた。 20年前、母が音楽好きの仲間と一緒に作った女性だけの小さな合唱団。今では平均年齢が軽く70歳を超えたこのサークルに、最年少メンバーとして加わってはや5年。合唱なんてそれまでこれっぽっちも興味なかったのに、まるで狐に摘まれたような気分。なのにいつの間にかロングスカートと白ブラウスの衣装にすっかり馴染んでしまった自分が不思議。 今回歌うのは「ちいさい秋みつけた」と「ふるさとは今もかわらず」のふたつ。 選曲はいつも旋律が綺麗で聴き覚えのあるものばかり。無理に難しい組曲などには背伸びせず、易しい曲をどこまでも丁寧に歌うこの合唱団が好きだ。 午後、昨日果たせなかった用を足すため相変わらず雨が降ったり晴れたりが忙しい秋空を潜って車を走らせる。 帰り道、せっかちの私の足を止

            ちいさな秋にさよならを - 実家暮らしの手帖
          • 「かもしれない思考」のススメ - 実家暮らしの手帖

            こんにちは、ぐりです。 タイトルに「ススメ」とありますが、諭吉先生の啓発的「ススメ」のような立派なススメではなく、正確には『「かもしれない思考」の(まま)ススメ!』という、自身を鼓舞する応援歌のつもりで書きました。強いて言えば「およげたいやきくん」の勇気と無謀に近しい心情です。 この一文から人生の重要なヒントが何か透けて見えてくるかもしれないし、そんなのあるわけないじゃん、かもしれません。 20年ほど前、大学を卒業したばかりの私はそろそろ自分専用の実印を作ろうと、近所のお宅に出入りしていた「占いのできる印鑑屋」さんに開運判子の作成をお願いしたところ、その日が初対面だった印鑑屋さんが私の知らない私の全てを鑑定しながら「あれ、おかしいな。いや…うん。でもおかしいな」と何度も首を傾げていうには「いやあなたのね、旦那さんの相がいくら探しても見えないんですよ」 …はあ、それはつまり…そういうことです

              「かもしれない思考」のススメ - 実家暮らしの手帖
            • お好み焼きのヘラで作る、せっかちな卵焼き - 実家暮らしの手帖

              雲ひとつない澄み切った青空 足跡ひとつない広大な雪原 汚れひとつ知らない天使のような新生児 翳ひとつない鏡のような月夜の湖 そして 焦げ目ひとつないふわふわの黄色い卵焼き さういふものを わたしはたべたい こんにちは、ぐりです。 年の離れた妹は小さい頃から甘い卵焼きが大好きで、毎日まいにち飽きもせず喜んで食べてくれたので、せっかちでめんどくさがりの私も、毎日まいにち作っているうちに完成した10年越しの「焼き方」です。 使う道具はフライ返しに非ず。お好み焼きのヘラ(コテ)が私の手のひらとおうちの卵焼き器に見事にジャストフィット。表面なめらか、中身ふわとろ。 こっくりとした真黄色の卵焼きができると我ながら妙に嬉しい。 たまご、卵、玉子。 それにしても文字にするだけ、言葉にするだけでこんなにもキュンキュンする、可愛くて美味しくて魅力的な食べ物が他にあるだろうか(いいやない) 卵は可愛い爆弾だ。

                お好み焼きのヘラで作る、せっかちな卵焼き - 実家暮らしの手帖
              • 幸福の黄色いお供たち - 実家暮らしの手帖

                こんにちは、ぐりです。 この世に色味は数あれど、真白なごはんに幸せ添える 小さなお供の力や偉大。 たまご色の満月を想い描いて、吉兆を招く土曜日の食卓 鳥の巣感が否めない大胆な構図 今夜はハードボイルドじゃなく とろとろのきみと絡みたい 遅れてきたハロウィン🎃砂糖醤油に絡めたかぼちゃ団子

                  幸福の黄色いお供たち - 実家暮らしの手帖
                • 侘び寂びの女たち - 実家暮らしの手帖

                  コーラス本番当日。 朝、いつも通りのルーティンをこなし、いざ会場へ。相変わらず優柔不断な空模様だが思ったより気温は高く穏やかな風の通りが心地よい。 まぐれ当たりのルーレットみたいな晴れ間が辺りを一瞬をかすめて、常緑樹と紅葉のコントラストが寂びた背景に映えてしみじみ美しい。 午後3時半 ステージ終了。 女盛りをとうに過ぎたメンバーによる「身の丈に合った」歌声もまた、不断の努力と心を一にした一瞬の輝きをもって、幾らかの心ある聴衆の耳に静かな侘び寂びの旨みを届けたに違いない。 雨の切れ間のわびさび🍁 雨けぶりし遠目に見れば、水もしたたる好い建物に見えなくもない

                    侘び寂びの女たち - 実家暮らしの手帖
                  • プロフェッショナルな野暮と洗練〜『六花亭』の甘味たち - 実家暮らしの手帖

                    冷たい雨の降りしきる中、午後から父の囲碁仲間が来るというのでお茶請けに六花亭の季節菓子「新米大福」を用意して待つ。 こんなアンニュイな気分を誘う日には家にこもって静かに晴耕雨読と行きたいところだが、毎日のおうちごはんを預かる身にとって、週末の買い出しは兎にも角にも翌週の兵糧を確保するための最優先事項である。腹が減っては読書もできぬ。私は優雅な有閑マダムのアンニュイを諦め、慌ただしくコンパクトカーのコックピットに乗り込んで、家から40分ほど北の先にある「本日5%サービスデー」の大型スーパーを目指して激しい雨飛沫のあがるアスファルトをささやかなスペックのエンジンを全開に駆け抜けた。 助手席にひとつ、六花亭のこし餡もなか「ひとつ鍋」を携えて。 六花亭「新米大福」と「ひとつ鍋」 こんにちは、ぐりです。 普段あまり甘いものを口にしない私ですが、六花亭のお菓子だけは時々無性に恋しくなります。高校時代は

                      プロフェッショナルな野暮と洗練〜『六花亭』の甘味たち - 実家暮らしの手帖
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